Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 書籍

『今こそ原発の廃止を』編纂委員会編『今こそ原発の廃止を―日本のカトリック教会の問いかけ』

2016年10月18日15時53分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:原発日本カトリック司教協議会カトリック中央協議会カトリック教会フランシスコ(ローマ教皇)光延一郎東日本大震災
『今こそ原発の廃止を』編纂委員会編『今こそ原発の廃止を―日本のカトリック教会の問いかけ』+
日本カトリック司教協議会『今こそ原発の廃止を』編纂委員会編『今こそ原発の廃止を―日本のカトリック教会の問いかけ』(2016年10月4日、カトリック中央協議会)

本書は、カトリック中央協議会から4日に発行された新刊本。日本カトリック司教協議会『今こそ原発の廃止を』編纂(へんさん)委員会が編集したもので、同委員会は本書について「東日本大震災から8か月後の2011年11月に司教団が発表した脱原発のメッセージを補完して、科学的、哲学的、神学的な裏づけをなす」と説明している。「いますぐ原発の廃止を~福島第一原発事故という悲劇的な災害を前にして~」というそのメッセージは、本書の3~5ページにも収められている。

同協議会によると、この本の内容は、核エネルギー利用の歴史をひもとき、原発事故当事国である日本の責任を問い、核技術に関する科学的・技術的な解説をなした上で、カトリックの教理と現代の環境思想を踏まえた核をめぐる倫理的な考察を展開し、自然エネルギーの可能性や新たなライフスタイルを提案するものだという。

本書は、日本カトリック司教団による「序」で始まる。第1部「核開発から福島原発事故―歴史的・社会的問題」は、第1章「核エネルギー(原子力)の利用と被曝(ひばく)の歴史」、第2章「福島第一原発事故と人間」からなる。第2部「核エネルギー、原子力発電の科学技術的性格」には、第1章「放射線、核エネルギー、原子力発電」、第2章「原子力発電の問題点」、第3章「福島第一原発事故―圧倒的な災害」が含まれている。そして第3部「脱原発の思想とキリスト教」では、第1章「核エネルギー利用についての倫理」、第2章「他教会・他宗教の視点と取り組み」、第3章「自然エネルギーの可能性」について述べられている。また、各部末には、理解の助けとなる補足解説が収録されている。

本書の特色の1つは、第3部第1章で、教皇フランシスコの回勅「ラウダート・シ―ともに暮らす家を大切に」を踏まえ、それが原発問題を考える上で何を示唆するのか論じていることである。現在の環境危機に警鐘を鳴らそうと昨年5月に公布されたこの回勅は、今年の8月に日本語訳が出版されており、それと併せて読むと、本書についての理解がより深まるだろう。

本書はその結論の中で、「日本の政府・企業・メディア・市民への問いかけと呼びかけ」「カトリック教会への提言」を行い、アッシジの聖フランシスコの「太陽の賛歌」でその結論を終えている。さらに、本書の編纂委員会代表である光延一郎氏(上智大学神学部長、イエズス会司祭)による「あとがき」が記されている。

本書の帯には、「未来世代を含めた、すべての『いのち』を守るために」と記されている。本書を読むことで、読者はその意味を深くかみしめることができるだろう。

なお、本書は第3部第2章で、世界教会協議会(WCC)は「世界最大のプロテスタント連合体」(217ページ)であり「世界のプロテスタント5億人を擁する」(218ページ)としているが、WCCには正教会や東方教会も加盟しており、それらの会員数はWCCによれば正教会が3億人、東方教会が6000万人に上っている。また、WCCにその多くが加盟している聖公会の教会員数は、アングリカン・コミュニオンによれば全世界の推計で8500万人とされている。そして、WCCとは別に、世界福音同盟(WEA)は約6億人の福音派プロテスタントを擁している。

日本カトリック司教協議会『今こそ原発の廃止を』編纂委員会編『今こそ原発の廃止を―日本のカトリック教会の問いかけ』(2016年10月4日、カトリック中央協議会、288ページ、定価1800円[税別])

関連タグ:原発日本カトリック司教協議会カトリック中央協議会カトリック教会フランシスコ(ローマ教皇)光延一郎東日本大震災
  • ツイート

関連記事

  • 平和のための脱核部会が座談会「被ばく地フクシマと私たち―現場から、世界から―」

  • ローマ教皇、回勅「ラウダート・シ」発表 環境問題で回心呼び掛け 正教会・WCC・聖公会・ローザンヌも歓迎

  • 愛知県:「持続可能な発展は可能か~回勅『ラウダート・シ』を複眼的に読む」南山大でシンポ 10月22日

  • 韓国カトリック司教協議会著『核技術と教会の教え』日本語訳が完成

  • 原発は「バベルの塔」 日本司教団との会見でローマ教皇が警鐘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.