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使徒の働き味読・身読の手引き

使徒の働き味読・身読の手引き(43) 宮村武夫牧師

2013年11月9日09時37分 コラムニスト : 宮村武夫
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教会の確立
使徒の働き14章19節~23節

[1]序

今回は使徒の働き14章19節から23節に集中し、デルベ、ルステラ、イコニオムそしてアンテオケなど諸地方の教会が確立して行くため、パウロやバルナバがどのような方法や手段を選んだかを学びます。

ルステラの群衆は、バルナバとパウロが必死に拒絶したため、彼らにいけにえをささげることをあきらめました。

しかし19節では、事態が急変する様を描いています。アンテオケやイコニオムでパウロたちの福音宣教に敵対した人々は、自分たちの町からパウロの一行を追放しただけでは満足しなかったのです(かつてのパウロのように、9章1節以下)。アンテオケとイコニオムからあるユダヤ人たちがイコニオムに派遣され、群衆を説得し抱き込むのです。

パウロたちに対するルステラの人々の態度は、一方の極端から他方の極端へ大きく揺れ動き、パウロを石打ちにし、町の外へ引きずりだしてしまいます。

しかし死を免れたパウロは、翌日には、バルナバと共に50キロ以上も離れた辺境の町デルベへ向かいます。デルベでの福音宣教は、直接の妨害もなく、「多くの人を弟子として」(21節)とあるように豊かな実を結んだようです。

ところがパウロたちはデルベに安住せず、あのようにして追い出され生命の危険を経験した場所へ再び戻ります。諸教会が主イエスにあって確立して行くことを望み、期待したからです。各地の教会を尋ね、教会の確立のため勧めを与え、長老たちを選出します。

[2]諸教会への勧めと教え

(1)この信仰にしっかりとどまり
各地の教会はそれぞれ異なる特徴を持ち、直面している困難も違い、与えられている賜物も様々です。しかしパウロたちは、どの教会を訪問しても、「弟子たちの心を強め」ることを第一にしています。

そのため、「この信仰にしっかりとどまるように勧め」ています。福音の教えに堅く立ち、目の前の現実を見よ。福音の教えを、進むべき方向を変わることなく指し示す羅針盤として、荒波を乗り越えて行くようにと(参照詩篇119篇105節「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」)。

あのエルサレムの教会(2章42節「そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた」)以来、いつの時代、いずれの地域の教会も、嵐の中で前進するための道は、神のことばである聖書に堅く立ち、「信仰にしっかりとどまる」ことでした。

(2)多くの苦しみを経て
ルステラ、イコニオムそしてアンテオケの諸教会の人々は、神のご計画をしっかりと知る必要がありました。なぜかを十分説明できなくとも、「私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない」事実の中を歩むのですから。

教会は、この地上で「多くの苦しみ」の中で戦い進む戦闘の教会として生きる使命を委ねられています。主なる神の導きを確信しながら進みます(Ⅰコリント10章13節「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます」)。

[3]長老たちの選出

22節「弟子たちの心を強め、この信仰にしっかりとどまるように勧め、『私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない』と言った」の内容は、諸教会のすべてのキリスト者にかかわることですが、しかし23節の「また、彼らのために教会ごとに長老たちを選び」とは、組織体としての各地域教会を課題としています。

長老の選出方法は、直接明らかにされていませんけれども、彼らの役割は前後関係から十分判断できます。各地域教会の一人一人が信仰にしっかりとどまり、群れ全体としても、各キリスト者としても戦闘の教会として信仰の良き戦いを続けて行くように導く、大きな責任です(参照20章28節以下に見るエペソ教会の長老たちに対するパウロの勧め)。

パウロとバルナバは長老たちを選出した後、「彼らをその信じていた主にゆだねた」のです。長老たちを通して、主イエスご自身が各地域教会を導いてくださるとパウロは確信し、福音宣教に励み続けたのです。また長老たちに全力を注ぐように求めることもできました。

[4]結び

ルステラ出身のテモテに後に述懐しているように(Ⅱテモテ3章11節「またアンテオケ、イコニオム、ルステラで私にふりかかった迫害や苦難にも、よくついて来てくれました。何というひどい迫害に私は耐えて来たことでしょう。しかし、主はいっさいのことから私を救い出してくださいました」)、激しい迫害や苦難の中で福音は宣べ伝えられ、諸教会は誕生し確立していきました。まことに主イエスご自身が教会を建てられるのです。

◇

宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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