Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 全般
気候変動・環境問題

ローマ教皇、回勅「ラウダート・シ」発表 環境問題で回心呼び掛け 正教会・WCC・聖公会・ローザンヌも歓迎

2015年6月19日21時45分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:フランシスコ(ローマ教皇)正教会世界教会協議会(WCC)聖公会ローマ教皇バルソロメオス1世オラフ・フィクセ・トヴェイトアングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)ローザンヌ運動ラウダート・シ
ローマ教皇、回勅「ラウダート・シ」発表 環境問題で回心呼び掛け 正教会・WCC・聖公会も歓迎+
ローマ教皇フランシスコ(写真:Korea.net / Jeon Han)

ローマ教皇フランシスコは18日、回勅「ラウダート・シ」を発表した。バチカン放送局が同日報じた。

教皇はこの回勅を通して、地球はわれわれの家であるとして、地球が上げている叫びに耳を傾け、皆の共通の家を保全し、責任をもってその美しさを守るために「方向性を変えていく」よう、「環境的回心」を呼び掛けている(日本語要旨はこちら)。

回勅の表題である「ラウダート・シ」は、アッシジの聖フランシスコの「太陽の賛歌」の中の言葉「ラウダート・シ、ミ・シニョーレ」(「私の主よ、あなたはたたえられますように」の意)から取られている。アッシジの聖フランシスコはこの賛歌の中で、太陽や月、星、風、水、大地など、神がつくられた全てのものを通して神を賛美している。

回勅は、以下のように、序章とそれに続く6つの章からなる。

序章「私の主よ、あなたはたたえられますように」
1章「私たちの家で起こっていること」
2章「創造の福音」
3章「環境危機の人間的原因」
4章「統合的エコロジー」
5章「いくつかの方向性と行動」
6章「環境的教育と霊性」

教皇はこの回勅で、環境問題に関する最新の科学的研究を踏まえ、気候変動や水問題、生物学的多様性の保護、環境的負債など、現在の環境危機のさまざまな様相を見つめている。(1章)

そして、聖書を通して、ユダヤ教およびキリスト教的伝統の視点から、自然に対する人類の責任、全ての創造物の間にある親密な関わり、皆の共通の財産としての環境について考えている。(2章)

さらに、現在の環境危機の原因を、哲学や人間科学との対話のうちに分析し、テクノロジーや人間中心主義の弊害、また人間の労働や遺伝子組み換えの問題にも言及している。(3章)

その上で、この世界における人類の位置と、それを取り巻く現実を包括した「統合的なエコロジー」を提案。環境・自然を、経済や政治、文化、日常生活という、人類が生きるさまざまな分野に密接に関わるものと認識し、環境問題と社会・人間問題を切り離すことのできないものとして提示している。(4章)

人類に何ができるか、また何をすべきか、という問いに対し、教皇は、社会や経済、政治のあらゆるレベルにおける誠実で透明性のある対話を提案。いかなるプロジェクトも、それが責任ある良心によって生かされていないならば、決して効果的にはなり得ないと指摘している。(5章)

「環境的回心」のために、教育と育成の重要性を強調。文化的危機の根源は深く、習慣を改めることは容易ではないが、そのために全ての教育環境を巻き込んだ歩みが重要になるとしている。その上で、違う生活スタイルの選択によって、政治や経済、社会に健全な影響を与えるとともに、小さな日常の態度、簡素な生活から、世界に対する責任と、弱い人々への配慮を持った「統合的なエコロジー」を目指すよう招いている。(6章)

そして教皇は、「創造主であり父である神」を信じる全ての人々と、キリスト教徒に向けた2つの祈りをもって、この回勅を締めくくっている。

この回勅を受けて、世界教会協議会(WCC)は18日、回勅を歓迎する意向を発表。「今こそ人間としての私たち共通の責任と、必要な変革をする用意がある人たちを教会として支えるべき在り方に焦点を当てる時だ」と、WCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事は述べた。

トヴェイト総幹事はまた、「この回勅は、これらが私たちのキリスト教信仰の中心にある問題であること、そして私たちキリスト教徒が、共通の未来を気遣う全ての人々と共にある教会として、正義と平和の問題としてそれらに取り組むべきであること、を全ての人々に証明している」と付け加えた。

また、東方正教会のコンスタンディヌーポリ総主教バルソロメオス1世も、米タイム誌(電子版)の18日付の記事で、共通の関心と共通のビジョンを共有していることは真の恵みだとして、この回勅を積極的に評価した。

聖公会のアングリカン・コミュニオン環境ネットワーク議長であるタボ・マクゴバ大主教(南アフリカ・ケープタウン)も、信仰者は急速な気候変動によってもたらされている危機が持つ道徳的・霊的な要素に焦点を当てる必要があるとして、この回勅を歓迎した。アングリカン・コミュニオン・ニュース・サービス(ACNS)が18日に伝えた。

さらに、プロテスタントの福音派を代表するローザンヌ運動の一部である「ローザンヌ被造物保護・ネットワーク」(LCCN)も、気候変動に関する教皇の関心に賛同し、この回勅に期待と感謝を表していると発表した。

回勅は、ローマ教皇が全世界の司教や信者に宛てて出す公文書で、教皇が出す文書の中では最も重要な文書。教皇フランシスコによる回勅は、2013年6月に発表された「ルーメン・フィディ」(邦題:信仰の光)に続いて2つ目。

関連タグ:フランシスコ(ローマ教皇)正教会世界教会協議会(WCC)聖公会ローマ教皇バルソロメオス1世オラフ・フィクセ・トヴェイトアングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)ローザンヌ運動ラウダート・シ
  • ツイート

関連記事

  • カトリック大磯教会庭に太陽光パネル 広がる市民発電の中で教会ができることとは?

  • バルソロメオス1世、貧困撲滅・環境保護などで東西教会の協力語る

  • 教皇フランシスコの新著『回勅 信仰の光』(日本語訳)、来月6日発売

  • 教皇フランシスコが初の回勅「信仰の光」

  • 世界教会協議会スタッフのグイレルモ・ケルバー博士、レントで「気候に関する正義へ改心を」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.