Skip to main content
2025年8月20日07時10分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 音楽

「すべては神からのギフト」 ゴスペル界のレジェンドが音楽宣教師に 大阪・八尾で本格始動

2020年2月21日17時05分 執筆者 : 青木保憲
  • ツイート
印刷
関連タグ:グレース宣教会
「すべては神からのギフト」 ゴスペル界のレジェンドが大阪・八尾で本格活動開始+
ドリーン・アイビーさん

ゴスペルの人気は根強い。1990年代前半に映画「天使にラブ・ソングを」シリーズが日本でも大ヒットし、それ以降はクリスチャン、ノンクリスチャンを問わず、多くのゴスペル愛好家が生まれている。日本のキリスト教界もこの波にしっかり乗り、各地で宣教の働きとゴスペルの活動が車の両輪のようにかみ合って確かな成果を上げ続けている教会は決して少なくない。そして日本各地で数多くのゴスペル指導者が生まれ、海外からも大物歌手やクワイア、指導者たちがやってくるようになった。

そんなゴスペル界のレジェンドの一人にして、20年以上前から日本に来ることを心待ちにしていたクリスチャンピアニストがいる。ドリーン・アイビーさん(65)だ。幼少の頃からピアノに魅せられ、2004年から12年にかけては、映画「天使にラブ・ソングを2」でも歌われている「オー・ハッピー・デー」で有名なエドウィン・ホーキンスの下でキーボーディストとして活躍してきた。

そんなアイビーさんが、いよいよ日本で本格的に音楽活動を始めた。昨年10月から、大阪府八尾市にあるグレース宣教会で音楽宣教師として活動。まだ3カ月ほどしかたっていないが、すでに多くの人を教会に導いている。

アイビーさんの証し

今月12日には、読売新聞にアイビーさんを紹介する記事が掲載された。彼の活動に興味を抱いた記者が教会を訪れ、たっぷり約2時間にわたってインタビューしてくれた。アイビーさんはそこで、自身の証しを惜しみなく語っていた。

4歳の時に生まれて初めてピアノに触れ、鍵盤を押して響かせた音色を聞いたとき、瞬間的に耳が開かれる体験をしました。その時、「あなたに音楽の才能(ギフト)をあげよう」という神からの声を聞きました。今でも忘れられない感動的な体験です。

それまで一度もピアノを弾いたことはありませんでしたが、その時からどんな曲でも耳に入ってくる音を忠実にピアノで再現できるようになりました。教会の礼拝で覚えた曲、日曜学校で教えてもらった曲、テレビから流れてくる曲など、すべてを弾けるようになったのです。

私の両親は熱心なクリスチャンでしたが、親族含めて音楽的素養を持った者は一人もいませんでした。しかし、8歳でベートーベンの楽曲を完璧に弾きこなせるようになった私の姿に驚嘆した両親は、神から与えられたその才能を存分に伸ばすことをサポートしてくれました。中学卒業後には、大学に飛び入学することもできました。

世の中には、このような「天才」が確かに存在する。しかし彼の場合、他の天才少年・少女とは異なっていた。それは、自分の能力が「神からのもの」であり、「この地で神の働きのために用いるもの」であることを、幼少期からしっかりと理解していたことである。

念願の日本へ

そんなアイビーさんが日本に初めて来たのは、2017年7月。友人のゴスペルシンガー、チャリティ・ロックハートさんの誘いで、彼女のピアニストとして初めて日本の地を踏んだ。実はいつの頃からか、彼の心の中には「いつか日本に行ってみたい。日本で音楽を通して、人々に幸せを届けたい」という思いが芽生えていたという。

「どうして日本に行きたいと?」 記者の質問にアイビーさんは答える。「理由などありません。ただ、神がそう導いておられる、それだけです。『神から与えられた思い』とでもいいましょうか。20年以上前にも日本に行くことを考えました。しかし、その時は実現できませんでした。でも落ち込むことはありませんでした。なぜなら、神から与えられた思いだから、時になればきっと成就すると信じていたからです」

「神ですか・・・」。記者は不思議そうな顔をしながらメモを取っていた。

「すべては神からのギフト」 ゴスペル界のレジェンドが大阪・八尾で本格活動開始
アリオ八尾で行った「まちかどピアノサロン」の様子

音楽宣教師として

そんな熱い思いを日本に向けていたアイビーさんは、翌18年に何と片道切符で日本にやってくる。そのまま定住する覚悟での来日だった。その後、兵庫県姫路市の喫茶店オーナーに受け入れられ、姫路市を中心に約1年過ごした。しかし、「やはり自分の働きは音楽を通しての福音宣教」と確信し、昨年10月に八尾市に移住。グレース宣教会の音楽宣教師になった。

移住してからまだ3カ月ほどだが、八尾市では次第に知名度が上がってきている。上述した読売新聞の記事もその一つである。また、八尾市民の8割が訪れるというショッピングモール「アリオ八尾」からお呼びが掛かり、定期コンサートも開催するようになった。アイビーさんの特徴は、目の前の観客からリクエストをもらい、即興でピアノ演奏するというスタイルである。しかもそのレパートリーが広い。ゴスペルや洋楽はもちろんのこと、日本の童謡や唱歌、歌謡曲、そしてJポップや演歌など、ありとあらゆる楽曲を弾きこなすことができる。

加えて、グレース宣教会主催のイベントでも活躍している。特に月2回、グレース宣教会のGMセンター1階で開催している「まちかどピアノサロン」は、ゼロからのスタートだったが、あっという間に30人以上が集まるようになった。その半分以上が未信者である。ゴスペルとセキュラーな曲を織り交ぜながら、ピアノ一つで約1時間、集まった人々の心を音楽で満たしていく。その中から幾人かは礼拝にも足を運んでくれるようになった。

アリオ八尾で行った「まちかどピアノサロン」の様子

「私は自分をピアニストだとは思っていません。ミュージシャンだと考えています。なぜなら、私は音楽を通して人々に幸せを提供するよう、神から使命を頂いているからです。これが私の生きる意味なのです。私は、この才能が自分のものだと考えたことはありません。これはタダで神から授けられたものですから、一人でも多くの人を幸せにするために音楽を用いたいです」

「米オハイオ州出身の八尾市民」であるアイビーさんの視線は、常に上に向かっている。自分に特別な才能を与えてくれた神のみを見上げ、自分が奏でる音楽を通して、多くの人が神を知ることのみを喜びとし、自分を必要としている場所へ、今日も自転車をこいで(!)向かうのである。

ドリーン・アイビー(Drene Ivy):米オハイオ州クリーブランド生まれ。4歳からピアノを弾き始め、8歳でベートーベンの楽曲を弾きこなす。中学時代にピアノで奨学金を得て、ダーラム大学に飛び入学。同時にイースタン音楽祭ユース・オーケストラに所属し、パーカッションを学ぶ。21歳までに6枚のソロアルバムを発表。教会で音楽指導者として長年仕えるとともに、クリーブランド州立大学でピアノとジャズ理論の歴史を教える。

クラッシック、ジャズ、ゴスペル、ポップスなど、幅広いジャンルで200以上のオリジナル曲を作曲。イースター用の音楽ドラマも手掛けたことがある。2018年に米国での活動を休止し来日。翌19年10月から、グレース宣教会の音楽宣教師として日本を拠点に活動を展開している。

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

関連タグ:グレース宣教会
  • ツイート

関連記事

  • 礼拝堂に「天使の歌声」が響き渡る! ゴスペル歌手チャリティ・ロックハートさん来日コンサートが大盛況

  • 「愛があなたを待っている」 タイの孤児たちに愛を届け続けて11年、ゴスペル歌手の市岡裕子さん

  • 「合唱のように、子育てもみんなで!」 東京の教会で児童虐待防止のゴスペルコンサート

  • NYハーレムを代表するゴスペルディレクター、グレゴリー・ホプキンス氏が初来日 東京と大阪でコンサート

  • 日本のゴスペルブームの火付け役 「天使にラブ・ソングを3」が製作中

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(240)聖書と考える「レプリカ 元妻の復讐」

  • ワールドミッションレポート(8月19日):ガーナのレレミ族のために祈ろう

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(1)思い煩いを主に委ねる 加治太郎

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.