恐れからの開放 安食弘幸(7)

2014年12月28日06時59分 コラムニスト : 安食弘幸 印刷
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「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」(箴言29:25)

どこの国にも挨拶のことばがあります。「オハヨー」「グッド・モーニング」「シャローム」「もうかりまっか」

昔、ナザレの町に住む一人の処女マリヤに御使いガブリエルが告げます。「恐れることはない。・・・あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい」

また時を同じくして御使いは、マリヤの許婚ヨセフに現われて告げます。「ダビデの子ヨセフ。恐れないでマリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです」

更にキリストが生まれた時、御使いは羊飼いたちに現われて告げます。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです」

クリスマスの神からのメッセージは「恐れることはありません」というものでした。恐れは私たちの人生を破壊する大きな力を持っています。

アメリカの人生哲学者、ナポレオン・ヒルは、私たち人間が恐れているものとして次のものをあげています。

1. 貧しさ
2. 失敗(非難)
3. 病気
4. 愛を失うこと
5. 老化
6. 自由を失うこと
7. 死

旧約聖書の人物、ヨブが自分の所有物(家畜・家屋・家族・財産・健康)を次々と失った時、こう言いました。「私の最も恐れたものが、私を襲い、私のおびえたものが、私にふりかかった」。ヨブは「自分の恐れていたことが起こってしまった」と嘆いたのです。

動物学者たちは興味深いことを発見しました。動物は自分を恐れていないものは決して襲いません。しかし恐れる時、そのものから恐れの波長が出ていくので襲われるのです。

これは私たちの生活においても同じことが言えるのです。失敗をいつも恐れている人は失敗を引き寄せ、病気をいつも恐れている人は病気を引き寄せてしまうのです。ですから、聖書の中で神は何度も何度も私たちに向かって「恐れるな、恐れるな」と励まして下さるのです。

では、心の中に何かの恐れを持つ人はどう対処すれば良いのでしょうか。部屋の中の暗闇を消すのに箒で掃き出す人はいません。ただ明かりをつければいいだけです。同じように心の中の暗闇を消すためには「わたしは世の光である」と言われたイエス・キリストを心に迎えれば良いのです。

クリスマスは、イエスが私たちと共に住むためにこの世に来て下さった日です。「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します」(Ⅰヨハネ4:18)

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安食弘幸

安食弘幸(あんじき・ひろゆき)

1951年、島根県出雲生まれ。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球関西六大学リーグの強打者として活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒。哲学博士。現在、日本キリスト宣教団峰町キリスト教会主任牧師。NHK文化センター「聖書入門講座」「カウンセリング講座」講師、JTJ宣教神学院講師、とちぎテレビ「ゴスペルジェネレーション」の説教者。また、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設で講演活動を行っている。

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