論説・コラム
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なにゆえキリストの道なのか(143)死後の世界はどんなものか 正木弥
昔からかなりの人々が「死んだら無になる」と漠然と考えてきました。しかし、それはどこに根拠があるのでしょうか。肉体は崩れ、小さく小さく分解して結局元素にまで分解するのですが、その分解により魂まで機能停止し、霧消してしまう、と考えるようです。
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のりぼと神様(7)天のオーロラ 星野ひかり
「おかえりなさい。分かりかけた?イエス様がなぜお生まれになったか」。そう聞いたのは確かにルビーでした。のりぼは白い繭(まゆ)でできた洞窟に寝ころんでいました。繭は金色に輝いて、ところどころにスミレのような花をつけています。
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主は生きておられる(54)あいさつ 平林けい子
朝、目が覚める。イエス様、おはようございます。朝よ、おはよう。夜の次は朝。当たり前なのに、当たり前ではない。年を重ねて、深い思いをこめて、朝よ、おはよう、昼よ、こんにちは、夜よ、こんばんは、とあいさつする。
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日本人に寄り添う福音宣教の扉(46)視座を低くされる恵み 広田信也
人は、成長の過程で少しずつ自分の視座を高くすることを学んでいく。幼いころは、見たり聞いたりしたことをそのまま受け入れるが、経験を積むに従い、物事の背後にある社会の構造や歴史の背景、人の心の動きなどにも配慮できるようになる。
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異邦人の中で輝く光となる 穂森幸一(105)
ある会社にお茶くみ要員と揶揄(やゆ)される女子社員がいました。彼女の仕事は会社にお客さんが来たら、お茶を入れるとか、コピーをとる、あるいは簡単な事務処理をするということでした。営業や企画などには関わっていませんでした。
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ヘボンと日本語訳聖書誕生の物語(4)ヘボン先生、こんにちわ!
成仏寺に外国人が来たといううわさはすぐに広がった。日課としている朝の散歩に出れば、通りがかりの家で犬がワンワン吠えつき、子どもたちは珍しいものでも見るように騒ぎ立てた。彼らは後について歩き、中には石をぶつける子もいた。
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日本宣教論(65)従来のキリスト教と聖書観 後藤牧人
これまでに戦争責任、天皇制、神道イデオロギーなどについて簡単に述べてきたが、問題は日本の側だけにあるのではなく、数百年というスパンで考えれば、問題はむしろ欧米のキリスト教国の側に多くあったことを発見した。
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百人一読―偉人と聖書の出会いから―(94)マハトマ・ガンディー 篠原元
世界中の多くの人に知られている、有名なガンディー。1869年10月に英国領インドで生まれ、弁護士、政治指導者として活躍。英国からインドが独立するための運動を導いた彼は、インド独立の父と呼ばれています。よく知られるのは、非暴力、不服従の提唱です。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(46)フニン地方での聖書翻訳 浜島敏
カンデラリア・カマルゴは聖書翻訳者と呼ぶにはちょっとふさわしくないかもしれません。ただ、その地方に数多くいた典型的なクリスチャンの1人で、自分の母語で書かれた聖書が欲しいという強い願いを持っていました。
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主キリストの恵み・奥義の中を生きる 万代栄嗣
教会の中には、この世の中や社会の法則や論理とは違う、ここにしかない特別な命と特別な原理原則が存在しています。それは、単なる金もうけの損得勘定や、好き嫌い、人の注目度や話題性ではなく、神から与えられた命や聖書のお言葉に基づくものです。
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英語お宝情報(28)子どもの効果的英語学習法・その2 木下和好
子どもの英語を母国語レベルに引き上げるための一番良い、また確実な方法は、9歳以下の時に毎日最低1時間、英語だけの環境の中で生活させることであるが、普通の日本人の家庭に生まれ、日本国内で育つ子どもたちには、そのような環境提供は難しい。
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牧師の小窓(131)C・S・ルイスの思想について・その5 福江等
私たちは何かと気忙しい生活をしており、さまざまなストレスを抱え、心配が絶えません。その日のうちにしておくべきリストを作り、それらをやり上げることに懸命になります。いつも時間が足りません。
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聖書をメガネに 編集会議を中心に、さらに底に徹した歩みを求めて(3)新聞倫理綱領を学ぶ
2014年4月からクリスチャントゥデイで実際の働きを始めるに当たって、2つのことを自覚しました。1つは、20代で地域教会の説教牧会に従事すると同時に、神学教育機関で教え始める、表面的には二足の草鞋を履く状態の中で覚悟し決定した道の再確認です。
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福音の回復(60)逆さまに見ている? 三谷和司
あなたは、自分が物事を逆さまに見ていることを知っているだろうか。誰もが、物事を逆さまに見ている。というより、逆さまに見える眼鏡を掛けさせられている。そして、逆さまに見える世界が正しい世界だと思い込んでいる。
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なにゆえキリストの道なのか(142)人は神と関係なく生きてもいい? 正木弥
正しいと見える人も、その心の内実はやはり汚いもの・悪いものなどがないとはいえません。正しい人と思われていた人たちの思いがけない告白を聞く機会があれば、彼らも人間であってやはり罪人であることがよく分かります。
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のりぼと神様(6)まぶねの中に 星野ひかり
病室で朝を迎えました。6時のラジオ体操の音楽が、フロアから流れてきます。のりぼはのっそりと起きだして、歯磨きセットを持って病室を出ました。フロアに行くと、ぽつりぽつりと何人かがラジオ体操をしています。その中におばさんもいました。
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主は生きておられる(53)涙の一粒 平林けい子
幼いころ、友達とけんかして流した涙。青春のころ、恋に破れて流した涙。生活の中で、もう生きられないと流した涙。病の中で、苦しみ、痛みに流した涙。イエス様は、涙の一粒一粒を祝福の一粒一粒に変えてくださる。
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温故知神―福音は東方世界へ(97)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本42 川口一彦
中央アジアのバルクより中国の都長安に来た景教徒の伊斯は、信仰者として立派に生き、与えられた賜物の武術や芸能が生かされ、唐の皇室に招かれるや高く評価される人物でもありました。
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FINE ROAD(74)イスラエルの旅シリーズ11 グレート・シナゴーグ 西村晴道
テルアビブのグレート・シナゴーグは、1922年に Yehuda Magidovitch によって設計され、1926年に完成。1970年に改装され、新しいアーチ状の外観を備えている。ディゼンゴフ広場周辺は世界遺産の「白い街」、緑に囲まれた白い家並みを見ながら歩く。
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百人一読―偉人と聖書の出会いから―(93)原敬 篠原元
日本の第19代首相、原敬。1856(安政3)年3月に現岩手県で生まれ、1918年から21年に内閣総理大臣を務めました。外務次官、逓信大臣、内務大臣などを歴任し、卓越した政治力を持っていた人物でした。
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