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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(104)教会堂で葬儀を挙げたいのですが… 広田信也

2020年9月26日08時14分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

国内宣教師の立場で人生のエンディングに関わるようになり、キリスト教会が日本人の葬儀や埋葬に関わることの大切さを痛感しています。今回は地域教会の教会堂が果たす役割について考えてみます。

教会堂で葬儀を挙げたいのですが…

教会と疎遠になった信者や未信者から依頼されるキリスト教葬儀は、通常一般の葬儀会場で行います。しかし、時折「教会堂で葬儀を挙げたいのですが…」という相談を受けることがあります。

教会に興味を示してくださるのは大変うれしく、できる限り要望に応えたいのですが、緊急の葬儀依頼の場合、依頼者のニーズに合うキリスト教会を探し出すのは容易ではありません。

教会堂を緊急の葬儀に使用するためには、短時間に教会の予定との調整が必要になります。また、牧師の一存で教会外からの依頼を即時に引き受けるのは難しく、実現に至ることはほとんどありません。

葬儀の生前相談から教会に導かれる

しかし、葬儀の生前相談の場合、教会の役員会などで検討する余裕が生じ、教会堂を利用した葬儀の実現性が高くなります。私たちは、依頼者それぞれの要望に沿った教会を探すようにしています。

教会を探し出し、了解を取って紹介すると、その後は教会の皆さんが寄り添ってくださいます。私たちは、状況に合わせてサポートする役にまわります。

私たち自身が直接寄り添う機会は少なくなりますが、教会堂で葬儀を行うことを機に遺族が信仰を持ち、教会に集うようになったといううれしい知らせを後になって聞くことがあります。

教会リンク集閲覧数が異常に多い

そのような事例に励まされ、当社の葬儀HPに全国の地域教会リンク集を設ける試みを始めました。もちろん、一般の葬儀会場の紹介ではなく、あくまで聖書信仰に基づく教会を紹介するために住所とHPアドレスを掲載しています。

この教会リンク集を設けるため、日本全国のキリスト教会を調べ、当社HPに掲載する作業を一件ずつ進めていますが、大変手間がかかり、現状5割程度の完成度のまま公開しています。

時折、HPアドレスの間違いや更新遅れなどをそれぞれの教会からご指摘いただき、ご迷惑をおかけしています。この場を借りてお詫び申し上げます。

このような道半ばの状況ですが、当社HPの閲覧数が徐々に増え、内容を解析すると、教会リンク集の閲覧数が全体の80%以上にもなることが分かり、大変驚いています。

多くの人が教会堂を用いたキリスト教葬儀に関心を示し、「〇〇教会 キリスト教葬儀」と入力し、検索しているようです。

もちろん、リンク先の教会HPには、通常、葬儀会場としての案内がほとんど掲載されていませんので、特定の教会堂を指定して葬儀を希望する依頼は滅多にありません。

教会は日本の葬儀文化に大きな影響を与える

昨年、神戸のある教会堂で模擬葬儀を開催し、キリスト教葬儀の良さを地域の皆さんに知っていただく機会を持ちました。一般の葬儀会場が頻繁に見学会を催している時代ですが、教会堂におけるキリスト教葬儀を体験できる例は珍しく、多くの方が集まってくださいました(第71回参照)。

このような模擬葬儀を地域の教会堂で頻繁に開催するなら、葬儀のメッセージを通し、地域住民に広く福音の種がまかれ、いずれ、教会は地域の葬儀文化に大きな影響を与えていくことになるでしょう。

教会は葬儀だけでなく、自ずとあらゆる終活の相談窓口になるため、教会内に地域住民のための備えが積まれ、高齢者の集いや終活セミナーも活発に開催されることが予想されます。

さらに、墓地事情が大きく変化する時代ですから、墓地相談から共同墓地や納骨堂のお世話まで、埋葬に関わる多くの分野で、幅広い役割を担うことになります(第103回参照)。

教会が主体となり、一般事業者を利用する立場になってほしい

これまでキリスト教会は、葬儀の際、なじみのある葬儀社に多くを委ねてきたと思います。しかし、教会が地域に深く寄り添い、日本の葬儀文化に良い影響を与えるために、事業者に任せるのではなく、むしろ教会が主体となってエンディング全般に関わっていただきたいと思います。

地域の必要に応える多くの事業者を選択し、組み合わせ、教会がサービス提供の主体になることが大切です。献身的に依頼者に寄り添える教会だからこそ、事業者の選択や集中も自由になり、優れたサービスが提供できるようになると思います。事業者は教会の意向に沿うことで成長し、事業者連携も発展します。

やがて、教会が地域住民のエンディングを支える重要な拠点となり、終活、葬儀相談、葬儀、納骨、記念会などすべての主体的な働きのために教会堂が豊かに用いられるでしょう。日本宣教が自ずと拡大展開する時代が訪れることを期待します。

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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