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臼田宣弘

臼田宣弘

(うすだ・のぶひろ)

1961年栃木県鹿沼市生まれ。80年に日本基督教団小石川白山教会(東京都文京区)で受洗。92年に日本聖書神学校を卒業後、三重、東京、新潟、愛知の各都県で牧会。日本基督教団正教師。2016年より同教団世真留(せまる)教会(愛知県知多市)牧師。

記事一覧

  • パウロとフィレモンとオネシモ(4)「戦友アルキポ」―「主に結ばれた者としてゆだねられた務め」とは何か― 臼田宣弘

    前回は、フィレモン書1~2節に記されている、この書の名宛人3人のうち、「フィレモンとアフィア」についての私の考えをお伝えしました。今回は、同じく名宛人として上げられている「アルキポ」について、私の考えをお伝えさせていただきます。

    2019年11月21日12時22分
  • パウロとフィレモンとオネシモ(3)「フィレモンとアフィア」―何をしていた人たちなのか― 臼田宣弘

    今回は「フィレモンとアフィアは何をしていた人たちなのか」ということを考えてみたいと思います。まずフィレモンですが、彼は自分の家を教会として開放し、オネシモをはじめとする奴隷を有していたのですから、裕福な人物であったでしょう。

    2019年10月17日11時19分
  • パウロとフィレモンとオネシモ(2)「フィレモン書の宛先」―フィレモンの家の教会とは何か― 臼田宣弘

    このコラムは、フィレモン書を起点にして書いていくものです。ですから、何はともあれ、フィレモン書を読んでみたいと思いますが、その前に、この手紙は「いつ、どこで、誰が書いたか」ということを知っておく必要はありましょう。

    2019年10月03日13時30分
  • パウロとフィレモンとオネシモ(1)「初めに」―本コラムの目的― 臼田宣弘

    本コラム執筆の目的は、「パウロ以後の初代教会において、パウロ、フィレモン、オネシモという師弟関係の系譜が、どのような役割を果たしていたのか」を、フィレモン書、コロサイ書、エフェソ書、使徒言行録などから明らかにすることにあります。

    2019年09月19日9時52分
  • コヘレト書を読む(30)「永遠の神を知る」―太陽の下、無限の循環の中で― 臼田宣弘

    30回にわたって連載してまいりました本コラムも、今回で最後になります。第4回は「『無限』―太陽の下(もと)の循環―」という題と副題でしたが、インクルージオの対称箇所である今回は、それに「永遠の神を知る」を入れさせていただきました。

    2019年09月05日10時20分
  • コヘレト書を読む(29)「天災」―災難〔人災と天災〕その2― 臼田宣弘

    前回は、災難の中でも人災について書かせていただきました。今回は、天災とそれへの対処のことが伝えられています。「国(聖書協会共同訳では「地」)にどのような災いが起こるか、分かったものではない」(11章2節後半)とコヘレトは言います。

    2019年08月15日10時51分
  • コヘレト書を読む(28)「人災」―災難〔人災と天災〕その1― 臼田宣弘

    災難には一般に「人災と天災」があるわけでして、コヘレトがそこまで考えていたかどうかは分かりませんが、読者としてはこの2つを分別して読み取っていくと分かりやすいのではないかと思います。

    2019年08月01日15時47分
  • コヘレト書を読む(27)「愚かさ」―知恵を危機に導くもの― 臼田宣弘

    ここではまず、愚かさの存在が示されています。前回は、町を救った賢人の事例から、「尽くしきった知恵を、わずかな愚かさが駄目にしてしまうこともある」ということをお伝えしましたが、そこで示された「愚かさ」を、ここで説明していると思えます。

    2019年07月18日13時27分
  • コヘレト書を読む(26)「町を救った賢者」―しかし報いはない― 臼田宣弘

    今日の聖書学では、イスラエルはコヘレトの時代、プトレマイオス王朝に支配されていたとされています。プトレマイオス王朝は、アレクサンダー大王の死後、彼が征服した地域が分裂してできた国の一つです。そのことは、旧約聖書のダニエル書に記されています。

    2019年07月04日10時11分
  • コヘレト書を読む(25)「運と不運」―そういうこともある― 臼田宣弘

    スポーツの世界では、時に強い選手やチームが試合に勝てないことがあります。あるいはまったく逆に、無名の選手やチームが勝ち上がっていくこともあるわけです。強い選手やチームが、必ずしもいつも勝てるわけではないのです。

    2019年06月20日11時21分
  • 【書評】『パウロの弁護人』 世界的な新約学者が描く初代教会をめぐる思想小説 臼田宣弘

    著者のゲルト・タイセンは、1943年生まれの現代の新約聖書学を代表するドイツ出身の世界的な神学者です。私がタイセンの著作を初めて読んだのは、神学校の最終学年で、読んだのは前年に日本語訳が出版された『パウロ神学の心理学的側面』でした。

    2019年06月15日22時08分
  • コヘレト書を読む(24)「さあ喜んであなたのパンを」―陰府には何もない― 臼田宣弘

    本コラムの第15回でお示ししましたが、ミドラシュ(ユダヤ教の聖書解釈の一つ)によれば、コヘレト書は3つに区分けがなされます。この区分けに基づくならば、今回から第3部に入ります。

    2019年06月06日14時08分
  • コヘレト書を読む(23)「神の手の中にある人生」―死は免れられないものだが― 臼田宣弘

    ここは、今までに何度かお伝えしている修辞法の一つ、インクルージオ(囲い込み)で書かれているものとして読みたいと思います。コヘレトがインクルージオを意図していたとは言い切れませんが、その構造で読むと、少なくとも理解がしやすくなると思います。

    2019年05月16日11時52分
  • コヘレト書を読む(22)「神を畏れる」―太陽の下の世界がどうあっても― 臼田宣弘

    このコラムも22回になりました。私自身もいろいろ学ばせていただいていますが、同時に無力感に陥ることもあります。ここ数年、コヘレトについてかなりの学びをして知識を得たつもりでしたが、それは取るに足らないものであると感じることがあるからです。

    2019年05月02日8時27分
  • コヘレト書を読む(21)「王の言葉を守れ」―申命記で伝えられている王の在り方から― 臼田宣弘

    ここでは「王の言葉を守れ」(2節)と言われています。「神の言葉を守れ」であれば信仰者として素直に受け入れられると思いますが、人間である王の言葉を守れというのは、受け入れがたいのではないかと思うのです。

    2019年04月18日6時46分
  • コヘレト書を読む(20)「見いだしたこと」―コヘレトは女性蔑視者か― 臼田宣弘

    コヘレトにとって、「知恵」とは何であったのでしょうか。彼にとってそれはどういう存在であり、どのような位置付けがなされていたのでしょうか。正直申し上げますと、私はまだこのことをしっかりと整理できていません。

    2019年04月04日7時07分
  • コヘレト書を読む(19)「罪を犯さない人はいない」―十字架への道を覚えて― 臼田宣弘

    現在の私には、コヘレトとオルフェウス教の関係を皆様にお伝えする力はありません。しかし、コヘレトはオルフェウス教のようなギリシア思想に対して、防波堤を張っていたのではないか、とも思えるのです。

    2019年03月21日7時49分
  • コヘレト書を読む(18)「神の業を受け入れよ」―黙示思想の否定なのか― 臼田宣弘

    今回は「財産を伴う知恵は幸せ(トーブ)である」と、10節までとは違い比較級ではない形で、しかしやはり「良いこと」「幸福」「満足」などと訳される「トーブ」から書き出されています。

    2019年03月07日10時17分
  • コヘレト書を読む(17)「今が大切」―昔の方がよかったのはなぜかと言うな― 臼田宣弘

    前回は、7章1~10節にあります7つの比較級のトーブ(טוֹב)のうち、前半の4つについてお伝えしました(トーブは「良いこと」「幸福」「満足」「まさる」などに翻訳されます)。今回は後半の3つについてお伝えします。

    2019年02月21日11時25分
  • コヘレト書を読む(16)「より良いことは何か」―名声は香油にまさる― 臼田宣弘

    前回お伝えしましたように、ミドラシュの解釈によれば、7章1節~9章6節がコヘレト書の第2部であり、今回からその第2部が始まります。第1部の冒頭である1章の本文の書き出しと比べると、随分改まった感じがします。

    2019年02月07日6時43分
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