臼田宣弘
1961年栃木県鹿沼市生まれ。80年に日本基督教団小石川白山教会(東京都文京区)で受洗。92年に日本聖書神学校を卒業後、三重、東京、新潟、愛知の各都県で牧会。日本基督教団正教師。2016年より同教団世真留(せまる)教会(愛知県知多市)牧師。
1961年栃木県鹿沼市生まれ。80年に日本基督教団小石川白山教会(東京都文京区)で受洗。92年に日本聖書神学校を卒業後、三重、東京、新潟、愛知の各都県で牧会。日本基督教団正教師。2016年より同教団世真留(せまる)教会(愛知県知多市)牧師。
著者の小友聡先生は、日本基督教団中村町教会の牧師であり、東京神学大学の教授であられます。私は先生とは面識がありませんが、私の知人で面識を持つ牧師が、「小友先生は、牧師でありつつ神学大学の教授をしているところが立派です」と言われていました。
今回は、13章10~17節と14章1~6節を読みます。ここでは、イエス様が安息日になさった2つの出来事が伝えられています。安息日とは土曜日のことですが、神様が6日間で世界を創造され、7日目に休まれたことを覚える日です。
今回は、13章1~9節を読みます。この箇所は、新共同訳聖書では別々の段落になっていますが、一つのお話として読んだ方がよいと思います。また、このお話は他の福音書に並行記事のない、ルカ福音書に固有なものです。
今回は、12章35~48節を読みます。このペリコーペ(聖書におけるまとまった一つの単位)は、マタイ福音書24章36~51節のペリコーペと重複するところがあります。しかし、並行記事といえるほどのものではありません。
今回は、12章13~34節を読みます。ここでは、イエス様が「富と神の国」について語られたことが伝えられています。イエス様は、群集に向かって一つの例え話を語られました。
今回は、11章37節~12章3節を読みます。ここには、ファリサイ派の人々と律法の専門家(律法学者)に対するイエス様の言葉が記されています。11章37~52節は、マタイ福音書23章1~36節に並行記事があります。
今回は、「主の祈り」が含まれる11章1~13節を読むことにいたします。主の祈りは、マタイ福音書の山上の説教の中でも語られていますが、ルカ福音書のこの箇所でも伝えられています。
今回は、10章38~42節を読みます。ガリラヤを出てエルサレムに向かうイエス様の一行は、「ある村」を訪れ、そこでマルタとその姉妹マリアの家に入られます。イエス様は進言したマルタに、「必要なことはただ一つだけである」と言われたのです。
今回は、サマリア人のことが伝えられている10章25~37節と17章11~19節を取り上げます。サマリア人は、北イスラエルがアッシリアに支配されていた時代に、ユダヤ人と異民族の間に生まれた混血の人たちです。
ルカ福音書は、9章50節まではイエス様のガリラヤでの活動を伝えていましたが、今回お伝えする箇所から19章27節までは、イエス様がご自身に与えられた使命を果たすためにエルサレムに向かわれる途上について伝えています。
今回は9章の18~22節と43節b~45節を読みます。ルカ福音書に記されている、イエス様のガリラヤでの活動についてのお話をお伝えする最後のコラムになります。次回からは、エルサレムに向かわれるイエス様の一行についてお伝えします。
今回はルカ福音書9章28節~43節aを読みます。今回の執筆に当たっては、農村伝道神学校の学報第185号(5月31日付)に掲載されていた平良愛香牧師による入学式の式辞「山を下りるために山に登る」に啓発されたということを申しあげておきます。
今回は、イエス様の12弟子と、イエス様に付き従っていた婦人たちについて、6、8、9章から関連のお話を読みます。イエス様が選ばれた12人の弟子たちは、個性派ぞろいだったようです。
今回は、8章40~56節を読みます。ここには、ヤイロという会堂長(礼拝を行なう施設の責任者)とその娘のお話に挟まれるようにして、出血の病を患っていた女性のお話も伝えられています。
今回は7章36~50節を読みます。イエス様がファリサイ派の人シモンの家に招かれました。まず、ファリサイ派といわれる人たちが、ルカ福音書でどのような位置付けにあるかについてお伝えします。
今回は、ヨハネが牢(ろう)の中から、イエス様のもとに弟子を送ったことと、ヨハネの弟子たちが帰った後のイエス様の語りが記されている7章18~31節を、これまで同様に「やり直せます」というテーマを切り口に読んでみたいと思います。
前回お伝えしました、カファルナウムで百人隊長の部下を癒やされた出来事の後、イエス様の一行はナインという町に向かいます。ナインは、ナザレの南南東10キロ、カファルナウムからですと南西に30キロほどの所にある町です。
今回は7章1~10節を読みます。イエス様は6章で伝えられている説教をされた後、シモンの実家があるカファルナウムに戻られました。カファルナウムには、小隊が駐屯していました。その小隊を指揮していたのが、今回のお話に登場する百人隊長です。
私は、『ヤバい神―不都合な記事による旧約聖書入門』の著者であるトーマス・レーマー氏の著作『申命記史書―旧約聖書の歴史書の成立』『モーセの生涯』の愛読者です。そのレーマー氏の新しい邦訳本が出版されたとあって、喜んで購読させていただきました。
今回は、6章37~49節を読みます。37~38節では4つのことが教えられていますが、最初の2つは「人を裁くな」「人を罪人だと決めるな」という禁止命令であり、後の2つは「赦しなさい」「与えなさい」という行動命令です。