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青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

記事一覧

  • 「ハクソー・リッジ」からひもとく、根本主義的キリスト教の限界性と超越性

    メル・ギブソンは、戦闘シーン以上に主人公が選択した「生き方」をめぐる戦いを丁寧に描き出している。それは自身の宗教的立場と、それを許さない厳しい現実との葛藤によって生み出される戦いである。

    2017年06月26日11時14分
  • ナッシュビルからの愛に触れられて(2)緊張、そして歓喜、最後に絶望・・・ 青木保憲

    震災の報に触れ、日本への支援を何とかお願いしようと思い訪れたナッシュビルのメガチャーチ、クライストチャーチ。しかし、扉の所に立った途端、筆者は今日が月曜日であることを思い出す。

    2017年06月20日16時07分
  • ナッシュビルからの愛に触れられて(1)絶望とかすかな希望と 青木保憲

    この連載は、私(青木保憲)と米国ナッシュビルとの6年間にわたる交わりを、キリスト教的な視点から聖書に基づいて語り直すという試みである。ぜひ、日本とナッシュビルの懸け橋となり、福音宣教の一助となることを願う。

    2017年06月17日17時30分
  • ハリウッド映画に見る「家族像」の変遷とこれから 青木保憲

    ハリウッド映画が取り上げる永遠のテーマの1つに「家族(ファミリー)」がある。これは米国発祥で、西洋文化の浸透とともに世界へと拡散していった価値観といってもいい。

    2017年06月09日16時26分
  • 「パリ協定」破棄はトランプ大統領の暴挙?英断? 共和党保守派ヘリテージ財団の見解

    トランプ米大統領は1日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を発表し、またまた注目を集めている。米国の民主党陣営は早速非難の声明を発表し、これにリベラル系のマスコミも同調する流れとなっている。

    2017年06月03日21時09分
  • 「トランプ大統領のアメリカと保守的キリスト教」テーマに同志社大一神教学際研究センターが講演会

    同志社大学一神教学際研究センター(CISMOR)主催の講演会が25日、同大今出川キャンパスで開催された。タイトルは「トランプ大統領のアメリカと保守的キリスト教」。同大グローバルスタディーズ研究科教授のギャビン・ジェームズ・キャンベル氏が講演した。

    2017年05月27日8時35分
  • 「音楽で日本の福音宣教に役立ちたい!」と願う一流ミュージシャンたちが来日へ JAG

    2011年の震災時に米国テネシー州ナッシュビルにいたことから交わりが始まったクライストチャーチ・ナッシュビル。その交流は今なお継続され、そして毎年数組の一流ミュージシャンが福音宣教のため、震災復興のために来日するようになっている。

    2017年05月25日15時43分
  • 「美女と野獣」に見る啓蒙主義とキリスト教的な愛

    CG全盛期にふさわしい豪華絢爛(けんらん)な映画である。原作のアニメーションは、1991年にアニメ初のアカデミー賞ノミネートとなった記念碑的作品であり、計算し尽くされた舞踏シーンなどに、当時は下絵としてCGが使われていたことは有名な話である。

    2017年05月09日6時57分
  • プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ3

    関西圏では、前々回あたりから「合同礼拝」を行っている。これは会場に実行委員を担当している牧師たちの教会員が集まり、合同で礼拝しようというものである。

    2017年05月09日6時53分
  • プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ2

    セミナー終了後、程なくして夜の本大会がメインホールで開催された。外はもう薄暗くなってきている。しかし、皆帰る様子はまったくなく、メインホールの入り口へ人々が殺到している。

    2017年05月09日6時52分
  • プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ1

    ゴールデンウイークで賑わう大阪中之島。「全世代が1つとなって日本宣教を推進するつどい」というスローガンのもと、大阪府立国際会議場で3日間にわたって行われた「日本宣教フェスタ」は、連日数千人の人出でにぎわった。

    2017年05月09日6時51分
  • 神学書を読む(15)来住英俊著『キリスト教は役に立つか』

    ストレートなタイトルである。テレビドラマの影響か、「~役に立つ」はちょっとした流行語なのかもしれない。本書は、キリスト教的世界観をカトリック的視点から、誰でも理解できるように解説してくれている。組織神学的トピックスがほぼ網羅されているのも秀逸である。

    2017年05月01日18時52分
  • ヒズコール・デスティニー・カンファレンス(2)教会外の方々を積極的に巻き込む

    いよいよ6月のカンファレンスが近づいてきた。このカンファレンスが従来のキリスト教会での大会に留まらないのは、幅広い層に対して手を差し伸べていることである。今回は教会外の方々を積極的に巻き込むユニークな働きとして、「NPO法人タッチザハートジャパン」を紹介したい。

    2017年04月28日18時49分
  • 神学書を読む(14)渡瀬裕哉著『トランプの黒幕 日本人が知らない共和党保守派の正体』

    著者の渡瀬氏は、初めからトランプ優勢を伝え、しかもその分析も丁寧に行っている。特にセンセーショナルな言葉が飛び交う最近のメディアに対する辛辣(しんらつ)な批判は秀逸である。

    2017年04月26日17時29分
  • 神学書を読む(13)深井智朗著『プロテスタンティズム 宗教改革から現代政治まで』

    自分の教派がカトリックでもギリシャ正教でもない、ということは分かっていても、そのルーツがルターに行き着くということに今一つリアリティーを感じられない方もおられるだろう。本書はそういう方にこそ手に取ってもらいたいものである。

    2017年04月12日18時07分
  • 教会は現代性とどう向き合うべきか 仮想通貨「ビットコイン」を事例として 青木保憲

    4月6日付の朝日新聞によると、仮想通貨「ビットコイン」が東京都内にあるビックカメラ一部店舗で利用可能になるという。私はこの分野に関しては全くの素人であるため、詳しい内容は各新聞記事に譲るが、要はこういうことだろう。

    2017年04月10日16時08分
  • たかが「歌」、されど「歌」! 映画「SING/シング」に見る、生きざまの発露としてのステージ!

    「ミニオンズ」「ペット」のイルミネーション・スタジオが放つミュージカル風の人間ドラマ。一見すると、ディズニーの「ズートピア」とかぶる「動物もの」だが、「歌うこと(シング)」に特化したこちらの方が、幅広い年代層にメッセージを訴えることができるように思われる。

    2017年04月06日11時50分
  • 神学書を読む(12)佐藤優著『悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために』

    まず、タイトルにだまされてはならない。「悪魔の―」となっているが、中身は至って実践的な大学生向け指南書である。しかも「神学」という概念をここまで敷衍(ふえん)して実学とリンクさせている書物は近年お目にかかったことがない。

    2017年04月04日18時46分
  • トランプ大統領の大英断か? 次期駐日大使にウィリアム・ハガティ氏!

    トランプ大統領はどちらかというと、日本では無名に近いウィリアム・ハガティ氏を任命した。ただし、筆者にとってハガティ氏は、もちろん1度も会ったことはないが、とても近いところにいる人物である。その理由は、彼がテネシー州ナッシュビル出身だからである。

    2017年04月02日20時10分
  • ヒズコール・デスティニー・カンファレンス(1)ゲストスピーカーがオーバーフロー!

    キリスト教会が10代から20代にアピールできることは何だろうか? 専門の研究分野ではないが、牧師であるからには、これを考えない日はない。その中で、すでに10年前から来るべき時代を目指し、着実に成長を続けている教会(彼らの言い方だと“チャーチ”)がある。

    2017年03月26日22時56分
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