Skip to main content
2022年5月25日23時56分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 全般
環境問題

ローマ教皇、回勅「ラウダート・シ」発表 環境問題で回心呼び掛け 正教会・WCC・聖公会・ローザンヌも歓迎

2015年6月19日21時45分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:フランシスコ(ローマ教皇)正教会世界教会協議会(WCC)聖公会ローマ教皇バルソロメオス1世オラフ・フィクセ・トヴェイトアングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)ローザンヌ運動ラウダート・シ
ローマ教皇、回勅「ラウダート・シ」発表 環境問題で回心呼び掛け 正教会・WCC・聖公会も歓迎+
ローマ教皇フランシスコ(写真:Korea.net / Jeon Han)

ローマ教皇フランシスコは18日、回勅「ラウダート・シ」を発表した。バチカン放送局が同日報じた。

教皇はこの回勅を通して、地球はわれわれの家であるとして、地球が上げている叫びに耳を傾け、皆の共通の家を保全し、責任をもってその美しさを守るために「方向性を変えていく」よう、「環境的回心」を呼び掛けている(日本語要旨はこちら)。

回勅の表題である「ラウダート・シ」は、アッシジの聖フランシスコの「太陽の賛歌」の中の言葉「ラウダート・シ、ミ・シニョーレ」(「私の主よ、あなたはたたえられますように」の意)から取られている。アッシジの聖フランシスコはこの賛歌の中で、太陽や月、星、風、水、大地など、神がつくられた全てのものを通して神を賛美している。

回勅は、以下のように、序章とそれに続く6つの章からなる。

序章「私の主よ、あなたはたたえられますように」
1章「私たちの家で起こっていること」
2章「創造の福音」
3章「環境危機の人間的原因」
4章「統合的エコロジー」
5章「いくつかの方向性と行動」
6章「環境的教育と霊性」

教皇はこの回勅で、環境問題に関する最新の科学的研究を踏まえ、気候変動や水問題、生物学的多様性の保護、環境的負債など、現在の環境危機のさまざまな様相を見つめている。(1章)

そして、聖書を通して、ユダヤ教およびキリスト教的伝統の視点から、自然に対する人類の責任、全ての創造物の間にある親密な関わり、皆の共通の財産としての環境について考えている。(2章)

さらに、現在の環境危機の原因を、哲学や人間科学との対話のうちに分析し、テクノロジーや人間中心主義の弊害、また人間の労働や遺伝子組み換えの問題にも言及している。(3章)

その上で、この世界における人類の位置と、それを取り巻く現実を包括した「統合的なエコロジー」を提案。環境・自然を、経済や政治、文化、日常生活という、人類が生きるさまざまな分野に密接に関わるものと認識し、環境問題と社会・人間問題を切り離すことのできないものとして提示している。(4章)

人類に何ができるか、また何をすべきか、という問いに対し、教皇は、社会や経済、政治のあらゆるレベルにおける誠実で透明性のある対話を提案。いかなるプロジェクトも、それが責任ある良心によって生かされていないならば、決して効果的にはなり得ないと指摘している。(5章)

「環境的回心」のために、教育と育成の重要性を強調。文化的危機の根源は深く、習慣を改めることは容易ではないが、そのために全ての教育環境を巻き込んだ歩みが重要になるとしている。その上で、違う生活スタイルの選択によって、政治や経済、社会に健全な影響を与えるとともに、小さな日常の態度、簡素な生活から、世界に対する責任と、弱い人々への配慮を持った「統合的なエコロジー」を目指すよう招いている。(6章)

そして教皇は、「創造主であり父である神」を信じる全ての人々と、キリスト教徒に向けた2つの祈りをもって、この回勅を締めくくっている。

この回勅を受けて、世界教会協議会(WCC)は18日、回勅を歓迎する意向を発表。「今こそ人間としての私たち共通の責任と、必要な変革をする用意がある人たちを教会として支えるべき在り方に焦点を当てる時だ」と、WCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事は述べた。

トヴェイト総幹事はまた、「この回勅は、これらが私たちのキリスト教信仰の中心にある問題であること、そして私たちキリスト教徒が、共通の未来を気遣う全ての人々と共にある教会として、正義と平和の問題としてそれらに取り組むべきであること、を全ての人々に証明している」と付け加えた。

また、東方正教会のコンスタンディヌーポリ総主教バルソロメオス1世も、米タイム誌(電子版)の18日付の記事で、共通の関心と共通のビジョンを共有していることは真の恵みだとして、この回勅を積極的に評価した。

聖公会のアングリカン・コミュニオン環境ネットワーク議長であるタボ・マクゴバ大主教(南アフリカ・ケープタウン)も、信仰者は急速な気候変動によってもたらされている危機が持つ道徳的・霊的な要素に焦点を当てる必要があるとして、この回勅を歓迎した。アングリカン・コミュニオン・ニュース・サービス(ACNS)が18日に伝えた。

さらに、プロテスタントの福音派を代表するローザンヌ運動の一部である「ローザンヌ被造物保護・ネットワーク」(LCCN)も、気候変動に関する教皇の関心に賛同し、この回勅に期待と感謝を表していると発表した。

回勅は、ローマ教皇が全世界の司教や信者に宛てて出す公文書で、教皇が出す文書の中では最も重要な文書。教皇フランシスコによる回勅は、2013年6月に発表された「ルーメン・フィディ」(邦題:信仰の光)に続いて2つ目。

関連タグ:フランシスコ(ローマ教皇)正教会世界教会協議会(WCC)聖公会ローマ教皇バルソロメオス1世オラフ・フィクセ・トヴェイトアングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)ローザンヌ運動ラウダート・シ
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • カトリック大磯教会庭に太陽光パネル 広がる市民発電の中で教会ができることとは?

  • バルソロメオス1世、貧困撲滅・環境保護などで東西教会の協力語る

  • 教皇フランシスコの新著『回勅 信仰の光』(日本語訳)、来月6日発売

  • 教皇フランシスコが初の回勅「信仰の光」

  • 世界教会協議会スタッフのグイレルモ・ケルバー博士、レントで「気候に関する正義へ改心を」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • カンタベリー大主教、カナダ寄宿学校の先住民虐待問題で謝罪

  • アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張

  • ルカ福音書を読む(8)「ナザレでの宣教」―イザヤ書の朗読を通して― 臼田宣弘

  • 破顔一笑で一生幸せ 安食弘幸

  • 世界宣教祈祷課題(5月25日):スリランカ

  • しっかりと韻を踏んだスカイアクション大作の続編にして贖罪の物語!「トップガン マーヴェリック」

  • 菊地功・東京大司教が新型コロナウイルスに感染 教区が発表

  • イランのクリスチャン男性、「家の教会」運営で禁錮10年の判決

  • 燃えない症候群 佐々木満男

  • アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張

  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(147)献身的な信仰者を求める日本社会(3)広田信也

  • ニューヨーク便り(4)日常に「ゴールデンルール」があるニューヨーク

  • 燃えない症候群 佐々木満男

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 小塩節・フェリス女学院元理事長死去 ドイツ文学者、キリスト教功労者

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • シンガー・ソングライター、牧師の小坂忠さん死去 73歳

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 16歳の高校生、洗礼受けた数時間後に銃弾受け死亡 米フロリダ州

  • 世界最高齢の田中カ子さん死去、119歳 戦後クリスチャンに 教会で幼稚園開設

  • 「悪」はいかに伝染するか 「心の闇」描くサイコサスペンス映画「死刑にいたる病」

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 米教会で銃乱射事件、1人死亡5人重軽傷 教会員らが容疑者取り押さえ

編集部のお勧め

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • 「妥協しない」テーマに ジーザス・レインズ、終戦記念日の8月15日開催へ

  • 「必ず日本にリバイバルは起こる」 首都圏イースター、高木康俊牧師がメッセージ

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.