Skip to main content
2026年2月11日08時45分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ヨハネ福音書を読む

ヨハネ福音書を読む(6)「ニコデモ」―夜にやって来た男― 臼田宣弘

2023年5月24日13時42分 コラムニスト : 臼田宣弘
  • ツイート
印刷
関連タグ:ヨハネによる福音書臼田宣弘
ジェイコブ・ヨルダーンス「ニコデモに教えるキリスト」(ベルギー王立美術館所蔵)
ジェイコブ・ヨルダーンス「ニコデモに教えるキリスト」(ベルギー王立美術館所蔵)

今回は、2章23節~3章12節を読みます。

しるしを見て信じた人たち

2:23 過越祭の間、イエスがエルサレムにおられたとき、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。24 しかし、イエスご自身は、彼らを信用されなかった。それは、すべての人を知っておられ、25 人について誰からも証ししてもらう必要がなかったからである。イエスは、何が人の心の中にあるかをよく知っておられたのである。

ここは、3章への導入のための記事といわれています。イエス様は、エルサレム滞在中に力ある業を行ったようです。ヨハネ福音書は、そういった奇跡などを「しるし」と表現しています。人々は、イエス様のなさったしるしを見て信じました。

しかしそのことは、イエス様にとってはあまり好ましいものではなかったようです。イエス様が望むことは何だったのでしょうか。それは、次のニコデモとの会話によって明らかにされていきます。

ニコデモとの会話

3:1 さて、ファリサイ派の一人で、ニコデモと言う人がいた。ユダヤ人たちの指導者であった。2 この人が、夜イエスのもとに来て言った。「先生、私どもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、誰も行うことはできないからです。」

3 イエスは答えて言われた。「よくよく言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」 4 ニコデモは言った。「年を取った者が、どうして生まれることができましょう。もう一度、母の胎に入って生まれることができるでしょうか。」 5 イエスはお答えになった。「よくよく言っておく。誰でも水と霊とから生まれなければ、神の国に入ることはできない。

6 肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。7 『あなたがたは新たに生まれなければならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」

9 するとニコデモは、「どうして、そんなことがありえましょうか」と言った。10 イエスは答えて言われた。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こんなことが分からないのか。11 よくよく言っておく。私たちは知っていることを語り、見たことを証ししているのに、あなたがたは私たちの証しを受け入れない。12 私が地上のことを話しても信じないとすれば、天上のことを話したところで、どうして信じるだろう。

ニコデモという人は、4つの福音書の中でヨハネ福音書にしか登場していません。しかし、ヨハネ福音書では、この後の2回と合わせ、計3回登場します。このことは、ニコデモのお話を読む上で大事なことであると私は考えています。

ニコデモは、ファリサイ派の一人であり、ユダヤ人の指導者であると伝えられています。彼は、2度目に登場する7章50節の文脈によれば、最高法院の一員でした。つまり、当時のユダヤにおいては、社会的、宗教的に申し分のない人物であったわけです。

ニコデモは、夜にイエス様のところにやって来ます。最高法院の一員であったことなどは、ニコデモについてのポジティブな情報ですが、夜にやって来たというのはネガティブな情報でしょう。夜は闇を象徴していますが、「光と闇」というのは、ヨハネ福音書の重要なモチーフの一つです(1章5節参照)。

ニコデモは、夜の闇の中からイエス様の元にやって来たのです。ニコデモが生前のイエス様と会っていることを伝えているのはここだけですが、2回目に登場する7章51節ではイエス様を擁護しているように思えますし、3回目の19章39節では、なきがらとなったイエス様のところに没薬を塗りにやって来ています。

つまり、最初の対面ではイエス様の言われていることを理解していなかったニコデモが、福音書を通して変わっていき、なきがらとなったイエス様に没薬を塗るという所作において、「メシア告白」をしているというのが、私のニコデモのお話に対する読み方です。

「闇から光」に来たニコデモと「光から闇」へ出ていったユダ

夜の闇から、イエス様の光の下に来て、光の子とされていったのがニコデモです。反対に、イエス様の弟子でありながら、つまり光の下にいながら、闇の中に行ってしまうのがイスカリオテのユダです。

ユダは、最後の晩餐の席でイエス様からパン切れを受け取ると、夜の闇の中に出ていきます(13章26~30節参照)。そして、ユダはイエス様を売り渡します。ユダの行為をどう評価するかは別にして、ヨハネ福音書はニコデモとイスカリオテのユダを対比させていると私は捉えています。

闇の中から光の下に来た人物と、かたや光の下にいながら闇の中へ消えていった人物。光と闇をモチーフとしたこの福音書が、このようにして、登場人物にその役割を担わせているのではないかと、私は考えています。

イエス様が望んでいたこと

ニコデモは、エルサレムにおいてイエス様のしるしを見ていました。それが何であったかは、聖書には記されていません。しかし前述のように、そのしるしを見て、「しるしを行った」イエス様を信じた人たちが多くいました。ニコデモもその一人であったのでしょう。

そのため、イエス様の元に来たニコデモは、「神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、誰も行うことはできないからです」と言っています。ニコデモは、イエス様のところに行けば、「神の国」を見ることができると思ったのでしょう。

しかし、イエス様は「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と答えられました。ニコデモは驚いて、「年を取った者が、どうして生まれることができましょう。もう一度、母の胎に入って生まれることができるでしょうか」と言います。

ニコデモは律法に通じる人であったでしょう。けれどもそれに固着していて、せいぜいイエス様のなさった不思議な業を見て、そこに神的なことを感じただけで、イエス様が新しい命(ギリシャ語でゾーエー)を与える方であることには気が付けなかったのです。

イエス様は、「誰でも水と霊とから生まれなければ、神の国に入ることはできない」と言われました。水と霊から生まれるということは、命の水を飲み、神の霊を吹き込まれることであって、神様から新しい命をいただくということです。

それはひっきょう、イエス様をメシアと告白することです。イエス様が人々に望んでいたことは、しるしを見て信ずることではなく、神様が与えられた独り子であるイエス様をメシアと信じて、新しく生まれることであったのです。

ニコデモは、この段階ではまだそのことが分からなかったようです。つまり、まだ闇の中に留まっていたのです。しかし前述したように、この後彼はヨハネ福音書にのみ2回登場します。そして、イエス様に対する態度が変わっていき、最後はメシア告白といえる行為を行うまでになるのです。(続く)

<<前回へ     次回へ>>

◇

臼田宣弘

臼田宣弘

(うすだ・のぶひろ)

1961年栃木県鹿沼市生まれ。80年に日本基督教団小石川白山教会(東京都文京区)で受洗。92年に日本聖書神学校を卒業後、三重、東京、新潟、愛知の各都県で牧会。日本基督教団正教師。2016年より同教団世真留(せまる)教会(愛知県知多市)牧師。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:ヨハネによる福音書臼田宣弘
  • ツイート

関連記事

  • ヨハネ福音書を読む(5)「新しい神殿」―宮清めが指し示すもの― 臼田宣弘

  • ヨハネ福音書を読む(4)「カナの婚礼」―イエス様の母マリアのメシア告白―臼田宣弘

  • ヨハネ福音書を読む(3)「最初の弟子となった人たち」―メシア告白と共に― 臼田宣弘

  • ヨハネ福音書を読む(2)「洗礼者ヨハネの証言」―この方こそ神の子である― 臼田宣弘

  • ヨハネ福音書を読む(1)「プロローグ」―連載を始めるにあたって― 臼田宣弘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(265)聖書と考える「黒崎さんの一途な愛がとまらない」

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • チャイルド・ファンド、「オープンハウス」を17年ぶり開催 国際協力活動50周年で

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(241)牧師と僧侶が共に関わる葬儀!? 広田信也

  • 主キリストにある “新しい人” を着る 万代栄嗣

  • 隠れたマナ 穂森幸一

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • チャイルド・ファンド、「オープンハウス」を17年ぶり開催 国際協力活動50周年で

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(241)牧師と僧侶が共に関わる葬儀!? 広田信也

  • ワールドミッションレポート(2月9日):リトアニア ニューエイジからの解放―鎖を断ち切る十字架の勝利

  • 主キリストにある “新しい人” を着る 万代栄嗣

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

編集部のおすすめ

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.