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働くことに喜びがありますか?

働くことに喜びがありますか?~新約聖書に見る本来の労働の姿~(11)パウロに見る本来の労働の姿 門谷晥一

2015年1月19日11時37分 コラムニスト : 門谷晥一
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門谷晥一氏+

パウロは手職を身につけていた。それは、使徒行伝18章3節で「天幕作り」と呼ばれているものである。彼は宣教者でありながら自分の手で働いて生計を立てていることを誇りにしていた(Ⅰコリント4:12)。パウロの具体的な労働内容は明らかではないが、彼の労働に対する姿勢は、既に彼の言葉を引用しながら次のように要約した。

(a) 自分の仕事を、自分の手で、身をいれ、労苦して行うこと、(b) 正しく、静かに行うこと、(c) 外の人々に対してもりっぱにふるまえるよう、また身をもって他の人に模範を示すことができるように行うこと、(d) 真心から地上の主人に従って、主に仕えるように善意をもって行うこと、(e) キリストのしもべとして、心から神のみこころを行うように行うこと[19]。

パウロが自分の労働をこれらの御言葉通りに行ったことは想像に難くない。パウロにおいて労働は、次の項目をそのまま満たすものであったということができる。

(a) 労働は神のための奉仕である、(b) 労働は神を礼拝することである、(c) 労働は人のための奉仕である、(d) 労働は恵みを受けることである、(e) 労働は必要を満たすためである。

まとめ

神が与える労働の本来の姿について、色々な角度から見てきた。労働の本来の姿がどんなに素晴らしいものであり、それが喜びと恵みと祝福に満ちたものであるのかを知ることができた。

我が国においては神を知らない人が大多数であり、キリスト教徒は神を知らない多くの人達に取り囲まれて働いている。従って労働の場において、神が与える労働の本来の姿を、少ないキリスト教徒のみで取り戻し回復することは、極めて困難な状況であると思われる。

しかし私たちは、神に不可能なことはないこと、神には無限の力があることを覚えたい。私たちキリスト教徒一人一人が喜びと希望を持ち、置かれたそれぞれの労働の場の中において、また労働の場の外から、神を証しし、福音を大胆に述べ伝え続けていくことが肝要である。

そのためにも、現状の労働の姿が、あるべき本来の労働の姿からいかにかけ離れたものであるかをしっかりと認識する必要がある。次にその神から離れた労働の姿について見て行きたい。

神が与える労働の本来の姿 総括

働くことに喜びがありますか?~新約聖書に見る本来の労働の姿~(11)パウロに見る本来の労働の姿  門谷晥一

神が与える労働の本来の姿においては、エデンの園は祝福の場所であり、アダムとエヴァには聖霊は内住していなかったが、彼らは自分の霊によって神と充分に交わることができ、神からの祝福が豊かに注がれていた。労働の姿は全体として祝福の構造、罪のない構造にあった。

・労働と信仰との関係―労働と信仰は一体化(神が共におられた)
・人間の霊―神と交わることができる状態(聖霊の内住はなかった)
・労働の場所―エデンの園(祝福の場所)
・労働の状態―喜びと多くの祝福に満ちたもの

参考文献

[1] 林晏久編(2004年)『刈り入れの時は来た―ビジネスマン・壮年者伝道ハンドブック』いのちのことば社
[2] 山崎龍一(2004年)『クリスチャンの職業選択』いのちのことば社
[3] 唄野隆(1995年)『主にあって働くということ』いのちのことば社
[4] ジョン.A .バーンバウム、サイモン.M .スティアー(1988年)『キリスト者と職業』村瀬俊夫訳、いのちのことば社
[5] 唄野隆(1979年)『現代に生きる信仰』すぐ書房
[6] 山中良知(1969年)『聖書における労働の意義』日本基督改革派教会西部中会文書委員会刊
[7] 大谷順彦(1993年)『この世の富に忠実に』すぐ書房
[8] H.F.R.キャサーウッド(1996年)『産業化社会とキリスト教徒』宮平光庸訳、すぐ書房
[9] 鍋谷憲一(2005年)『もしキリストがサラリーマンだったら』阪急コミュニケーションズ
[10] 宇田進ほか編(1991年)『新キリスト教辞典』いのちのことば社
[11] カール.F.ヴィスロフ(1980年)『キリスト教倫理』鍋谷堯爾訳、いのちのことば社
[12] マックス・ヴェーバー(1989年)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』大塚久雄訳、岩波書店
[13] 小形真訓(2005年)『迷ったときの聖書活用術』文春新書
[14] ケネス.E.ヘーゲン『クリスチャンの繁栄』エターナル・ライフ・ミニストリーズ発行
[15] D.M.ロイドジョンズ(1985年)『働くことの意味』鈴木英昭訳、いのちのことば社
[16] ルーク・カラサワ(2001年)『真理はあなたを自由にする』リバイバル新聞社
[17] 遠藤嘉信(2003年)『ヨセフの見た夢』いのちのことば社
[18] 唄野隆(1986年)『主に仕える経済ライフ』いのちのことば社
[19] E.P.サンダース(2002年)『パウロ』土岐健治、太田修司訳、教文館
[20] エドウィン.H .パーマー(1986年)『聖霊とその働き』鈴木英昭訳、つのぶえ社
[21] 松永真里(1994年)『なぜ仕事するの?』講談社
[22] 厚生労働省編(2005年)『労働経済白書(平成17年版)』国立印刷局発行
[23] ウッチマン・ニー(1960年)『キリスト者の標準』斉藤一訳、いのちのことば社
[24] ロナルド・ドーア(2005年)『働くということ』石塚雅彦訳、中公新書
[25] 共立基督教研究所編(1993年)『聖書と精神医学』共立基督教研究所発行
[26] 生松敬三(1990年)『世界の古典名著・総解説』自由国民社
[27] 東方敬信(2001年)『神の国と経済倫理』教文館
[28] バンソンギ(2005年)『キリスト教世界観』CBMC講演会資料
[29] ジョン・エドムンド・ハガイ(2004年)『聖書に学ぶリーダーシップ』小山大三訳、ハガイ・インスティテュート・ジャパン発行
[30] William Nix (1997) "Transforming Your Workplace For Christ" , Broadman & Holman Publishers
[31] ミラード.J.エリクソン(2005年)『キリスト教神学』(第3巻)伊藤淑美訳
[32] 国際ハガイセミナー資料(2005年、シンガポール開催)
[33] ダニエル・フー「Goal-Setting」、国際ハガイセミナー資料(2005年、シンガポール開催)
[34] ヘンリー・シーセン(1961年)『組織神学』島田福安訳、聖書図書刊行会
[35] ジョージ.S.ヘンドリー(1996年)『聖霊論』一麦出版社
[36] 安黒務(2005年)『組織神学講義録、人間論及び聖霊論』関西聖書学院
[37] ヘンドリクス・ベルコフ(1967年)『聖霊の教理』松村克己、藤本冶祥訳、日本基督教団出版局
[38] ピーター・ワグナー(1985年)『あなたの賜物が教会成長を助ける』増田誉雄編訳、いのちのことば社
[39] ケネス.C.キングホーン(1996年)『御霊の賜物』飯塚俊雄訳、福音文書刊行会
[40] ポール.J.マイヤー(2003年)『成功への25の鍵』小山大三訳、日本地域社会研究所
[41] 国内ハガイセミナー資料(2004年11月、名古屋開催)
[42] 三谷康人(2002年)『ビジネスと人生と聖書』いのちのことば社
[43] 平野誠(2003年)『信念を貫いたこの7人のビジネス戦略』アイシーメディックス
[44] 『バイブルに見るビジネスの黄金律』(2004年、いのちのことば社マナブックス)
[45] 『バイブルに見るビジネスの黄金律2』(2006年、いのちのことば社マナブックス)
[46] ウィリアム・ポラード(2003年)『企業の全ては人に始まる』大西央士訳、ダイヤモンド社
[47] 「キリスト教主義打ち出すクリスチャン企業」(『リバイバル新聞』2005年5月22日号)
[48] 「フィジーのリバイバルを収録」(『リバイバル新聞』2005年)、及びDVDビデオ「海は鳴りとどろけ」(2005年、プレイズ出版)

■ 働くことに喜びがありますか?: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)

◇

門谷晥一(かどたに・かんいち)

1943年生まれ。東京大学工学部大学院修士課程卒業。米国ミネソタ州立大学工学部大学院にてPh.D.(工学博士)取得。小松製作所研究本部首席技監(役員待遇理事)などを歴任。2006年、関西聖書学院本科卒業。神奈川県厚木市にて妻と共に自宅にて教会の開拓開始。アガペコミュニティーチャーチ牧師。著書に『ビジネスマンから牧師への祝福された道―今、見えてきた大切なこと―』(イーグレープ)。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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