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米司教ら60人以上、中絶推進派の政治家らの聖体拝領をめぐる議論の延期を要請

2021年6月2日20時17分
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関連タグ:中絶米国カトリック司教協議会(USCCB)聖餐・聖体拝領ジョー・バイデンベネディクト16世(ローマ教皇)アメリカ
ローマ教皇フランシスコ、ジョー・バイデン+
ローマ教皇フランシスコと握手を交わすジョー・バイデン氏。バイデン氏は当時、バラク・オバマ政権下で副大統領を務めていた=2015年9月23日、ホワイトハウスで(写真:バイデン氏のインスタグラムより)

米国のカトリック司教ら60人以上が、米国カトリック司教協議会(USCCB)の議長宛てに書簡を送り、中絶推進派のカトリック政治家への聖体拝領に関する議論を延期するよう求めた。この問題は、ジョー・バイデン大統領がカトリック信者でありながら、カトリック教会が禁止する中絶を推進する施策を取っていることから注目が集まっている。

カトリック系ウェブサイト「ザ・ピラー」(英語)が入手したこの書簡は、5月初めにUSCCBのホセ・ゴメス議長(ロサンゼルス大司教)宛てに送られたもので、ウィルトン・グレゴリー枢機卿(ワシントン大司教)、ショーン・オマリー枢機卿(ボストン大司教)、ブレーズ・スーピッチ枢機卿(シカゴ大司教)ら、米カトリック教会の重鎮らが署名者として名を連ねている。同サイトによると、この書簡はワシントン大司教区の用紙を用いて送られたという。

USCCBは、米国内の司教や補佐司教、名誉司教、在米東方典礼カトリック教会の司教ら400人以上で構成されており、署名した約60人はUSCCB全体では少数派。6月16~18日にオンラインで開催される予定のUSCCBの総会では、中絶推進派のカトリック政治家らへの聖体拝領を認めないように勧告する文書案が採決されると見られており、書簡はその採決延期を求めるものだ。

USCCB議長のゴメス大司教は、バチカン(ローマ教皇庁)教理省長官のルイス・ラダリア枢機卿に宛てた3月30日付の書簡で、USCCBは文書案を採決する予定であることを伝えた。これに対し、ラダリア枢機卿は5月7日付の書簡でゴメス大司教に回答し、採決の前に、中絶推進派のカトリック政治家の聖体拝領に関する方針について、米国の司教らが国レベルで合意に至る必要があると伝えた。

司教ら約60人は書簡で、ラダリア枢機卿の回答に触れた上で、総会を対面で行えるようになるまでこの議論を延期するよう求めている。

「ラダリア枢機卿が掲げた、われわれの間で合意に達し、聖座(バチカン)と普遍的教会との一致を維持すべきだという高い基準は、現在のところ達成には程遠いといえます」

「今、教理省長官であるラダリア枢機卿からの2021年5月7日付の書簡を受け取った以上、われわれは謹んで、聖体の価値や聖座が取り上げる他の問題に関するすべての議論や委員会活動を、USCCBの全員が直に会うことができるようになるまで延期することを求めます」

その上で、「9月の行政委員会の前に、また他の会議や委員会活動がこの問題を引き継いでしまう前に、ラダリア枢機卿の書簡の内容を議論するために、司教が地域ごと、あるいは州ごとに直に集まること」を求めている。

米ワシントン・ポスト紙(英語)は、「USCCBのウォッチャーたちは、司教らの賛成票、すなわち中絶推進派のカトリック政治家には聖体拝領を拒否するという意見を期待している」と報じている。USCCBのウェブサイト(英語)では、総会で採決されるには「通常、出席し投票した司教の3分の2以上の賛成が必要である」とされている。

カトリック教会の教会法は、「明らかな重罪に頑なにしがみ付いている者には、聖体拝領は認められない」と教えている。

当時教理省長官で、後に教皇ベネディクト16世(現名誉教皇)となるヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(当時)が2004年、当時ワシントン大司教であったセオドア・マカリック枢機卿(当時)と、ウィルトン・グレゴリー司教(当時)に宛てた書簡(英語)に書いたように、カトリック教会は「中絶や安楽死は重罪である」と教えている。また、ラッツィンガー枢機卿はこの際、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世の回勅『いのちの福音』を引用し、次のように述べている。

「中絶や安楽死を許可する法律のように本質的に不正な法律の場合、それに従うことや、『そのような法律に賛成するプロパガンダ活動に参加したり、賛成票を投じたりすること』は決して許されない」

ラッツィンガー枢機卿はその上で司祭らに対し、「一貫して中絶や安楽死を容認する法律のキャンペーンを行ったり賛成票を投じたりしている」カトリック政治家に会いに行き、カトリック教会の教えを伝えた上で、それでもなお、そのような法律を支持して教会の教えに反し続けるならば、聖体授与を拒否する旨を伝えるよう指示している。

さらに、「『これらの予防措置がその効果を発揮しなかった場合、あるいはそれが不可能であった場合』で、当人が頑なまでの粘り強さで依然として聖体を受けるために身を呈している場合、『司式者は聖体授与を拒否しなければならない』」としている。

一方、AP通信(英語)は、仮に今回の文書案が承認されたとしても、「聖体授与を保留するかどうかの決定は、各司教らに委ねられている」と伝えている。つまり、中絶推進派のカトリック政治家の聖体拝領を認めるかどうかの議論は、文書案の採決の可否にかかわらず続くことになる。

現ワシントン大司教のグレゴリー枢機卿は、「聖体の価値」についての議論の延長を求める今回の書簡に署名する前、バイデン大統領が中絶を擁護していることを理由に、聖体拝領が認められないとは考えないとする見解を示している。しかしその一方で、同じく中絶推進派のカトリック信者であるナンシー・ペロシ米下院議長(民主党、カリフォルニア州)が通う教会を管轄するサンフランシスコ大司教区のサルバトーレ・コルディレオーネ大司教は、その逆の立場を取っている。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:中絶米国カトリック司教協議会(USCCB)聖餐・聖体拝領ジョー・バイデンベネディクト16世(ローマ教皇)アメリカ
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