女性と信仰(16)賢い女、賢い妻③―ヤエル 前田基子

2015年1月16日15時35分 コラムニスト : 前田基子 印刷
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「女の中で最も祝福されたのはヤエル、ケニ人ヘベルの妻。天幕に住む女の中で最も祝福されている」(士師記5:24)

イスラエルの敵カナンの将軍シセラに直接手を下して殺し、イスラエルに勝利をもたらしたのは、デボラでもバラクでもなく、ケニ人ヘベルの妻ヤエルでした。ほうほうの体で天幕に逃げ込んで来たシセラを、ヤエルは機転を働かせて迎え入れました。そして、水を求めるシセラに乳を与え、凝乳さえも勧めました。すっかり気を許し熟睡したシセラのこめかみに、ヤエルは天幕の鉄のくいを取り、槌で打ち込み殺しました。

「よい習慣は、才能を超える」とは、元東レ経営研究所社長の佐々木常夫氏の名言です。

平凡な私生活のただ中に突然飛び込んできた事態に、ヤエルは、「すばやく」「賢く」「臆することなく」対応対処しました。ヤエルが日頃から、世の動きに関心を持ち、機敏に家事をこなし、何事につけプラスアルファの心がけをしていたからにほかなりません。

私の実家の前に、ハート型の「志池」という池がありました。市が、池にたくさんのアヒルとカモ、そして2羽の白鳥を放っていました。道行く人がパンの耳を投げると、アヒルやカモは互いの頭を踏み越えて騒がしく奪い合います。ところが、2羽の白鳥は常に喧騒の中に入らず、遠くを優雅な姿で前後して泳いでいました。ある日、縁側に座っている私の頭上を何かが横切っていきました。あの2羽の白鳥でした。羽が新しく生え変わり、翼を広げて高く舞いかけていたのです。

泳いでいる時の白鳥の足をご覧になったことがありますか。それは不細工です。アンデルセンの『みにくいあひるの子』を思い出します。

主はあなたが最高に輝く時と場所を備えておられます。ですから、どうぞ今を大切に、主にあって賢くお過ごしくださいますように。(続く

■ 賢い女、賢い妻:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)

前田基子(まえた・もとこ)

イエス・キリスト緑の牧場教会(東京)で救われ、玉野聖約基督教会(岡山)から献身。生駒聖書学院卒。生駒聖書学院副院長。エリムキリスト教会牧師。ABCラジオ放送「希望の声」・テレホンメッセージ「希望の声」(074・373・3740:ゼロナシ・ミナサン・ミナヨレ)牧師。

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