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エリトリアで迫害されるキリスト教徒 「世界でほとんど類を見ない組織的な人権侵害」

2016年5月4日16時29分 翻訳者 : 木下優紀
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関連タグ:エリトリア
エリトリアで迫害されるキリスト教徒 「世界でほとんど類を見ない組織的な人権侵害」+
13万人以上のエリトリア人が難民として隣国エチオピアで生活している。(写真:Release International)

300人以上のキリスト教徒がエリトリアの牢獄で衰弱しており、残虐な政権から逃れるために数万人が国を去っていると考えられている。

アフリカの角といわれる北東部に位置するエリトリアは、一党独裁政権下にある。民主正義人民戦線(PFDJ)書記長のイサイアス・アフェウェルキ大統領は、1993年の独立以来政権を握っており、他の政党の結成は禁止されている。

10年以上にわたり、政府は人口の半数を占めるキリスト教徒や、他の弱い団体を迫害している。迫害監視団体「リリース・インターナショナル(Release International)」によれば、全ての福音派と単立の教会が閉鎖され、多くのキリスト教徒が信仰のゆえに拷問を受けているという。

昨年、エリトリア人は、より良い生活の希望を持って地中海を渡る危険な旅をする、世界で2番目に大きなグループとなった。最大のグループは、内戦が5年にわたり続いているシリアだ。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2015年12月時点で、13万人以上のエリトリア人が難民として隣国エチオピアで生活しているという。

リリース・インターナショナルは、エチオピアの難民キャンプを訪れ、エリトリアを脱出したキリスト教徒から、彼らが経験した残虐な扱いを聞き取った。

「法も正義もありません。エリトリアに住んでいたとき、キリスト教信仰を理由に逮捕されました。それが私が去った理由です。エリトリアでは、ほとんど全てのクリスチャンが投獄の危機にひんしています」と、難民の1人ダウィットさんは調査員に語った。

彼は1カ月以上の間、刑務所や強制労働所で過ごした。彼は、拷問を受け、毎晩寝るときには両手両足を背中に縛られた状態で寝ることを強いられたと述べた。

他の難民たちも、エリトリア当局による恐ろしい扱いについて明かした。元受刑者で拷問を受けたベルハネ・アスメラシュ博士は、受刑者が縛られ、木に吊るされるさまを明かした。吊るされる形の一つが「イエス・キリスト」と呼ばれており、アスメラシュ氏によれば、被害者が十字架につけられているように見えるからだという。

「エリトリアは巨大な牢獄のようです」とアスメラシュ氏。「国内は非常に多くの刑務所、拘置所、強制収容所でいっぱいです。北朝鮮のようです。しかし、アフリカにあるのです」

エルサさんは、姉妹が看守により殴られ死亡した後、エリトリアを脱出した。「私たちは地下の監房に監禁されていました。看守は時折、私たちを拷問するため、貨物コンテナに入れました。コンテナ内は日中は非常に暑く、夜間は凍えるほど寒くなりました」とエルサさんは回想した。

「私たちには食べるものが十分なく、医療も受けられなかったのです。看守は私たちの解放を申し出ましたが、もし私たちがイエスを捨てるならばとも言いました。私たちはノーと言いました」

ある晩、看守はエルサさんと姉妹を次々に殴打した。「私は姉妹の叫びを忘れることは決してないでしょう」とエルサさん。「それから私は彼女を見ていません」

2015年6月、国連による1年に及ぶエリトリアでの人権に関する聞き取り調査で「範囲においても規模においても、世界でほとんど類を見ない組織的な人権侵害」が明らかになった。

エリトリアを糾弾する報告書では、エリトリアの「国民を永続する不安の中に置いておくための、純粋に恣意(しい)的に用いられる、末端まで普及した監視システム」を批判した。

報告書には、「国自体の存続のための自衛を決断する中で、政府は、意見表明、表現、集会、結社、信教の自由を組織的に抑圧することで、社会の一員である個人を黙らせ、孤立させるためのシステムの設立を実行した」とある。

「末端まで普及した監視システムと、逸脱したと見なされる行動に対する重い帰結は、個人がもはや誰も、自身の家族ですら信頼することのない自己検閲の環境を作り出している」

権力を持つエリート層以外のほとんど全員が人権侵害を受けているが、信仰を持つ人には特段のリスクがある。2002年5月、政権は国内で最大のキリスト教の教派である正教会、カトリック教会、福音ルーテル教会、イスラム教スンニ派の4教派のみを公認すると発表した。

他の全ての団体は登録申請をするよう命じられ、非常に厳しい条件を守らなければならなくなった。それから10年以上たって、他の教派は一つも公認されていない。

国連によると、公認された宗教団体ですら「公認されているにもかかわらず、多かれ少なかれ政府の成約や襲撃の標的となっている」という。

「宗教的な構造物や事項に対する干渉は激しい」と報告書にはある。「宗教的なものは没収される。信者は恣意的に逮捕され、勾留されている間は悪い待遇を受けたり拷問を受けたりし、収容者は信仰を捨てるよう強制される。多くの信者が殺されたり、消息を絶ったりしている」

国連委員会は、エリトリア政府が「宗教をエリトリアの存続に対する脅威と見なしており、宗教とその表現を統制し始めている」と結論付けた。

リリース・インターナショナルは、キャンプ内での小規模ビジネスの立ち上げを通してエリトリア難民を支援している。

テメスゲンさんは写真屋を始めた。彼はキャンプで写真を撮って編集し、地域の街で現像してきた。「この店によって、家族は本当に助けられています。私たちは自分たちのために稼ぐことで、通常の生活を送れています」とテメスゲンさん。

「この難民キャンプは荒野のように見えますが、私たちは神の臨在を感じますし、私たちは共にいます。今最も素晴らしいことは、私たちが信仰を公に実践できることです」

エリトリア難民のデボラさんは、世界中のキリスト教徒に対して祈りを呼び掛けた。

「非常に大きな圧力の中で信仰を分かち合うときに、守りがあるよう祈ってください。知恵が与えられ、聖霊が私たちを導くよう祈ってください。神が牢獄の中にあっても信仰を強めるよう、クリスチャンの収容者のために祈ってください。そしてまた、悲惨な状況下でも健康が保たれ、すぐに解放されるよう祈ってください。個々の教会が信仰を持って強くあり、恐れではなく神の御国を宣べ伝え、他の人と福音を分かち合えるよう祈ってください」とデボラさん。

「エリトリアに正義が来るよう、祈ってください」

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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