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働くことに喜びがありますか?

働くことに喜びがありますか?~信仰による労働の変革~(6)本来の労働がもたらすもの 門谷晥一 

2014年11月9日06時57分 コラムニスト : 門谷晥一
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門谷晥一氏+

本来の労働は神の大いなる祝福を受け、大きな恵みをもたらすものである。その例は聖書の中に多く記されている。大原則は、人為的なものに頼らず神に頼る時に、人々も国も大いなる全的祝福を受けるということである。それがどんなに素晴らしいものであるかを、いくつかの御言葉から見ていきたい。

(1)平安と喜びが与えられる[4]。幸福でしあわせになる、「幸いなことよ。すべて主を恐れ、主の道を歩む者は。あなたは、自分の手の勤労の実を食べるとき、幸福で、しあわせであろう」(詩篇128:1~2)、「なぜなら、神は、みこころにかなう人には、知恵と知識と喜びを与え、罪人には、神のみこころにかなう者に渡すために、集め、たくわえる仕事を与えられる。これもまた、むなしく、風を追うようなものだ」(伝道者2:26)。

(2)能力に応じて働き、必要に応じて受ける(無競争の状態)。エデンの園は、労働の所産によって生計を立てるところではなかった。生活の糧が充分あったということは、労働がそのためのものではなく、むしろそれによって人間が神の創造の目的を遂行、成就する方法とみなされる。その点で、エデンの園の構造は、労働と報酬との非連続性を示している。罪の無いエデンにおける神の直接支配の世界構造の中では「能力に応じて働き、必要に応じて受ける」という原則が見られる。報酬が労働の原因や、目的となって、労働の前後を報酬が取りまく世界は、堕罪後の世界である。それだけ、エデンの園の労働は祝福を受け、純粋な奉仕となっていた。これは、神の祝福の原理に沿った労働であり、原則的には堕罪後においても見られる。その例が出エジプト記の御言葉に示されている、「しかし、彼らがオメルでそれを計ってみると、多く集めた者も余ることはなく、少なく集めた者も足りないことはなかった。各自は自分の食べる分だけ集めたのである」(出エジプト記16:18)[6]。

(3)むだに労することがない。「彼らはむだに労することもなく、子を産んで、突然その子が死ぬこともない。彼らは主に祝福された者のすえであり、その子孫たちは彼らとともにいるからだ」(イザヤ65:23)

(4)必ず与えられる、また満ち足りるまで与えられる。「雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、それに物を生えさせ、芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える」(イザヤ55:10)、「もし、あなたがたがわたしのおきてに従って歩み、わたしの命令を守り、それらを行なうなら、わたしはその季節にしたがってあなたがたに雨を与え、地は産物を出し、畑の木々はその実を結び、あなたがたの麦打ちは、ぶどうの取り入れ時まで続き、ぶどうの取り入れ時は、種蒔きの時まで続く。あなたがたは満ち足りるまでパンを食べ、安らかにあなたがたの地に住む。わたしはまたその地に平和を与える。あなたがたはだれにも悩まされずに寝る。わたしはまた悪い獣をその国から除く。剣があなたがたの国を通り過ぎることはない」(レビ26:3~6)、「柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです」(マタイ5:5~6)。

(5)やむことなく与えられる。「地の続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜とは、やむことはない」(創世記8:22)

(6)すべてのものが与えられる。「それで、神はノアと、その息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。『生めよ。ふえよ。地に満ちよ。野の獣、空の鳥、―地の上を動くすべてのもの―それに海の魚、これらすべてはあなたがたを恐れておののこう。わたしはこれらをあなたがたにゆだねている。生きて動いているものはみな、あなたがたの食物である。緑の草と同じように、すべてのものをあなたがたに与えた』」(創世記9:1~3)、その他、マタイ6:33。

(7)良きものが与えられる。「もし喜んで聞こうとするなら、あなたがたは、この国の良い物を食べることができる」(イザヤ1:19)

(8)非常に高い生産性・高い効率が見られる。「イサクはその地に種を蒔き、その年に百倍の収穫を見た。主が彼を祝福してくださったのである。こうして、この人は富み、ますます栄えて、非常に裕福になった。」(創世記26:12~13)

(9)繁栄し、また栄える。「この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行なうためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄しまた栄えることができるからである」(ヨシュア記1:8)、その他、申命記28:1~14、詩篇35:27。

(10)神に似る者となっていく。人は労働によって神の世界管理のわざに加わり、神のかたちを具体化していく。人はその仕事を通じて自分の人格を具体的に形づくっていく[5]。

(11)創造的になり、高い創造性(力)が与えられる。

参考文献

[1] 林晏久編(2004年)『刈り入れの時は来た―ビジネスマン・壮年者伝道ハンドブック』いのちのことば社
[2] 山崎龍一(2004年)『クリスチャンの職業選択』いのちのことば社
[3] 唄野隆(1995年)『主にあって働くということ』いのちのことば社
[4] ジョン.A .バーンバウム、サイモン.M .スティアー(1988年)『キリスト者と職業』村瀬俊夫訳、いのちのことば社
[5] 唄野隆(1979年)『現代に生きる信仰』すぐ書房
[6] 山中良知(1969年)『聖書における労働の意義』日本基督改革派教会西部中会文書委員会刊
[7] 大谷順彦(1993年)『この世の富に忠実に』すぐ書房
[8] H.F.R.キャサーウッド(1996年)『産業化社会とキリスト教徒』宮平光庸訳、すぐ書房
[9] 鍋谷憲一(2005年)『もしキリストがサラリーマンだったら』阪急コミュニケーションズ
[10] 宇田進ほか編(1991年)『新キリスト教辞典』いのちのことば社
[11] カール.F.ヴィスロフ(1980年)『キリスト教倫理』鍋谷堯爾訳、いのちのことば社
[12] マックス・ヴェーバー(1989年)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』大塚久雄訳、岩波書店
[13] 小形真訓(2005年)『迷ったときの聖書活用術』文春新書
[14] ケネス.E.ヘーゲン『クリスチャンの繁栄』エターナル・ライフ・ミニストリーズ発行
[15] D.M.ロイドジョンズ(1985年)『働くことの意味』鈴木英昭訳、いのちのことば社
[16] ルーク・カラサワ(2001年)『真理はあなたを自由にする』リバイバル新聞社
[17] 遠藤嘉信(2003年)『ヨセフの見た夢』いのちのことば社
[18] 唄野隆(1986年)『主に仕える経済ライフ』いのちのことば社
[19] E.P.サンダース(2002年)『パウロ』土岐健治、太田修司訳、教文館
[20] エドウィン.H .パーマー(1986年)『聖霊とその働き』鈴木英昭訳、つのぶえ社
[21] 松永真里(1994年)『なぜ仕事するの?』講談社
[22] 厚生労働省編(2005年)『労働経済白書(平成17年版)』国立印刷局発行
[23] ウッチマン・ニー(1960年)『キリスト者の標準』斉藤一訳、いのちのことば社
[24] ロナルド・ドーア(2005年)『働くということ』石塚雅彦訳、中公新書
[25] 共立基督教研究所編(1993年)『聖書と精神医学』共立基督教研究所発行
[26] 生松敬三(1990年)『世界の古典名著・総解説』自由国民社
[27] 東方敬信(2001年)『神の国と経済倫理』教文館
[28] バンソンギ(2005年)『キリスト教世界観』CBMC講演会資料
[29] ジョン・エドムンド・ハガイ(2004年)『聖書に学ぶリーダーシップ』小山大三訳、ハガイ・インスティテュート・ジャパン発行
[30] William Nix (1997) "Transforming Your Workplace For Christ" , Broadman & Holman Publishers
[31] ミラード.J.エリクソン(2005年)『キリスト教神学』(第3巻)伊藤淑美訳
[32] 国際ハガイセミナー資料(2005年、シンガポール開催)
[33] ダニエル・フー「Goal-Setting」、国際ハガイセミナー資料(2005年、シンガポール開催)
[34] ヘンリー・シーセン(1961年)『組織神学』島田福安訳、聖書図書刊行会
[35] ジョージ.S.ヘンドリー(1996年)『聖霊論』一麦出版社
[36] 安黒務(2005年)『組織神学講義録、人間論及び聖霊論』関西聖書学院
[37] ヘンドリクス・ベルコフ(1967年)『聖霊の教理』松村克己、藤本冶祥訳、日本基督教団出版局
[38] ピーター・ワグナー(1985年)『あなたの賜物が教会成長を助ける』増田誉雄編訳、いのちのことば社
[39] ケネス.C.キングホーン(1996年)『御霊の賜物』飯塚俊雄訳、福音文書刊行会
[40] ポール.J.マイヤー(2003年)『成功への25の鍵』小山大三訳、日本地域社会研究所
[41] 国内ハガイセミナー資料(2004年11月、名古屋開催)
[42] 三谷康人(2002年)『ビジネスと人生と聖書』いのちのことば社
[43] 平野誠(2003年)『信念を貫いたこの7人のビジネス戦略』アイシーメディックス
[44] 『バイブルに見るビジネスの黄金律』(2004年、いのちのことば社マナブックス)
[45] 『バイブルに見るビジネスの黄金律2』(2006年、いのちのことば社マナブックス)
[46] ウィリアム・ポラード(2003年)『企業の全ては人に始まる』大西央士訳、ダイヤモンド社
[47] 「キリスト教主義打ち出すクリスチャン企業」(『リバイバル新聞』2005年5月22日号)
[48] 「フィジーのリバイバルを収録」(『リバイバル新聞』2005年)、及びDVDビデオ「海は鳴りとどろけ」(2005年、プレイズ出版)

■ 働くことに喜びがありますか?: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)

◇

門谷晥一(かどたに・かんいち)

1943年生まれ。東京大学工学部大学院修士課程卒業。米国ミネソタ州立大学工学部大学院にてPh.D.(工学博士)取得。小松製作所研究本部首席技監(役員待遇理事)などを歴任。2006年、関西聖書学院本科卒業。神奈川県厚木市にて妻と共に自宅にて教会の開拓開始。アガペコミュニティーチャーチ牧師。著書に『ビジネスマンから牧師への祝福された道―今、見えてきた大切なこと―』(イーグレープ)。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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