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米大統領選

米大統領選が終わった今、福音派がすべきこと

2016年11月15日18時34分 翻訳者 : 山本正浩
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関連タグ:アメリカ福音主義(福音派)ドナルド・トランプヒラリー・クリントン
選挙が終わった今、福音派の信者がすべきこと +
第45代米大統領に選出されたドナルド・トランプ氏=1月10日、米ネバダ州で(写真:Darron Birgenheier)

米国民は投票し、投票結果は集計され、ドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に選出された。そしてこの選挙結果は、米国民を真っ二つに分断した。

米国民のうち少なくとも半分が安心し、残りの半分が落胆していることは明らかである。今回の苦渋の選択を喜んでいる米国人は、まずいないだろう。トランプ氏かヒラリー・クリントン氏に投票するか、あるいは第3の候補者を選ぶか、いっそのこと棄権するしか道がなかったからだ。自分自身、これまでの選挙と比べて、冷めた思いで投票したことは確かである。どの候補者が勝ったとしても、米国史上、最も人気のない大統領になることは、投票日の段階で既に明らかだった。

では今後、クリスチャンとしてどうすればよいのだろうか?

第1に、クリスチャンとしてどれほど深く国を愛していようとも、天の父と御国を第一に愛すべきである。クリスチャンにとって、第一義的かつ恒久的市民権は天国にある。それ故、私たちの忠誠心と義務感は、究極的には天に向けられるべきである。

第2に、私たちは次期大統領のために祈らなければならない。そうするよう命じられているからだ。私は、バラク・オバマ大統領が選ばれた当日から今に至るまで、ずっと大統領のために祈り続けている。同様に私は、次期大統領のためにも毎日祈っている。そうすることにより、私たちは主権者なる神に仕えているのだ。箴言21章1節に「主の御手にあって王の心は水路のよう。主は御旨のままにその方向を定められる」と書かれている通りである。

第3に 、福音主義という言葉に含まれている「福音」を忘れてはならない。神は私たち一人一人を愛するが故に、御子を犠牲にして残虐なる十字架刑に処した。私たち一人一人がイエスを救い主として信じることにより、地上では(霊的に)豊かで意義ある人生を送り、後には永遠の命を生きるためである。

救い主を通して天の父と縦方向に和解した私たちは、その和解の証人として、またその和解の模範を示す者に召されている。そればかりではない。「キリストの大使」として、私たちは「和解の務め」を果たすよう召されているのだ。これは縦方向に神と和解させ、横方向に他の人々と和解させる務めである(コリント二5:19~20)。

ただの人間に過ぎない私たちが、どうすればこの務めを果たせるのだろうか? その答えは、キリストにあって、私たちはもはやただの人間ではないという事実の中にある。神は私たちを、新しい独特な存在に造りかえてくださったのだ。

使徒パウロは、エフェソ教会の異邦人信者たちに説いている。神はキリストにあって、ユダヤ人とギリシャ人の間にあった敵意を取り除き、「双方を御自分において一人の新しい人」に造り上げたと(エフェソ2:15)。

ギリシャ語には「新しい」という言葉が2種類ある。1つは「ネオス」といい、単に時間的に新しいという意味である。例えば、新しい「レンチ」や新しい「ドライバー」という場合の「新しい」である。ネオスの場合、手元にあるものと同じようなレンチやドライバーが、他にも何百万本もあることを意味する。

2番目の言葉は「カイノス」である。カイノスは質的に新しいことを意味する。つまり、これまでになかった新種のものを指す。使徒パウロがエフェソの信徒への手紙で使っている言葉は、この「カイノス」の方である。一人一人のクリスチャンは、以前は存在していなかった新しい被造物なのだ。聖霊が内住し、上から生まれた者としての新しい性質が与えられている。

クリスチャンである私たちは、新しい創造として新しい血筋に生きるように召されている。神との縦方向の和解が成立した結果、人との横方向の和解も与えられ、2つの和解の務めを果たす大使として生きるよう召されている。

それ故、私たちはこれから訪れる新たな日々の中で、和解の使節となることを求め、聖霊の実であるアガペーの愛をもって人々に手を差し伸べる必要がある(ガラテヤ5:22~26)。

選挙には結果が伴う。米国民は、ある政策と他の政策とを比較して、より賢明な方を信じる選択をした。しかし礼儀を尊重したり、基本的なところで理解し合う余地は今も残されており、反目し合ったり、動機を疑い合ったりすることなくして、異なる意見を持つことが可能なのだ。

だからそういう意味で、それぞれの階層の人々を尊重するよう努めようではないか。第1にクリスチャン、次に米国人、第3に保守派、中立派またはリベラル、最後に共和党または民主党である。利己心や政治的打算によってではなく、聖書の真理と基準によって、あらゆる法律や政府の施策を評価する知恵が与えられるよう、主に祈ろうではないか。

私の福音派の友人が、選挙の翌日こう言った。「福音派のクリスチャンたちには、もう支持政党なんてないのかもしれないな」

私は答えた。「それでいいのさ。もともと、どの政党も支持すべきじゃないんだよ」

私たちは政党や無所属の候補者に対して、地の塩、世の光となるべきである。そして私たちの信念や信条、価値観を代弁する候補者や政治家、政党を模索すべきなのだ。故ウィンストン・チャーチル英首相の言葉を言い換えるなら、米国が今後も存在し続け、千年後に歴史家たちが振り返ったとき、「この年は(米国の歴史の中で)最高の年だった」と言ってもらえるよう、福音主義のクリスチャンとして努めていきたいものである。

◇

リチャード・D・ランド

リチャード・D・ランド(Richard D. Land)

1946年生まれ。米プロテスタント最大教派の南部バプテスト連盟の倫理宗教自由委員会委員長を1988年から2013年まで務める。米連邦政府の諮問機関である米国際宗教自由委員会(USCIRF)の委員に2001年、当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領から任命され、以後約10年にわたって同委員を務めた。2007年には、客員教授を務めている南部バプテスト神学校がリチャード・ランド文化参加センターを設立。この他、全米放送のラジオ番組「Richard Land Live!」のホストとして2002年から2012年まで出演した。現在、米南部福音主義神学校校長、米クリスチャンポスト紙編集長。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:アメリカ福音主義(福音派)ドナルド・トランプヒラリー・クリントン
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