Skip to main content
2025年12月5日11時53分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. NGO・NPO
東日本大震災(3・11)

「被災地の人々と共に生きる」 神戸国際支縁機構が83回目の訪問、石巻市の幼稚園で餅つき大会

2018年3月23日23時56分
  • ツイート
印刷
関連タグ:東日本大震災神戸国際支縁機構(KISO)岩村義雄
「被災地の人々と共に生きる」 神戸国際支縁機構が83回目の訪問、石巻市の幼稚園で餅つき大会+
餅つき大会の様子=3月2日(写真:神戸国際支縁機構提供)

東日本大震災から満7年となるのを前にした今月2日、宮城県石巻市の長浜幼稚園(後藤竜記園長)で恒例の餅つき大会が開催された。神戸国際支縁機構(岩村義雄理事長)が、震災翌年の2012年から継続して行っている「支縁活動」の1つだ。この日は岩村氏ら同機構のスタッフ3人が約90キロの餅米を持参した。園児たちは臼と杵(きね)を使って餅をついた。

神戸国際キリスト教会の牧師でもある岩村氏は、震災発生後からほぼ毎月、同園がある石巻市渡波(わたのは)地区を中心に訪れ、傾聴ボランティアや農・林・漁にわたる幅広い「支縁活動」を続けている。今回の訪問は83回目。餅つき大会のほかに、自然に触れてもらおうと、無農薬・有機栽培のコメづくりも、同園と協力して12年から行っている。昨年秋に行われたコメの収穫祭では、園児の母親たちが、阪神・淡路大震災で同じく被災した神戸から来たボランティアたちに、震災当時の様子を、まるで昨日のことのように語ってくれた。

「地震の発生から30分もしてから大津波が押し寄せるとは考えていなかった」

「まだ首がすわっていない赤ちゃんをおんぶして『てんでんこ』(※)に逃げるしかなかった」

「赤ちゃんにミルクを飲ませる哺乳瓶を消毒したくても、必要なライフラインがなかった。紙おむつもなく、おしめを洗うこともできず、道の水たまりですすぐしかなかった」

「家が流され、家族を失い、友人や仕事場の同僚もいなくなった恐怖で乳が出なくなり、近所に授乳を頼みに探し回った」

「被災地の人々と共に生きる」 神戸国際支縁機構が83回目の訪問、被災地の幼稚園で餅つき大会
昨年春に行った田植えの様子=2017年5月23日(写真:同機構提供)

こうした震災後を生き抜いた子どもたちの卒園式を約2週間前に控えた日に、餅つき大会は行われた。当初は1月下旬を予定していたが、大雪のため今月初めに延期。岩村氏は「卒園前に園児たちがどうしてもやりたかった餅つき大会でした」と話す。

年長組の園児たちとは、春の田植えから秋の稲刈り、脱穀、収穫祭、そして餅つき大会まで、1年を通して触れ合ってきた。昨年春に出会ったときは「例年の園児たちより一回り幼く見えた」というが、会う度に成長していった。

「被災地の人々と共に生きる」 神戸国際支縁機構が83回目の訪問、被災地の幼稚園で餅つき大会
田植え前にあいさつする岩村氏=2017年5月23日(写真:同機構提供)

餅つきをする前には、両親や地元の人たちを前に、年長組全員で手話を交えての実演も。「1年でこんなに成長した陰には、後藤園長をはじめ多くの教師たちの、ひたむきな教育者としての献身的な情熱と使命感がありました」と岩村氏は話す。

当日朝は雪模様だったが、餅をつき始めるころには晴れ渡った。寒風もまったく気にしない園児たちの「ぺったん、ぺったん」という大きな掛け声が、渡波地区の空いっぱいに響き渡った。

同機構は震災後、「縁(人とのつながり)を支える」という意味を込め、名称中の「支援」を「支縁」に変えた。岩村氏は「私たちと築いた『縁』が、いつまでも虹のように良い思い出となり、学校生活や思春期、受験などで困難にぶつかるとき、共にした体験が生かされることを願っている」と話す。

「被災地の人々と共に生きる」 神戸国際支縁機構が83回目の訪問、被災地の幼稚園で餅つき大会
無農薬・有機栽培で育てた稲を刈り取り、運ぶ園児たち=2017年10月24日(写真:同機構提供)

園児たちからのサプライズもあった。年長組の園児たち41人が、一人一人心のこもった絵手紙を同機構に贈ってくれたのだ。「園児たちが卒園すると、寂しくなる先生がたの気持ちが痛いほど分かる」と岩村氏。被災地の人々と共に生きる同機構の歩みは、震災7年で終わることなく、これからも続いていく。

※ てんでんこ:「めいめい」「各自」を意味する東北地方の方言。「津波てんでんこ」(津波の時は他の人を気にせず各自で逃げる)と津波対策の合い言葉にもなっている。

関連タグ:東日本大震災神戸国際支縁機構(KISO)岩村義雄
  • ツイート

関連記事

  • 「石の叫びに敏感であろう」 宮城学院女子大学・大学院のキリスト教教育特別集会で岩村義雄牧師が講演

  • 「心の復興」がなおざりにされた阪神・淡路大震災 岩村義雄・神戸国際キリスト教会牧師

  • 「シリアを見捨てないで」 孤児院建設目指し、神戸国際支縁機構理事長が2回目の訪問

  • 九州豪雨:神戸国際支縁機構が朝倉市に入り炊き出し

  • 「水平の〈運動〉から、垂直の〈活動〉に」神戸国際支縁機構の岩村牧師 災害ボランティアを語る

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • ワールドミッションレポート(12月3日):ソマリア 厳しい大地に芽を出す福音の種

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(236)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(中編) 広田信也

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • 東京・銀座で牧師がトーク&ライブ「メリエストクリスマス2025」 12月25日

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 聖心女子大学と聖パウロ学園高校が協定締結 共にカトリック系

  • ワールドミッションレポート(12月4日):イランのママーサニー族のために祈ろう

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性

  • 聖心女子大学と聖パウロ学園高校が協定締結 共にカトリック系

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(236)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(中編) 広田信也

  • 逆境は人生を開く 穂森幸一

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性

  • 聖心女子大学と聖パウロ学園高校が協定締結 共にカトリック系

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(236)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(中編) 広田信也

  • 青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.