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結婚生活に潜む誘惑 穂森幸一(128)

2019年4月4日12時00分 コラムニスト : 穂森幸一
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誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです。(マタイ26:41)

「自分は誘惑には負けません」と断言できる人は、この地球上には滅多にいないと思います。「自分の肉体は弱い」ということを自覚し、祈り続けるしか道はないということを心に刻むしかありません。私たちの周りには、性的誘惑、金銭の誘惑、名誉や出世の誘惑などが満ちています。

世の中には、お酒による過ちも多いのではないかと思います。酒は百薬の長という人もあれば、酒は魔物という人もいます。お医者さんの中には、アルコールは血行の促進を促す働きがあるとか、ワインのポリフェノールは血管にとてもいい効果があるという説もあります。しかし、効果が期待できるのはグラス1杯だけといわれます。飲み過ぎてしまうとマイナスの働きしかないのです。

アルコールを摂取すると脳内の働きが緩和されるので、リラックス効果があります。しかし、飲み過ぎると脳内のリミッターが働かなくなります。アルコールのせいで暴行を働いたとか、誘惑に負けたというのは言い訳にすぎないと思います。

アルコールがリミッターを解除し、その人の本性が出てしまったというのが正しいのかもしれません。だから、悪いのはアルコールではなく、その人自身の責任ということになります。どんな薬でも適正量を超えると毒になってしまいます。

ある女性は恵まれた環境にあり、生活も安定して、夫も優しく、思いやりのある人でした。周囲もうらやむ状況にもかかわらず、不倫によってすべてを失い、転落していきます。そのきっかけは、偶然に高校時代の同級生に再会したことでした。

話が盛り上がり、食事でもということになり、アルコールも入っていて破目を外してしまったのでした。いったんブレーキがなくなると深みにはまり、夫を裏切ってしまったのです。あとでカウンセラーに話したのは、「懐かしくて高校時代に戻りたい気持ちでいっぱいだった」ということです。

ちょっとした心の隙に誘惑が入り込んできますから、誘惑に陥らないように目を覚まして祈っていなければならないのです。これぐらいならいいだろうという油断があると誘惑が入り込み、罪が膨らんでいきます。

人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです。欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます。(ヤコブ1:14、15)

私の友人は、経済団体の要職に就いていたことがあります。経済視察のために某国を訪れたとき、きれいな女性が「おもてなしさせてください」とホテルの部屋を訪ねてきたそうです。お断りすると、「せめてお茶1杯でも入れさせてください」とお願いされたそうです。

私の友人は「もしあなたが足を1歩でも踏み入れたら、ホテルをチェンジします」と言って断ったそうです。彼の話によると、これは罠(わな)で、もし受け入れると相手側に有利に交渉を進められてしまうということでした。ただきれいな女性というだけでなく、こちらの好みを研究し、自分がタイプだと思っているような女性を近づけてくるから「怖い」と話していました。

外国の要人が相手国を訪問するときに、夫人同伴で行くのは、単なる儀礼上の問題だけではなく、自分の身を守るためであり、女性問題で誤解を与えないためであるといわれます。

これは米国に研修に行ったときに聞いた話です。牧師の研修セミナーの休憩時に、南米に派遣されている宣教師と話す機会がありました。彼が宣教団体の採用試験を受けたとき、「あなたの奥さんがいい人だから、採用します」と言われたそうです。

実際に宣教活動をするときに、女性と話をしなければならないときや仕事をしなければならないときは、必ず奥さんが近くにいてサポートしてくれるそうです。そのおかげでトラブルはほとんどないということでした。

夫婦に隙が生じるのは、相手に不満を持ったときだといわれます。結婚前のお付き合いをしている頃とか、新婚の頃はパートナーに気遣う心があっても、次第に家族の一員だから「分かってくれて当然」という気持ちが出てくると危険信号です。

親子は血縁の関係がありますが、夫婦は契約によってつながっている他人だといわれます。相手の信頼を損なわないように気遣いながら、触れ合いのある生活をしなければなりません。

夫婦のコミュニケーションはとても大切なことです。たとえ不満があっても、十分なコミュニケーションを図ることで解消できます。夫婦が向き合って対話をすることで、相手の気持ちや心の変化を事前に理解できるようになり、大事に至らなくなります。

夫婦に求められていることは、決して他の人と比べないことと、感謝を忘れないことです。「ありがとう」という言葉を添えることで心が和みます。配偶者が大病を患い、回復したときに感じたことは、「息をしてくれてうれしい、食べ物を食べてくれてうれしい、歩いてくれてうれしい。そばにいてくれるだけで感謝」ということだったそうです。

それはそうとして、あなたがたも、おのおの自分の妻を自分と同様に愛しなさい。妻もまた自分の夫を敬いなさい。(エペソ5:33)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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