Skip to main content
2025年8月20日23時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神

私たち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神(26)人が無価値と思うものを、多くの人々の益のために用いる神・その10 森正行

2016年2月13日16時07分 コラムニスト : 森正行
  • ツイート
印刷
関連タグ:森正行

チャンスを失いがちな自己判断

チャンスを失いがちな自己判断というものがあります。

困ったことが起きたときや忙しくなったときは、問題解決を急ぐために自分の頭で一生懸命考え続けたり、誰かに依存しがちになったり、やけになったり、諦めたりすることです。

失敗してしまったときや悲しくなったときは、落胆が心を覆って落ち込んでしまったり、恥ずかしくなって他人に知られたくないと思い、隠すことを考えたり、自信を失って消極的になり続けたりすることです。

不愉快な思いや憎悪が湧いたときは、心の中に怒りや憎しみの感情が大きくなり、感情に支配されて行動に移ってしまうことです。

チャンスを失う自己判断に共通するもの

多くの場合、これらのことに共通するものがあります。

-あの時は、神様が不在だった-

神は、本当は不在ではありません。むしろそんなときこそ、近づかれます。私たちが弱いときにこそ、力強く働かれます。

けれども、私たち自身が、全知全能の神を信じていたとしても、「神様、助けて」と叫び求めたとしても、現実問題の中では、神のことを横に置いたり、見失ったり、忘れたりしてしまったり、自分の願いや思いを優先し、自分の知恵や経験から自己判断をしてしまうのです。

かつては神の存在を信じないときがあって、自己判断をした、ということも同じです。

自分が作り出す〝神不在の自己判断〟

神は、本当は身近におられるのですが、心の中では、神は「不在」と同じような状態になってしまっているのです。

このような「神不在」の自己判断は、多くの場合、神の祝福、神の恵みの介入の機会を失い、逆に、痛みを伴うような負の刈り取りをしています。神の恵みを受けるチャンスを失ってきたのです。

これは、キリストの弟子たちが〝神不在の自己判断〟をしてしまった一例です。

イエスはこれを聞くと、舟に乗ってそこを去り、ひとり人里離れた所に退かれた。しかし、群衆はそのことを聞き、方々の町から歩いて後を追った。イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て深く憐れみ、その中の病人をいやされた。夕暮れになったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、もう時間もたちました。群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう」(マタイ14:13~15、新共同訳)

失ったチャンスを回復させる神と祈り

けれども、たとえ遠い過去にあったことであっても、問題に関わる人物が既に他界しこの世にいなくても、「もう過ぎたことだから仕方のないこと」「相手が死んでしまったからどうすることもできない」というのではなく、過去の出来事も、現在進行形の出来事でも、失ったチャンスを、今もう一度、新たな形で回復させる神がおられるのです。

私たちが、そのような神に心を向け、祈るとき、あらためて神が回復させる道を用意されているのです。

その祈りとは、例えば、「神様、あの時、私の心の中は、自分の思い(あるいは憎しみ、不安、恐れ)でいっぱいで、神様に相談することもなく、自分の気持ちや経験、考えで判断してきました。けれども、今あらためて、過去のあの出来事、あの時の私を、あなたの愛と全能の手に委ねます。あなたの栄光のために用いてください」というような祈りです。

あらためて〝神不在の自己判断〟を神の前に出す

かつて、自分にとって、思い出したくない大きな失敗や苦い経験の記憶は、心の中で「忘れることにしよう」「思い出さないことにしよう」と〝ふた〟をしていませんか。

忘れることで、思い出さないようにすることで、その痛みやつらさから遠ざかろうとしていませんか。

実は、それも、神不在の自己判断の一つです。

遠い過去のつらい出来事であっても、そのままにしてしまいがちだった私たちです。けれども、「神の前に出す」ことができるのです。そこで、とても有益なことは、かつて神不在の自己判断をしてきたものが何だったのか、少しずつでも思い返してみることです。

今度は、神と手をつないで過去に戻ってみる

苦痛を伴うことにもなるので、「神様、今、昔のことを思い出します。私の心を苦しみから守ってください」と、祈りながら思い返してみてください。

あなたが、過去につらい体験をしたことは、何ですか?
あなたが、これまで、とてもくやしい思いをしたことは、何ですか?
あなたが、これまで、誰にも言えないで、胸にしまっていたことは、何ですか?
あなたが、これまでに、心が大きく傷ついたことは、何ですか?
諦めてしまったあの時、あなたの本当の願いは、何でしたか?
自信を失ったあの時、あなたは、どんな気持ちでしたか?
あなたが苦しかった時、本当に心から叫びたかったことは、何ですか?

回復への道

これらのことを、神への祈りの中で、自分の口で話すことが、神不在の自己判断ではなく、神と共に歩む「回復への道」なのです。

記憶の中には「死にたい」と思ったことや、誰かを「殺したい」と思ったこともあるかもしれません。その記憶の告白も、神様は受け入れ、聞かれます。正直な心の告白を責める神ではありません。

それは、神があなたを回復させたいと願うからこそ、今度は〝神不在〟ではなく、神と共に歩む回復と祝福の人生のスタートになるからです。

福音書に登場するザアカイもその一人でした。

イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから」(ルカ19:5)

神の用意される「回復への道」は、あなたの心の傷を癒やすこと、悪癖や繰り返す失敗から解放されること、繰り返す恐れから解放されること、縛られていたものから自由になることにつながっていきます。

これらのことは、日々の家庭での生活や、学校生活、職場での仕事や人間関係に、より良い影響を与えてくれるのです。

それは、これらの言葉を神が語られ、語られた言葉を神は実現されるからです。

だから、もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。(ヨハネ8:36、新共同訳)

神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ、主の恵みの年と、われわれの神の復讐の日を告げ、すべての悲しむ者を慰め、シオンの悲しむ者たちに、灰の代わりに頭の飾りを、悲しみの代わりに喜びの油を、憂いの心の代わりに賛美の外套を着けさせるためである。彼らは、義の樫の木、栄光を現す主の植木と呼ばれよう。彼らは昔の廃墟を建て直し、先の荒れ跡を復興し、廃墟の町々、代々の荒れ跡を一新する。(イザヤ書61:1~4)

<<前回へ     次回へ>>

◇

森正行

森正行(もり・まさゆき)

1961年兵庫県西宮市出身。建設専門学校卒。不動産会社、構造建築事務所にて土木・建築構造設計部門を5年間勤務。1985年受洗。関西聖書神学校卒。岡山・岡南教会にて伝道師・副牧師3年間奉仕。1995年より現在、日本イエス・キリスト教団宮崎希望教会牧師。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:森正行
  • ツイート

関連記事

  • 牧師の持つべき資質・モラル&常識―健全な教会を建てるためのバランス感覚―その1 豊川修司

  • 蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(4)安心して迎える新年 ミュリエル・ハンソン

  • 平和をつくる者は幸いです 穂森幸一(22)

  • わが人生と味の道(24)全ては、愛から始まる 荘明義

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 私の名を使って(その2) マルコ福音書9章38~41節

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 聖書のイエス(15)「わたしだ。恐れることはない」 さとうまさこ

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.