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刑務所伝道シリーズクリスマス

刑務所伝道シリーズ(3)クリスマス・キャロルに心打たれた夜 深山孝さん

2014年12月3日21時07分
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関連タグ:刑務所伝道ミニストリー進藤龍也「罪人の友」主イエス・キリスト教会
刑務所伝道シリーズ(3)クリスマス・キャロルに心打たれた夜 深山孝さん+
「罪人の友 主イエス・キリスト教会」の進藤龍也牧師(右)と深山孝さん。今は音楽奉仕も喜びの一つとなった。

「罪人の友 主イエス・キリスト教会」の賛美は、雄々しく、たくましく、力がある。全国から集まる信徒たちで溢れ返る会堂は、間もなく立ち退きを迫られている。そのための祈りを一人ひとりがささげ、主の手のうちにある計画に皆が従う構えだ。不安こそあるが、「主の計画は常に最良」と信じる姿勢は変わらない。その賛美の中で特に際立っているベースの音色。奏でているのは、プロベーシストの深山孝さん。イエスによって、大きく人生を変えられた一人だ。

埼玉県大宮市で生まれ育った深山さん。地元の公立小学校を卒業後、いわゆる「ミッション系」の私立中学校へ。「あまりにも悪過ぎて、両親がこの学校に入れたって感じでしたね。今になってみれば、親のありがたさ、苦労も分かりますが、当時は父親は経営する会社の仕事で忙しく、母親も同じように忙しかった。恐らく、経済的には恵まれていたのだと思いますが、高価なものを食べに行くより、父親と一緒にキャッチボールがしたかった」と当時のことを思い返す。

中学校に入り、壮絶ないじめに遭う。そんな時、居心地のよい場所を探し続け、たどり着いた場所が暴走族だった。彼らは自分を受け入れ、裏切らない仲間のように思えた。けんか、盗み、シンナー・・・。「悪いことはほとんどやった」と話す。そうしているうちに地元では文字通り「札付き」のワルに。しかし、同時期に深山さんがのめり込んでいったものの一つが音楽だった。ギターを弾いていると、嫌なことも忘れられた。どこへぶつけていいか分からない怒りも、ギターに触れていればいつの間にか収まっていった。しかし、学校で話される聖書の話、賛美歌は真面目に聞いたことはなかったという。

ある日、暴走族の仲間といつものように暴走行為をしているときに、交通事故に遭ってしまう。たまたま入院していた病院の隣のベッドにいた男性に誘われ、高校卒業後、自衛隊へ。陸上自衛隊に配属され、卒業後4年間勤務。しかし、音楽の仕事をする夢を諦めきれず、22歳で除隊。メジャーデビューを目指して、音楽活動に励む。

26歳でメジャーデビュー。CMソングを手掛けたり、有名アーティストとも共演した。しかし、人気はすぐに陰りを見せる。28歳になったころには、うつ病を発症。覚せい剤にも手を染めるようになる。自分自身でも使用し、覚せい剤中毒に。覚せい剤だけではなく、ありとあらゆる薬物を使用。さらに売人にもなり、多くの暴力団とも関係を持つようになった。売人仲間が警察に捕まるばかりか、自殺したり、殺されたり、行方不明になっている中、「自分だけは捕まらない」と売人を続けていた。

30歳代半ばで悪性リンパ腫を発症。生死の境をさまようことになる。薬物中毒だった深山さんは、数度にわたる手術でもなかなか麻酔が効かなかった。医師にも「クスリ、やってるね?」と問われ、正直に「はい」と答えたという。入院中、「自分は結局、何のために生まれてきたんだろう?」と何度となく考え、「人生がばからしくなった」という。

「入院中、忘れもしないことが起きたんですよ。クリスマスイブの日に、いつものように天井を見上げていたら、外からクリスマスの賛美歌が聞こえてきたんですよね。小さな子どもたちがロウソクを手に持って、僕ら入院患者のために寒い中、歌ってくれていたんですね。自然と涙が出てきましたね。もしかしたら、あの時から、いや、もっと前ですね。中学校に入ったときも聖書の言葉をたくさん聞いていたはずなんですよね、僕は。あの時からイエス様は僕を呼んでいらしたのだと思います」とその時の感動を話した。

生死の境をさまよったものの、奇跡的に回復。その後は「自分のためではなく、人のために音楽を作ろう」と活動を始める。ダウン症の子どもたちを持つ親の会に楽曲を提供したり、ボランティアで障がい者の支援も始めた。ユーチューブにもアップされ、多くの人々の感動を呼んだ。「音楽を通して、人に勇気を与えたい。音楽の力を信じたい」と強く思った。

しかし、再び深山さんを不幸が襲う。障がい者福祉事業をしようと、知人と共に事業の計画をしていた矢先、裏切られ、全財産を失うことになる。自暴自棄になり、何もかも嫌になった。「自殺も真剣に考えました」と当時を振り返る。「どうせ死ぬなら・・・」とインターネットで「自殺」「薬物」などをキーワードに検索していくと、なぜか出てくる「進藤龍也」という人物。「何度やっても出てくるので、そのうち、ちょっと興味が出てきて、進藤先生の説教をユーチューブで見てみたり、本を読んでみたりしました。教会が埼玉県にあることを知って、『死ぬ前にメールででも連絡して、行ってみるか』とメールしてみました」という。

初めて来た「罪人の友 主イエス・キリスト教会」。パワフルな賛美と進藤牧師の熱い説教に、心が熱くなった。「これだ!!」とすぐに思った。2012年に受洗。毎週の礼拝では喜んで奏楽の奉仕も行っている。現在は、同教会内で音楽教室を主宰。ギター、ベース、ドラム、作曲、音楽理論なども教えている。教室は週に1回、1カ月の月謝は5000円。周囲の教室から比べると、破格の月謝だ。

「昔は、簡単に数百万くらい稼げました。自分のためにやっていた音楽から、人のためにやる音楽へ。そして、今は神様のために音楽をやろうと変えられました。私は、クリスチャン・アーティストとして、これから恥じないような生き方をしていきたいのです」と深山さんは言う。

今日も深山さんが弾くひとつひとつの弦が、主を賛美する。何度となく招かれていた深山さん。それに応えることができた喜びを音楽で表現している。深山さんの音楽教室では、現在、生徒募集中。詳細はメール([email protected])で問い合わせを。

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関連タグ:刑務所伝道ミニストリー進藤龍也「罪人の友」主イエス・キリスト教会
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