女性と信仰(22)賢い女、賢い妻⑨―アビガイル「主を恐れる」 前田基子

2015年3月5日09時54分 コラムニスト : 前田基子 印刷
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神様は、最初の人アダムに「ふさわしい助け手」として、エバをお与えになりました。

この「ふさわしい」は、「相対する」という意味です。エバがアダム同様に、神様に相対していなければ、アダムが神の意志を生きるための良き「助け手」とはなり得ません。

以前に取り上げましたが、女性は「膝で勝負」する中で、覚悟を決めます。アビガイルは、彼女が全く知らないところで犯した夫ナバルの罪を、「わが罪」として負いました。なぜならば、夫婦は一体であるからです。プラスのみならずマイナスもまた共有すべきであるからです。ところが、「十日ほどたって、主がナバルを打たれたので、彼は死」(1サムエル25:38)にました。この主のお取り計らいを知るとき、「膝で勝負」をする「主を恐れる」女は、いよいよ主への信頼を固くし、固くされた「主への信頼」は、「愛する愛」に挑戦する「聖(きよ)さ」となるのです。

主が「賢明な女」と言われたアビガイルの生き様は、「主への恐れ」で貫かれています。ナバルが死んだ後、ダビデは彼女を妻とするために、しもべを送りました。「彼女はすぐに、地にひれ伏して礼をし、そして言った。『まあ。このはしためは、ご主人さまのしもべたちの足を洗う女奴隷となりましょう。』 アビガイルは急いで用意をして、ろばに乗り、彼女の五人の侍女をあとに従え、ダビデの使いたちのあとに従って行った。こうして彼女はダビデの妻となった」(1サムエル25:41、42)

「主を恐れる」ことは、周囲に左右されることなく、「愛する愛」を生きることです。

エジプトの王パロは、産まれた全ての男の子を殺すよう命じました。しかし、「主を恐れる」助産婦シフラとプアは、男の子を生かしておきました。たった二人の「主を恐れる」女によって、イスラエルはもちろんのこと、全人類が偉大な神のみ救いにあずかることになったのです。

「麗しさはいつわり。美しさはむなしい。しかし、主を恐れる女はほめたたえられる」(箴言31:30)

(終わり)

■ 賢い女、賢い妻:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)

※ 前田基子牧師によるコラム「女性と信仰」はこの回で最終回となります。長らくご愛読いただき、ありがとうございました。

前田基子(まえた・もとこ)

イエス・キリスト緑の牧場教会(東京)で救われ、玉野聖約基督教会(岡山)から献身。生駒聖書学院卒。生駒聖書学院副院長。エリムキリスト教会牧師。ABCラジオ放送「希望の声」・テレホンメッセージ「希望の声」(074・373・3740:ゼロナシ・ミナサン・ミナヨレ)牧師。

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