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隠された神の意図 穂森幸一

2025年5月1日12時53分 コラムニスト : 穂森幸一
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主は、地の果てから果てまでのすべての国々の民の中に、あなたを散らす。あなたはその所で、あなたも、あなたの先祖たちも知らなかった木や石のほかの神々に仕える。これら異邦の民の中にあって、あなたは休息することもできず、足の裏を休めることもできない。主は、その所で、あなたの心をおののかせ、目を衰えさせ、精神を弱らせる。(申命記28:64、65)

出エジプトの後、まだ約束の国に達していないのに、荒野を旅している最中、イスラエルの民に与えられた過酷な預言です。神の祝福を受けているはずのアブラハムの子孫が、なぜこのような厳しい環境の中に投げ出されなければならないのか、最初は理解できませんでした。「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがあります。離散の苦しみを通して、たましいが高められ、信仰がブラシュアップされていったのではないでしょうか。

神は離散された民を放置されることなく、連れ戻すことを約束しておられます。「主は、国々のために旗を揚げ、イスラエルの散らされた者を取り集め、ユダの追い散らされた者を地の四隅から集められる」(イザヤ11:12)と示し、実現されるのです。

古代イスラエルの民の一部は数百年かけ、複数のルートで、東の果ての日いずる島国に到達しています。歴史学者が指摘しているように、日本の言葉と文字は、間違いなくヘブル語の影響を受けています。カタカナなどは、ヘブル語をそのまま当てはめるか、少し形を変えて作られたともいわれます。

ヘブル語は、チグリス・ユーフラテス川で発祥したメソポタミア文明に由来するユダヤ人の言葉です。このヘブル語が訛り、方言となったのがアラム語です。イエス様の時代に、ガリラヤ地方で用いられていた言葉ですが、中東のほとんどで通用していたといわれます。

このアラム語を基にして、シリア語やアラビア語が生まれたといわれます。例えばヘブル語の「シャローム」は、アラビア語で「サラーム」ですが、似ていると思います。失われた言語といわれるヘブル語を復活させるときは、シリア語やアラビア語が参考になったといわれます。

信じられないかもしれませんが、日本語に似ているヘブル語がかなりあるといわれます。例えば、火傷(ヤケド)はヤケド、終わり(オワリ)はアハリ、お手洗い(オテアライ)はアテアライ、匂い(ニオイ)はニホヒとなります。

ユダヤ人が来日すると、理解できる日本語を耳にして驚くことがあるそうです。環境、考え方、習慣などに違和感がなく、親しみやすいといわれます。伊勢神宮を訪れたユダヤ人が、故郷を訪れたような不思議な安心感があると話していたのが印象的でした。

神道の中に、ユダヤ教の影響が見られると思うのは、私だけでしょうか。神職の衣装は、ユダヤの祭司の服装と酷似しています。神道では「ハレ」と「ケ」という言葉を用います。「ハレ」とは、めでたいことで、晴れ着、ハレの日などというふうに使います。ハレは非日常、ケは日常ですが、ヘブル語でハレは栄光、ケは俗という意味です。

日本の古代歴史に、ユダヤ教もキリスト教も影響しているといったら言い過ぎでしょうか。聖徳太子は厩戸皇子(うまやとのみこ)という名前だったのですが、「馬小屋の救い主」に由来していると思った方が自然なのではないでしょうか。聖徳太子も側近の秦河勝も景教徒、つまりクリスチャンだったという説もあります。

聖徳太子が遣隋使に持たせた親書に「日いずる国の君より日沈む国の王に」と書かれていたというのは有名ですが、これが聖書の一節を引用していたとなると驚きです。「日の上る所から沈む所まで、主の御名がほめたたえられるように」(詩篇113:3)。また、17条憲法についても、「和をもって貴しとなす」は、「見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさであろう」(詩篇133:1)から引用されているのではないか、というのです。

もしこれが事実であるとしても、一つの疑問が生じてきます。それは、どうして国の根幹に十字架ではなく、仏像を置くことを選んだのだろうか、ということです。信仰を捨てたのだと明言する人もいます。

私は、信仰を隠したのではないかと思います。秦河勝は、広隆寺や大避(ダビデ)神社を建立しましたが、外面は仏教を装い、内面の信仰を守る隠れみのにしたような気がするのです。これは、ユダヤ人がいつの時代も大国に囲まれ、迫害と国家滅亡を繰り返した結果、たどり着いた結論だったのではないでしょうか。海を越えて日本にやって来ても、外国勢力の侵略に怯えていたと考えれば、納得がいきます。

長い歴史の中で培われてきた日本文化、包容力のある揺るぎない大和魂、誇りのある気品ある生き方、これが日本の神髄ではないでしょうか。この国に生まれた信仰者は、世界のどこに出しても恥ずかしくない存在だと自信を持って言うことができます。

神の隠されたものがこの国にはあるかもしれませんので、やがてベールがはがされるとき、世界をリードする素晴らしいリーダーがこの国から誕生すると信じています。

約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。(ヘブル10:23)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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