Skip to main content
2025年11月15日12時01分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. NGO・NPO

「シリアを見捨てないで」 孤児院建設目指し、神戸国際支縁機構理事長が2回目の訪問

2018年3月6日14時07分
  • ツイート
印刷
関連タグ:シリア神戸国際支縁機構(KISO)岩村義雄
「シリアを見捨てないで」 孤児院建設目指し、神戸国際支縁機構理事長が2回目の訪問+
シリア国境近くのマリッシュ難民キャンプで、子どもたちに歓迎される神戸国際支縁機構の岩村義雄理事長(中央)=2017年12月30日(写真:同機構提供)

2011年以降続く内戦により、500万人近くが国外に難民として避難しているシリア。同国北部のアレッポに、紛争で親を失ってしまった子どもたちのために孤児院を建設しようと取り組んでいる神戸国際支縁機構(神戸市)の岩村義雄理事長(神戸国際キリスト教会牧師)らが2月4〜11日、隣国レバノンを訪問。シリアとの国境近くにある難民キャンプを訪れ、支援物資を配布したほか、孤児院建設に向け現地の状況を視察した。

岩村氏らがレバノンの難民キャンプを訪れるのは、昨年12月28日〜今年1月4日の訪問に続いて、今回が2回目。現地は日本とほぼ同じ緯度にあり、レバノンとシリアの国境となっているアンチレバノン山脈(最高峰2814メートル)は深雪に覆われていたという。レバノンの首都ベイルートに到着後、聖書にも登場する異邦の神バアル(フェニキアの神ハバド)が祭られていたとされる古代遺跡があるベッカー高原を通って、シリアとの国境近くにある難民キャンプを訪れた。

岩村氏らが訪れた難民キャンプでは、約150人のシリア人難民が、空き地の一角にブルーシートなどで作った簡素なテントを張り、家族単位で集団生活していた。排泄物などで悪臭も漂い、環境はよくなかったという。現地では粉ミルクや食糧などを配布した。現地の難民の話によると、国連は毎月100ドルほどの支援を約束したが、2017年は一度も実現されなかったという。

「シリアを見捨てないで」 孤児院建設目指し、神戸国際支縁機構理事長が2回目の訪問
シリア北部ラッカから、米軍の空爆を逃れてやってきた家族。収入もなく、子どもたちは教育を受けられない状況だが、敬虔に清貧な生活をしていた=1月2日(写真:同機構提供)

岩村氏は、「国際社会はまったくと言ってよいほどシリア情勢に関心を示しておらず、難民のケアに必要な支援金はほとんど足りていません」と訴える。「水も足りなければ、食糧も足りません。被災地にライフラインがない状態のようです。教育も行き届かなければ、医療も足りません。それにもかかわらず、難民の数はさらに増えていこうとしています」

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の昨年7月の報告によると、シリアの人口約1856万人のうち、国内避難民は約650万人、国外避難民は約515万人と、人口の6割近くが国内外で避難を強いられている。「殺りくの温床と化してしまった美しい国での殺人は日常茶飯事になり、世界のニュースでも取り上げられなくなっています」と、岩村氏は危惧する。

「シリアを見捨てないで」 孤児院建設目指し、神戸国際支縁機構理事長が2回目の訪問
シリア国境近くのシャース難民キャンプで、子どもたちに歓迎される神戸国際支縁機構の岩村義雄理事長(中央)=2月8日(写真:同機構提供)

一方、岩村氏は現地の紛争について、宗教間の違いが原因ではないと話す。キリスト教徒とイスラム教徒が結婚する例もあり、そうしたケースではイスラム教徒が教会に、またキリスト教徒がモスクへ行くという。シリアの首都ダマスカスにある「ウマイヤド・モスク」は現存する世界最古のモスクだが、3つある塔のうち中心の最も高い塔は「イーサ(アラビア語でイエス)の塔」と呼ばれ、イスラム教徒からも重要視されている。

もともとは洗礼者ヨハネを記念した教会だったが、7世紀にイスラム教の支配下になると、モスクに改装された。しかし現在もキリスト教徒にとって、重要な巡礼地の1つとされており、世界遺産にも登録されている。

「シリアを見捨てないで」 孤児院建設目指し、神戸国際支縁機構理事長が2回目の訪問
シリア北部ラッカから逃れてきた難民の女性2人。共に独身で、左は18歳、右は27歳。シリア国境沿いにあり、ミサイルの着弾などもあるアルサール近くで避難生活をしている=2月8日(写真:同機構提供)

「中東に滞在して明確に体験したことは、庶民の間では宗教間の対立はまったくないということでした。宗教対立は、むしろ政治家が利用しているにすぎません」

神戸国際支縁機構が孤児院の建設を予定しているアレッポは、内戦前は首都ダマスカスを上回る人口が集中する同国最大の都市だったが、政府軍と反体制派による長期の対立により、壊滅的な被害を受けた。同機構はアレッポに2カ所の孤児院を建設するために200万円を目標に募金を集めており、2月末現在で100万円近くが集まった。岩村氏は「シリアの現状に目を背けず、支援の手助けをしてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同機構(電話:078・782・9697、ホームページ)まで。

募金先は下記の通り。

■ 郵便振替
口座:00900−8−58077 加入者名:一般社団法人神戸国際支縁機構

■ 銀行振込
三菱東京UFJ銀行 三宮支店(462) 普通3169863 神戸国際支縁機構 岩村義雄

※ 通信欄などに「シリア」と記入

関連タグ:シリア神戸国際支縁機構(KISO)岩村義雄
  • ツイート

関連記事

  • 世界最大の教会学校創設者ビル・ウィルソン氏、シリア国境近くの紛争地域で銃撃される

  • シリア正教会に新大主教、内戦による主教不在状態から4年ぶり

  • カトリック赤堤教会でシリア支援トークショーとチャリティーコンサート開催

  • 第35回庭野平和賞、レバノンの「アディアン財団」に キリスト教徒とイスラム教徒が創設

  • シリア難民の留学生、日本に無事到着 「チャンスをありがとう」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • 超自然的現象と科学(13)アガペーを持続させる火「ドード」 愛多妥直喜

  • その時、祈りは聞かれた 穂森幸一

  • ワールドミッションレポート(11月15日):ウォリス・フツナ諸島 南太平洋の小さな島で育ち始めた小さな福音の芽

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 神の見えざる御手 佐々木満男

  • 超自然的現象と科学(13)アガペーを持続させる火「ドード」 愛多妥直喜

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.