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地球環境の守り人 穂森幸一

2025年11月3日22時01分 コラムニスト : 穂森幸一
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神である主は人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。(創世記2章15節)

最近、熊出没のニュースが異常に多いと感じるのは私だけではないと思います。本来、遭遇するはずのない所で熊に出会い、被害が出ています。露天風呂に現れたとか、散歩道で遭遇したなどというニュースを耳にすると、何かがおかしいと感じます。

異常な気象現象が原因で、山にどんぐりの実が少なくなっていると指摘する人もいます。それも原因の一つですが、私は山の中にメガソーラーが作られ過ぎたのが大きな要因なのではないかと思います。自然エネルギーの活用などといって自然破壊を繰り返していたら、取り返しのつかないことになってしまいます。

神様は人間がこの地球に住むことを許してくださいましたが、自然を破壊していいとは言っておられません。私たち人間には、資源を正しく用いて、環境を保全していく使命があると思います。

この地球は神秘に満ちています。一歩海外に足を向けると、今まで自分の中で常識と思っていたことがひっくり返ることがあります。私はシナイ半島の砂漠を旅していたとき、砂の生まれる場所に案内してもらったことがあります。砂漠の奥深い所でさらさらという音を立てながら、新しい砂が湧き出しているのです。できたばかりの砂は雑菌がなく、清潔なため、赤ちゃんの産湯かわりに使われるのだそうです。

砂漠で生活する人にとって水は非常に貴重なものですが、日本で言うような「湯水のごとく」水を消費しなくても、わずかな水で十分に生活できるのです。乾燥した地域ですので、ほとんど汗をかきません。こまめに洗濯する必要もないように感じました。部族によっては薬草をいぶした煙を体に吹き付けることによって臭みが無くなり、皮膚も清潔に保てるらしいです。だから、別にシャワーを浴びなくても平気だというのです。

砂漠で天幕暮らしをしているベドウィンの民がいますが、テントの中をのぞかせてもらい、暮らしぶりを見学させてもらったことがあります。砂漠の中で発見した貴金属を上手に加工し、装飾品を作り、販売して生活しているようでした。

砂漠の民の生活を体験してみたいということで、泊まらせてもらった人がいました。テント生活ですので、トイレはありません。その人は朝になって便意を感じたときに、ホストファミリーに迷惑をかけたらいけないと思い、かなり離れたやぶまで移動し、用を済ませ、土の中に埋めて処理してきたそうです。

そしてテントに戻ったら、事情を聞かれたので、ありのままに答えたそうです。そうすると、とっても悲しそうな顔をされたそうです。この地域では材木が少ないので、人間のものも動物のものも全て貴重な燃料だというのです。砂漠では、排せつ物もすぐに乾燥してからからになるので、処理に困らないというのです。自分の価値観で行動したことを反省していると、その方は話しておられました。

話はソーラーパネルに戻りますが、再生可能エネルギーを有効に利用しているように見えて、夜はもちろん役立たないし、雨の日も使えません。使えないときは火力発電でカバーしないといけません。しかも耐用年数が15年しかなく、その後の処理方法も決まっていないそうです。完全な蓄電システムがまだできていませんので、あまり有効でない発電設備だといわれます。

また、水力で発電するためにダムを建設しても自然破壊になります。それではということで、巨大風力発電に頼ろうとしますと、低周波障害による健康被害や環境破壊が問題になっています。ただ、水郷地帯での水車を利用している小規模発電は、自然にマッチしているといわれます。最近では、小川を活用した発電で、一軒家の電力をまかなえる方法などが発案されています。自然破壊せずに発電していく方法を生み出す知恵が求められていると思います。

神様から地球の管理者としての使命が与えられている信仰者は、自らの生活習慣を顧みる必要があるかもしれません。昔の人は太陽が沈むと働きをやめ、日が昇るとともに働き始めていました。また、砂漠の民は電気がなくても悠然と生活しています。

最近、米国ではタイニーホーム(小さな家)ブームが起きているといわれます。大きな家を建てて住宅ローンに追われるより、より小さな家で伸び伸び暮らした方がいいという考え方です。また、モバイルホーム(移動式住居)なども税金がかからないという理由で人気です。聖書に基づいた簡素な生き方などを提案してみるのも、聖書に興味を持ってもらえる一歩かもしれません。

信仰者の姿勢というのは、宗教的に落ち度のない信仰深い生活を送っているかだけではなく、地球環境の守り人としての役割を果たしているかも問われます。地球市民であるわれわれが声を上げなければ、利権に振り回されたやからにこの地球は汚染され、環境破壊を繰り返していくのです。

それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。(ペテロの手紙第一4章10節)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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