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フラー神学校、財政難で3年後に移転 パサデナのメインキャンパスを売却

2018年5月26日23時55分
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関連タグ:フラー神学校アメリカ福音主義(福音派)マーク・ラバートン
フラー神学校、財政悪化で3年後に移転へ パサデナのメインキャンパスは売却+
(写真:フラー神学校)

全米最大規模の福音派神学機関であるフラー神学校(カリフォルニア州)が、創立以来約70年にわたって拠点としてきた同州パサデナのメインキャンパス(約5万2600平方メートル)を売却すると発表した。3年後の2021年までに、同州ポモナの市街地から東に約50キロ離れた場所に移転する。マーク・ラバートン学長が22日、学校関係者に宛てた書簡(英語)で明らかにした。

同校は昨年7月、オンラインによる受講生が増加する一方、キャンパスで学ぶ学生が減少しているため、7つの地方キャンパスのうち3つを閉鎖すると発表していた(関連記事:米フラー神学校、入学者減で一部キャンパス閉鎖へ オンライン受講は急増)。

ラバートン氏は書簡で「フラー神学校で学べる手段が拡大したことが、この時における変革の重要な要素です」とコメント。「技術革新と職業形成の変化により、世界の指導者育成において(地理的)距離は障害でなくなりました。実際、さまざまな背景を持つ指導者がダイナミックなオンライン学習を体験しており、過去において不可能だった地球規模での学びが提供されています」と述べ、教育のオンライン化を強調した。新キャンパスには最先端の設備が導入され、「伝統的な学習とオンライン学習の両方を提供できるように設計されており、スマートな集中管理」ができるという。

「神学校教育のけん引役であることには、勇気ある大胆な意思決定が必要とされます。本日発表された変革によりフラーは繁栄し、今日においても、70年後においても通用する神学校となることができるのです」

地元のロサンゼルス・タイムズ紙(英語)によると、同校は修士・博士課程の学生を3千人以上抱えているが、パサデナのキャンパスを利用するのはその内の1200人ほどで、半数にも満たない。

一方、ラバートン氏はひっ迫する同校の財政状況についても触れた。

「この数年間、本校は徹底した財源の発掘と予算の精査、および痛ましいまでの経費削減を行ってきました。その中で度重なる困難を切り抜け、一方で高等教育の現場には混乱もありました。しかし、それだけでは変革は十分ではありませんでした。当校の管財人や指導部、教職員、スタッフ、学生、支援者たちは、大学運営の精査と断食祈祷に数カ月を費やした上で、神学教育はこの新しい時代に必要であると確信する反面、大きなリスクを取りながらも、変革のための大胆なビジョンを持たなければならないことを知りました」

ラバートン氏によると、ポモナへの移転は「すべての負債をなくせる」だけでなく、学生や職員の生活費削減や寄付金の「大幅な増額」など、同校にとって多くの利点をもたらすという。

「それ(ポモナ)がフラーの新しい拠点になったことについては、思いがけない素敵な逸話がありますが、今のところポモナでの始まりは、昔のパサデナにおけるスタートと同じように見えるかもしれません。私を含む多くの人にとって移転はつらいものになりますが、来たるべき未来に向けた正しい動きであると私は確信しています」

同校は、新キャンパスの正確な所在地はまだ明らかにしていない。また広報担当のブリット・ボーン氏はロサンゼルス・タイムズ紙に対し、不動産の取得がまだ完了していないと述べている。

同紙によると、パサデナのキャンパスは今後30日以内に不動産市場に出され、単独または複数の買い手、あるいは不動産開発業者に売却される可能性があるという。

マリ・クレメンツ学部長(プロボスト)は同紙に対し、パサディナのキャンパスは2021年に新しいキャンパスに移転する準備が整う前に売却する必要があると述べた。そのため売却後、同校はパサディナのキャンパスを移転するまで賃借りし、テナントとして使用することになるという。

キャンパスで学ぶ学生が減少しているのはフラー神学校だけではない。米国とカナダの神学校約270校が加盟する「神学校協会」(ATS)の2017年の報告書によると、各神学校の入学状況は「過去2年間、フルタイムと同等の学生が増加したことで安定」したが、その前には「10年間余りにわたる衰退」を経験している。ラバートン氏は他の神学校の動向にも触れつつ、次のように語った。

「他の必要かつ大胆な動きと同様に、この決定はフラー神学校の財政安定化に対する懸念を払拭することになると私たちは考えています。業界全体の混乱が非常に大きく、多くの神学校が閉鎖されている折に、神学教育の未来に投資することができるからです。そうすることでフラー神学校は強められ、後の日に新たな形で深い聖書の学びを提供できるようになるでしょう」

同校は1947年、ラジオ伝道者のチャールズ・E・フラーらによって設立された。同校のウェブサイトによると、世界90カ国110教派から約4千人が学んでいる。日本人では、ワールド・ビジョン・ジャパン理事長や太平洋放送協会(PBA)会長などを務めた羽鳥明氏、JTJ宣教神学校前学長の岸義紘氏、東京基督教大学元学長の倉沢正則氏ら、多くの福音派指導者を輩出している。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:フラー神学校アメリカ福音主義(福音派)マーク・ラバートン
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