ヨブの根本的な信仰に倣おう 万代栄嗣

2019年4月1日12時13分 コラムニスト : 万代栄嗣 印刷
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主はサタンに仰せられた。「おまえはわたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいないのだが。」サタンは主に答えて言った。「・・・彼のすべての持ち物を打ってください。彼はきっと、あなたに向かってのろうに違いありません。」・・・使いがヨブのところに来て言った。・・・「あなたのご子息や娘さんたちは・・・死なれました。」・・・ヨブは・・・地にひれ伏して礼拝し、「・・・主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」ヨブはこのようになっても罪を犯さず、神に愚痴をこぼさなかった。(ヨブ記1:8~22)

私たちの命はいつか必ずこの地上から離れる時が来ます。でもその時まで、私たちが喜びを持って元気でいられるように、主は病の癒やしや、さまざまな恵みを与えてくださる恵みの神であることを心から感謝します。

今日のヨブは、旧約聖書の登場人物の中でも特徴ある人物です。この1章に彼の生きざまや信仰の要約となるものが記されています。特にこの章の最後の言葉から、この春の歩みを恵まれたものとするためのポイントを押さえておきましょう。

1. サタンのような考え方を持たない

ここでヨブの正しさを見せかけだと告げ口をした悪魔、サタンのような考え方を決して持ってはなりません。それは、祝福された人々を見ると、なぜか嫉妬し、邪推する悪に染まった歪んだ心です。サタンは人の心に歪んだ思いや悪を植え付け、神に敵対させようする存在です。私たちは喜ぶ者とは共に喜ぼうではありませんか。

悪を行うことや罪深い考えに染まるように、そそのかしたり、誘惑するサタンの働きがあります。そういったものに関わらないようにしましょう。サタンには誘惑されず、影響を受けません、悪に染まることをしません、と神によって私たちの心が清められ保たれることを願いましょう。

2. 神をご都合主義の神にしない

神を信じ、クリスチャンになれば、何もかもがバラ色で、良いことしか起こらないというのは極端すぎます。神を単に御利益主義の神に終わらせないようにしましょう。試練、苦しみ、悲しみを感じることが起こっても、私たちを愛し、信頼し、導いてくださる神がおられることを忘れないことです。

神は私たちに、最大の贈り物として自由意思を与え、自由に決断する権利まで委ねてくださいました。自由がある以上、不都合が起こることは避けられません。しかし、自由意思を与えても神と向き合う者となると期待されていることを感謝しましょう。

3. 幸せの基準をいのちそのものに置く

形ある財産や目に見える物に幸せの根拠を置かないことです。私といういのちがこの地上に与えられ、このいのちを生き、また神の元へ帰って行くことができるという、この根本を素直に喜ぶ者になりましょう。

完璧な健康や財産に幸せの根拠を置くと、ちょっとしたことですぐに不幸になります。しかし私たちのいのちは、主が与えられ取られるにすぎないのです。裸で生まれ、最後は裸で神の元に帰って行く。だから、いのちが与えられているということを神からの恵みとして感謝し、そこに幸せの基準を置く、究極の謙(へりくだ)りを忘れない器となりましょう。

この後もヨブは、最後までこの姿勢を失わず、神から2倍の祝福を受けます。彼の生き方が教える、与えられたいのちに感謝するという究極の謙りの根本的な信仰に倣い、幸せな春の日々としましょう。

万代栄嗣

万代栄嗣(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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