Skip to main content
2026年1月29日21時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

エキュメニカル・ネットワーク第1回協議会(2):教会はヘイトスピーチに向き合っているか? 国境・教派超えるエキュメニカル運動

2015年8月27日23時22分 記者 : 土門稔
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本聖公会カトリック教会関西学院大学ヘイトスピーチヘイトクライム(憎悪犯罪)エキュメニカル・ネットワーク世界教会協議会(WCC)キルヘンターク関西セミナーハウス
エキュメニカル・ネットワーク第1回協議会(2):教会はヘイトスピーチに向き合っているか? 国境・教派超えるエキュメニカル運動
聖公会生野センター総主事の呉光現(オ・クァンヒョン)氏

2日目の25日は、日本聖公会、カトリック大阪大司教区、関西学院大学から出席した3氏によってシンポジウムが行われた。

日本におけるヘイトスピーチ

聖公会生野センター総主事の呉光現(オ・クァンヒョン)氏は、「キリスト者として生きるということ=ヘイトスピーチに向かって」と題して講演し、近年激化している人種差別デモやヘイトスピーチの現状について語った。呉氏は初め、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)が、「朝鮮人は出てけ」「朝鮮人は殺せ」などとデモをしている動画(新大久保での反韓デモ・老人を殴り蹴る在特会)を紹介した。

こうしたヘイトスピーチを受けて、呉氏の知人には「自分が死ねと言われていると感じた」「吐く」「下痢が続く」と言う人もいるなど、深い傷を負っている人が多いと言い、在日3世の女性が書いた文章を紹介した。

三つ編みを引っ張られたり、ひどいときは友達にビンタされたり、在日韓国人ってだけで、めっちゃ怖い思いをしてきた。そんなときに回りにいた大人たちは誰も助けてくれへんかった。

在日がもっと抗議しろとかは聞き飽きましたし、その言葉はほんま傷つく。てかなんで私らが声あげなあかんねん、ヘイトスピーチは日本の問題やし日本人の問題やん?

日本から出てけとか言われるんすよ、出てけもなんも、わたしの帰るとこ、ここやし。はあ。疲れる。普通に悔しくて涙がでる。

ヘイトスピーチに無関心でひとごとな日本のひとたち、もっと関心持ってほしい。

呉氏によると、ヘイトスピーチという言葉は2013年に朝日新聞が使い、知られるようになったが、その根は05年に発売されたマンガ『嫌韓流』にまでさかのぼるという。『嫌韓流』は公式には90万部のベストセラーとなり、この本の中で初めて「在日特権」という言葉が使われたのが始まりだという。

06年末に在特会が結成され、09年には滞在資格をめぐって裁判を起こしたフィリピン人のカルデロンさん一家の追放デモが行われた。さらに同年12月に京都朝鮮第一初級学校が襲撃された。13年2月には、大阪の鶴橋駅で大規模なデモが行われ、参加者の女子中学生が「鶴橋大虐殺」発言をしたことで、日本国内外の世論が注目しだしたという。

その後、国連人権委員会で改善勧告が出されたが、日本政府は憲法21条の「表現の自由」を理由に全く改善の意向を示していないと呉氏は説明した。

呉氏は、ドイツでは人種差別的な行動は警察が実力行使して規制すると言い、しかし日本では、警察はただ付き添っているだけで、日本に来た外国人がデモの様子を見ると、「なぜ日本の警察はレイシスト(差別主義者)を守っているのか?」と疑問の声を上げるという。呉氏は、それはむしろ「寛容的共犯」ではないかと批判し、このような違いの根本に日本の歴史認識の課題があるのではないかと述べた。

教会はヘイトスピーチに向き合っているか?

呉氏はヘイトスピーチに対するカウンター(対抗)デモに参加しているが、ヘイトスピーチと闘う現場に教会の関係者がほとんど見られないのが残念だと言う。「教会関係者は正義や平和を語り、ヘイトを憂う発言はあっても、それをきちんと神学やキリスト教信仰の問題として取り扱った本は見たことがない。教会はヘイトスピーチにきちんと向き合っているのでしょうか?」とも語った。

しかし、呉氏の所属する日本聖公会でヘイトスピーチの動画を見せたところ、これは日本聖公会全体で取り扱うべきテーマだという議論が起こり、昨年5月には「ヘイトクライム(人種・民族憎悪犯罪)、ヘイトスピーチ(人種差別・排外表現)の根絶と真の民族・多文化強制社会の創造を求める日本聖公会の立場」が議案として満場一致で採択されたという。

このような議案が出ることで各教会に掲示が出され、現状を知らない教会員にも知ってもらうことにつながるとして、呉氏は「私にとってはとても力強い動きでした。このように教団で議案を出すことで、ヘイトスピーチの実際の現状を日本の教会もきちんとつかまえて、日本の社会の右傾化を見ていくべきではないでしょうか」と述べた。

そして、「預言者としての教会が今こそ問われている。ヘイトというものが反福音的であり、反聖書的であるという聖書理解、教会活動、神学的な営みが必要だと思います」と締めくくった。

エキュメニカル・ネットワーク第1回協議会(2):教会はヘイトスピーチに向き合っているか? 国境・教派超えるエキュメニカル運動
カトリック大阪大司教区社会活動センター(シナプス)の宮内陽子氏

アジア・アフリカ系の人々を差別の目で見る日本社会

次に、カトリック大阪大司教区社会活動センター(シナプス)の宮内陽子氏が、教会での難民移住者支援についての取り組みを報告し、「難民保護活動を行い、医療・生活保護の支援に付き添う中で、日本の社会がアジア・アフリカ系の人々を差別の目で見ていることを肌身で感じた」と述べた。

また、宮内氏が関わる全国キリスト教学校人権教育研究協議会では、プロテスタント、カトリックの教育関係者たちが集まりを開き、道徳の教科化や原発問題などについて、さまざまな決議声明を採択し、関係機関に送付している活動なども紹介した。

国境と教派を超え、平和と正義を求めるエキュメニカル運動

関西学院大学法学部教授で宣教師のクリスチャン・ヘアマンセン氏は、母国デンマークでは人口の8割がルーテル教会の信徒であり、母国ではエキュメニカルという視点はなかったと語った。その上で来日後、大阪の日雇い労働者の町、釜ヶ崎でさまざまなキリスト教の教派や団体が、生活保護や依存症、子どもたちの教育など同じ課題を共有し、支援活動を行っている姿を見て、初めてエキュメニカルな意味に気付いたと語った。

しかし、社会活動よりも教会での奉仕をするべきだという声も多く、さまざまな活動がなかなか教会や大学の神学部、研究者にまでつながらないのが課題ではないかと述べた。

エキュメニカル・ネットワーク第1回協議会(2):教会はヘイトスピーチに向き合っているか? 国境・教派超えるエキュメニカル運動
関西学院大学法学部教授で宣教師のクリスチャン・ヘアマンセン氏

ドイツでは2年に一度、「キルヘンターク」(教会の日)というイベントが行われ、プロテスタント、カトリック各派の関係者が集まり、さまざまな活動の報告や情報交換を行い、共に礼拝をささげているという。

ヘアマンセン氏が2011年に訪れたキルヘンタークのドレスデン大会には10万人が参加し、ドイツのアンゲラ・メルケル首相も訪れ、脱原発のメッセージを発した。キルヘンタークでは、それまで約40年間にわたり、脱原発運動を続けてきたという。ヘアマンセン氏は、共に力を合わせれば何かを達成できるという歴史的な会合となったと感じたと述べ、日本でもこのような活動ができないかと提案した。

ヘアマンセン氏によると、ドイツでもヘイトスピーチやレイシストの運動は激しいという。戦争の記憶を失えば、同じことを繰り返すのは、日本でもドイツでもデンマークでも同じであり、だからこそエキュメニカルな運動が必要だと述べ、それをどのように伝えるかを共に考えなければならないと語った。

今年12月には、パリで世界の気候変動問題について話し合う国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が行われる。世界的なエキュメニカル組織である世界教会協議会(WCC)では、長年にわたって気候と正義のための活動を行っており、国連の気候変動の議論に意見を出し、気候変動の犠牲となるアジア太平洋やアフリカの国々と力を合わせて活動しているという。ヘアマンセン氏は、日本ではまだそのような活動に参加し、声を上げるキリスト者が少ないとし、ぜひ声を上げてほしいと訴えた。

そして最後に、「教会は国境を超えている存在である。だからこそエキュメニカルな活動は必要とされ続けます」と語った。

■ エキュメニカル・ネットワーク第1回協議会:(1)(2)

関連タグ:日本聖公会カトリック教会関西学院大学ヘイトスピーチヘイトクライム(憎悪犯罪)エキュメニカル・ネットワーク世界教会協議会(WCC)キルヘンターク関西セミナーハウス
  • ツイート

関連記事

  • 「共におられる神」感じてこそ エキュメニカル功労者賞に「東北ヘルプ」

  • WCC討論会、戦後70年でボンヘッファーのエキュメニカルな遺産を再考 本も出版

  • ルーテルとカトリック、2016年にエキュメニカルな記念行事を計画

  • 神田健次氏「ネットワークでつながりを」 新潟でエキュメニカル運動講演会

  • 「エキュメニカル運動にとって重要な契機に」 WCC釜山大会閉幕

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(20)言葉と愚かさ 臼田宣弘

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • シリア語の世界(42)シリア正教会の典礼②典礼の祈り(その2) 川口一彦

  • 英宣教学者「2026年は記憶する限り最も霊的に開かれた年になる」

  • ワールドミッションレポート(1月28日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる②

  • ダビデの幕屋の建て直しを 東京・御茶ノ水キングダム祈祷会、1月31日からスタート

  • ワールドミッションレポート(1月29日):メキシコのマトラツィンカ・アツィンゴ族のために祈ろう

  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • 英宣教学者「2026年は記憶する限り最も霊的に開かれた年になる」

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • ダビデの幕屋の建て直しを 東京・御茶ノ水キングダム祈祷会、1月31日からスタート

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 「われわれは暗闇の中にいる」 抗議デモの拡大に伴うイラン人キリスト教徒の恐怖と孤立

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(240)一神教と多神教の違いを軽率に扱いたくない 広田信也

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • 米のベネズエラ攻撃・大統領拘束に対する現地の福音派キリスト者の反応

  • ドニー・マクラーキン牧師の件で日本の皆さんに伝えたいこと

  • 「信徒の友」「こころの友」などが休刊へ、日本キリスト教団出版局の事業整理・縮小で

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 英ポルノ女優リリー・フィリップスさんが受洗 心からの回心?売名行為? 真意巡り議論

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 日本聖書神学校、2026年度から「基礎科」新設

編集部のおすすめ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.