Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 北米

説教でトランプ米大統領に不法移民らへの「慈悲」求めた聖公会主教、説教の意図語る

2025年1月27日16時32分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ドナルド・トランプ米国聖公会LGBT移民米国
説教でトランプ米大統領に不法移民らへの「慈悲」求めた聖公会主教、説教の意図語る+
ドナルド・トランプ米大統領らが出席して行われた「国家祈祷礼拝」で説教を行う米国聖公会ワシントン教区のマリアン・エドガー・バッディ主教=21日、ワシントン大聖堂で(写真:同大聖堂のフェイスブックより)

米国聖公会ワシントン教区のマリアン・エドガー・バッディ主教(65)は22日、米ABC系のテレビ番組「ザ・ビュー」(英語)に出演し、就任したばかりのドナルド・トランプ大統領に対し、説教の中でLGBT(性的少数者)や不法移民の人々に「慈悲」を示すよう求めたことについて語った。

バッディ主教は21日、トランプ氏も出席してワシントン大聖堂で行われた「国家祈祷礼拝」(英語)で説教を行い、「団結」について語った。一方、LGBTや不法移民の人々が「恐怖を感じている」と述べ、トランプ氏の政策を間接的に批判。全米的な論争を引き起こした。

バッディ主教は説教の終盤に、「大統領、最後のお願いをさせてください」と呼びかけ、「今、恐怖を感じているわが国の人々に慈悲を示してください」と求めた。その中には、「民主党、共和党、無所属の家庭にいるゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの子どもたち」が含まれるとし、彼らの中には命の危険を感じている人もいると語った。

また、不法移民についても触れ、次のように話した。

「私たちの農作物を収穫し、オフィスビルを清掃し、養鶏場や食肉加工場で働き、レストランで私たちが食事をした後の皿を洗い、病院で夜勤をこなす人々。彼らは、正規の市民ではないかもしれないし、適切な書類を所持していないかもしれませんが、その大半は犯罪者ではありません」

この説教について、バッディ主教はザ・ビューの中で次のように語った。

「昨日の朝、私の果たすべき責任は、内省し、国民と共に団結を祈ることでした。私は、団結の基盤とは何かを考え、あらゆる人の名誉と尊厳の尊重、誠実さ、謙虚さを強調したいと思いました。また、団結には、ある程度の慈悲、思いやり、理解が必要だということをも理解しました。今、わが国では、多くの人々が本当に恐怖を感じています。そこで、団結のための礼拝という機会を用いて、誰もが尊厳を持って扱われる必要があり、慈悲深くなければならないと述べました。私は分断的で極端な考え方を打ち消そうとし、一般の人々が傷つけられている状況を打破しようとしたのです」

最前列に座ってこの説教を聞いていたトランプ氏とメラニア夫人、またその隣に座っていたJ・D・バンス副大統領とウーシャ夫人らは、説教の内容に明らかな反応を見せた。この点について尋ねられたバッディ主教は、彼らのボディーランゲージに焦点を当てることは避けたとして、次のように話した。

「私は説教をする際、人々の反応を読み取ろうとするのはとうの昔に諦めています。私は言いたいことが胸にあったので、それを彼らに委ねるほかありませんでした。つまり、私の言葉が何を意味するにせよ、彼らにそれを伝え、彼らが言うように、残りは神に委ねるしかありませんでした」

トランプ氏は礼拝後、この説教に強く反発し、自身のSNS「トゥルースソーシャル」への投稿(英語)で、バッディ主教を「急進左派の強硬なトランプ嫌い」だと非判。「われわれの国に入ってきて殺人を犯した多くの不法移民に言及しなかった」などと述べた。また、教会に政治を持ち込んだとして公の場で謝罪するように求めた。

トランプ氏の批判に対し、バッディ主教は現在の「軽蔑の文化」の一例だとして、次のように述べた。

「私たちは極めて政治的な状況にあります。私が警戒していることの一つに、私たちが生きている軽蔑の文化、即ち『人々が言っていることをすぐに最悪の解釈へと持っていってしまうこと』があります。私は、語られるべきだと感じた真実を、できる限り敬意と優しさを持って語ろうとしました。また、しばらく公の場では聞かれなかった他の意見も、話に取り入れようとしました」

バッディ主教はこの他、外国人の犯罪捜査などを行う移民関税執行局(ICE)の権限を拡大し、必要と判断された場合、従来保護されていた教会や学校、病院といった場所への同局職員の立ち入りを認めるとするトランプ氏の政策についても触れた。

バッディ主教は、教会が聖域としての機能を失っていくことを「心が痛む」と表現。法律に明記されていないものの、人々が安全を求める場所を尊重することは「不文律の政策」だと主張した。

「私たちの教派には、移民やその他の弱者層のニーズに応える教会がたくさんあります。今こそ、特別な配慮をもって、基本的人権が守られ、人々のニーズが満たされるようにしなければなりません」

「私は、トランプ氏と一対一で話す機会に招待されたことはありません。その機会があれば歓迎します。その機会がどう実現するかは分かりませんが、私は、トランプ氏や話を聞いている全ての人に、どのような人に対しても同じように敬意を払うことをお約束します」

進歩的な姿勢で知られるバッディ主教は2020年、同じく米国聖公会ワシントン教区に所属する聖ヨハネ教会の前で、聖書を手にして写真撮影を行ったトランプ氏を批判する寄稿(英語)を米ニューヨーク・タイムズ紙に掲載している。

当時は、白人警官が黒人男性のジョージ・フロイドさんの首を圧迫して死に至らしめた事件を受け、全米各地で抗議活動が行われていた。ホワイトハウス周辺にも抗議をする人々がいたが、トランプ氏が写真撮影のため聖ヨハネ教会に徒歩で向かった際、抗議者が強制的に排除されたとして、批判の声が上がっていた。バッディ主教もその一人で、寄稿ではトランプ氏が教会と聖書を政治目的のために利用したと主張。その行為に対し「憤慨」と「恐怖」を抱いたとし、「イエスの教えとは正反対」などと述べていた。

国家祈祷礼拝は、フランクリン・ルーズベルト大統領時代の1933年からワシントン大聖堂で続く伝統行事。新大統領が就任した後、政権間の平和的な権力委譲を記念する最初の礼拝として行われている。異宗教間の合同礼拝として行われ、礼拝中にはキリスト教やユダヤ教、イスラム教の伝統に従った祈りの呼びかけも行われる。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ドナルド・トランプ米国聖公会LGBT移民米国
  • ツイート

関連記事

  • 「私は米国を再び偉大にするために神に救われた」 トランプ氏が第47代米大統領に就任

  • トランプ米大統領の就任式で大衆伝道者のグラハム氏らが祈り、神の導きと守り求める

  • トランプ氏、次期政権の閣僚にメガチャーチの副牧師を指名

  • トランプ前米大統領の再選に対する米国内のキリスト教指導者9人の反応

  • トランプ、ハリス両氏は共にキリスト教徒としても宗教的とも見られていない 米世論調査

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ワールドミッションレポート(6月11日):キリスト教信仰が最も急速に成長している国々

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(230)聖書と考える「あなたを奪ったその日から」

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.