Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

EUが宗教・信仰の自由に関する報告書を発表、キリスト教徒へ対する世界規模の迫害示す

2016年7月7日15時15分 翻訳者 : 内田周作
  • ツイート
印刷
関連タグ:欧州連合(EU)中央アフリカナイジェリアソマリアイラクサウジアラビアイランスーダンシリアイスラム国(IS)ボコ・ハラムアルシャバブフラニ族
EUが宗教・信仰の自由に関する報告書を発表、キリスト教徒へ対する世界規模の迫害示す+
欧州連合(EU)の最新報告書「世界の宗教・信仰の自由の状況に関する年次報告書2015」

キリスト教徒と他宗教の人々への身の毛もよだつような人権侵害の数々が、欧州連合(EU)の最新報告書「世界の宗教・信仰の自由の状況に関する年次報告書2015」の中で明らかにされた。

同報告書は、宗教的少数派に対する世界的な規模での迫害を終結させるために、政治的、財政的力を行使することをEUに求めている。また、シリアとイラクの絶滅しかかっているキリスト教徒を含め、世界には宗教に対する「かなりの制限」があるとしている。

報告書をまとめたグループの議長役を務める2人の欧州議会議員、ピーター・ファン・ダレン氏とデニス・デ・ヨング氏は、過激派組織「イスラム国」(IS)によるキリスト教徒と他の少数派の苦難を特に強調した。

報告書は、世界53カ国で、宗教、あるいは信仰の自由へ対する世界規模の制限があるとしている。

ファン・ダレン氏は、次のように述べた。「私たちの信仰は、私たち人間の尊厳の核にあるものです。しかし、痛ましいことに、今日、あらゆる人が自分の信仰を保ち、明らかにするという自由を楽しんでいるわけではありません。私たちは、イラクとシリアのキリスト教徒たちがほとんど絶滅しかかっていることを証言しました。インドでは2014年以来、信仰に関係した暴力事件の発生率が150パーセント上昇しています。そして、パキスタンでは、冒とく罪に問われたアーシア・ビビさんへ対する死刑判決という不正が、現在も継続中です。この報告書において、私たちは、EUがこうしたケースの解決を見出すための手助けができる仕方について、実践的な勧告を大まかに述べています。宗教、あるいは信仰の自由は、EUの議題の中でもよりも重要です」

また、デ・ヨング氏は次のように述べた。「遺憾ながら、私たちはEUがその外的行動において、より経済的、地政学的議題を支持し、人権の議題に関してはずっと妥協していることに気付きます。私たちは、EUのガイドラインにおける専門意見と知識の欠如に関して証言しました。特にEUの代表団においての。昨年度の私たちの報告書に示された特に問題のある国々の報告がなされなかったことに、私は特に失望し、今年はそれらの国々に関しての報告がなされるように欧州対外行動庁(EEAS)に求めます」

宗教や信仰の自由が特に懸念されている国々には、530万人の国民の80パーセントがキリスト教徒である中央アフリカも含まれている。同国では3万6千人のイスラム教市民が、キリスト教徒の民兵組織「反バラカ」の市民軍によって包囲された地域に閉じ込められたままである。

同国ではまた、圧倒的にイスラム教徒が大勢を占める元反政府勢力「セレカ」が、継続的にキリスト教市民を攻撃している。2015年には、1〜4月の間に1269人のキリスト教徒が殺害された。

人口1億8千万人の内、イスラム教徒とキリスト教徒が90パーセントを占めるナイジェリアでは、イスラム教徒が多い北部の12州にイスラム法に基づくシャリア法廷があり、非イスラム教徒が冒とく罪や他の違反に問われ、強制的にシャリア法廷に連れていかれ、むち打ちや体の一部切断、石打ちによる死刑などに処せられるケースがあった。

加えて、世界で4番目に恐ろしいテロ集団に分類されているフラニ族民兵は、アルシャバブとボコ・ハラム以上に多くのキリスト教徒を殺害した。今年は既に4千人以上のキリスト教徒が信仰に関する理由のためにナイジェリアで殺されており、2014年11月〜15年10月の間に、198の教会が襲撃され、損壊、または全壊させられた。

1040万人を超える人口のほとんど全てがイスラム教徒であるソマリアでは、アルカイダ系のイスラム武装組織「アルシャバブ」が、「イスラム教から改宗した疑いのある人々、あるいはイスラム教の原理を守ることに失敗している人々を苦しめ、障害を負わせ、殺すことによって」、彼らの教義を強要している、と同報告書は指摘している。1993年以来、ソマリアでは宗教的浄化政策が行われており、アルシャバブは「ソマリアがキリスト教徒から自由になることを欲する」と宣言している。

人口3260万人の大半がイスラム教徒であるイラクでは、キリスト教徒はイスラム教への改宗や、非イスラム教徒へ対する人頭税「ジズヤ」の支払いを強いられ、応じなければ処刑される。そして、同報告書は、2千年の歴史を持つイラクのキリスト教共同体が今、絶滅の危機に直面していると述べている。1990年代には120万人いたとされるイラクのキリスト教徒は、2013年には50万人、15年には26万人にまで減少したとみられている。

人口2730万人のほぼ全てがイスラム教徒であるサウジアラビアでは、政府による制限は、「宗教、あるいは信仰の自由に関して世界の中でも最もひどい侵害」に及ぶ、と同報告書は述べている。同国では、背教や冒とく、「魔術」、また教義に反すれば平和的な行為であっても、死をもって罰せられるべきとされている。

イスラム教徒が人口の99パーセントを占めるイランでは、バハイ教信仰は「政治の派閥」の1つとみなされ、バハイ教徒は政府によって背教者と判断され、市民権を与えられない。バハイ教の共同体のメンバーたちは高等教育を受けることを禁じられ、宗教的施設を建てることも維持することも許されず、社会的な年金制度からも排除されている。

キリスト教共同体もまた、イラン政府による「組織的な迫害」に直面している。2015年2月現在、約90人のキリスト教徒がその宗教的信条と活動のために拘束され、留置所で裁判を待っている。また、留置所では、キリスト教徒に対するむち打ちや身体的暴行が「かなり増大」したという。

人口3550万人の96パーセントがイスラム教徒であるスーダンでは、冒とく罪に問われると、6カ月の禁錮刑やむち打ち刑、罰金刑の処罰を受ける。改宗は非合法ではないが、イスラム教から別の宗教への改宗は、死をもって罰せられるべきこととされている。2011年以来、170人以上の人々がイスラム教徒を改宗させようと試みたとして逮捕されている。15年6月には、ファルドス・アル・トウムさんと他の9人の女性が、ジーパンやロングスカートをはいていたことが、スーダン当局からみだらだと判断され、教会で逮捕されたことを同報告書は述べている。アル・トウムさんは、むち打ち20回と罰金の判決を受けた。

主要な住民がイスラム教徒であるシリアでは、ISによって、キリスト教徒やヤジディ教徒、また他の少数派に対して、「残酷な民族的、宗教的浄化」が行われた。

ISによる宗教的少数派に対する大量虐殺は、時には街全体に及ぶこともあり、欧州議会を含むいくつかの国際機関によって、「ジェノサイド(大虐殺)」と呼ばれた。

2015年の最悪の残虐行為の1つは、シリア中央部のパルミラであった。そこでは、約400人が虐殺され、その多くは女性と子どもたちであった。また、シリア北部のアレッポでは、かつて40万人いたキリスト教徒が現在、6万人にまで減少している。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:欧州連合(EU)中央アフリカナイジェリアソマリアイラクサウジアラビアイランスーダンシリアイスラム国(IS)ボコ・ハラムアルシャバブフラニ族
  • ツイート

関連記事

  • 激しい迫害下でイスラム教徒らがキリスト教に改宗 サウジアラビア

  • 中国:政権によるキリスト教徒迫害を批判して収監された牧師が釈放

  • 米の「宗教迫害国」認定に中国とインド反発

  • エリトリアで迫害されるキリスト教徒 「世界でほとんど類を見ない組織的な人権侵害」

  • ネパール:「岩村記念病院・健康大学」でクリスチャン後継者が迫害を受け命の危機に

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.