ルーテルとカトリック、2016年にエキュメニカルな記念行事を計画

2015年1月18日16時15分 記者 : 行本尚史 印刷
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ルーテル世界連盟(LWF)総幹事のマルティン・ユンゲ牧師(左)と、教皇庁キリスト教一致推進評議会(PCPCU)議長のコッホ枢機卿(写真:LWF / S・ガレー)

ルーテル世界連盟(LWF)と教皇庁キリスト教一致推進評議会(PCPCU)は「対立から交わりへ」という過程の続きとして、また対話を通じて受けた共同の賜物を表すために、とりわけ2017年の宗教改革500周年を見越して、2016年秋にエキュメニカルな行事を合同で主催する。LWFとPCPCUが15日に共同で記者発表した。

2017年はまた、LWFとローマ・カトリック教会のエキュメニカル対話50周年でもある。

来たるキリスト教一致祈祷週間(1月18〜25日)の枠組みの中で、LWFとPCPCUが世界的な宗教改革記念の一年前に行われる行事の詳細について審議を始めたということを、より幅広いエキュメニカルな層へ伝えることが、LWFとPCPCUにとって重要であると、両者は伝えている。

2016年のこの合同行事は、ルーテルとカトリックの合同報告書「対立から交わりへ―ルーテルとカトリックによる2017年宗教改革の合同記念」の中でとらえられている、両者の確固たるエキュメニカルな展開を強調するものとなるという。

ルーテル=ローマ・カトリック一致委員会によって2013年に出された「対立から交わりへ」は、国際的なレベルで宗教改革の歴史を共に記述するための最初の試み。この報告書は、16世紀の宗教改革の間に問題となっていた神学的な諸問題を特定するとともに、それらのエキュメニカルな進展を跡付けている。この文書にはまた、対話と共同の証しのための5つのエキュメニカルな要請が含まれている。それは、世界中のルーテルとカトリックの両者に提供される共同式文資料の作成の基礎をなすものでもあるという。

「対立から交わりへ」は、義認の教理の基本的な真理における一致を確認しようと、LWFとPCPCUによって1999年10月31日に署名された「義認の教理に関する共同宣言」を含む、ルーテルとカトリックの何十年もの神学的な働きの上に立つもの。

この行事の会場や主な発題者、そして参加者は追って発表される。

「宗教改革を記念する上でのLWFの原則の一つは、エキュメニカルな責任の精神においてそうすることである。私たちは従って、2017年に向けた準備において合同の行事を計画し始めるために、ローマ・カトリック教会との長きにわたる対話に基づく方法を探求するこの機会を歓迎する。『対立から交わりへ』はこれらの探求のためのよい基盤を私たちにもたらすものである」と、LWF総幹事のマルティン・ユンゲ牧師は述べた。

一方、PCPCU議長のコッホ枢機卿は次のように述べた。「神の問題が持つ中心性と、キリスト中心の接近法に共に集中することによって、単に実際的な形ではなく、ルターが再び明らかにした、十字架につけられ復活したキリストへの信仰の深い意味において、ルーテルとカトリックは宗教改革のエキュメニカルな記念をする可能性を持つであろう。『この折に』と教皇フランシスコが述べられたように、『初めて、ルーテルとカトリックは一つのエキュメニカルな記念行事を世界中で分かち合う機会を持つことになるが、それは勝利主義的なお祝いという形ではなく、三位一体の神に対する私たちの共通の信仰の告白としてである』。これが今日、私たちの前にある務めであり、共同においてのみそれに取りかかることができるのである」

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