Skip to main content
2022年5月23日17時38分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ3

2017年5月9日06時53分 執筆者 : 青木保憲
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本宣教フェスタ青木保憲

3日目(最終日)

合同礼拝

関西圏では、前々回あたりから「合同礼拝」を行っている。これは会場に実行委員を担当している牧師たちの教会員が集まり、合同で礼拝しようというものである。筆者は、今回は参加しなかったが、後から会場に行って出席者に伺ったところ、大いに盛り上がったということである。このような機会も「フェスティバル」の醍醐味(だいごみ)の1つなのかもしれない。

献身聖会

信徒たちが牧師や伝道師になることを決意するための集会を「献身集会」と言うのは、ペンテコステ・カリスマだけであろうか? 筆者はずっとこの環境に身を置いてきたため、これを客観視することはできない。いずれにせよ、本大会のクライマックス、最後の集会は、ユースを主体としながらも全世代へ「献身」を迫るひとときであった。

講師はジョナサン周牧師と万代栄嗣牧師。ジョナサン牧師は、台湾のリバイバルをリードしたナタナエル周牧師の息子、そして栄嗣牧師は、1970年の大阪万博クルセードを導いた万代恒雄牧師の息子である。

プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ3
万代栄嗣牧師

どちらもクリスチャン家庭に育ち、教会を継承している。そのお2人が、日本の21世紀の若者向けに語るのである。これは聞き逃せないし、実は私も20年前に万代栄嗣牧師のメッセージで「献身」を志した者であるため、60歳を迎えようとする栄嗣牧師のメッセージが若者たちに届くのかどうか、そのあたりをドキドキしながら見てみたいと思ったのである(もちろん、自身の献身の歩みを振り返り、心新たにしたいという思いもあった)。

ジョナサン牧師は、ペテロとヨハネの歩み方を比較しながら、自分の力で神を愛する前に、神が私たちを愛してくださったという事実に目を留めるべきだ、と語られた。その語りはストレートで、余分な弛緩(しかん)した話が一切ない。緊張感みなぎる説教であった。

一方、万代牧師は、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ユーチューブなどのサブカルネタを随所にちりばめながら、緩急をつけて会衆の心をつかんでいく。しかし、最後になると一気に鋭いチャレンジの言葉となっていく。

「キリストのためにあなたは死ねますか!」「自分の楽しみ、旅行、趣味、結婚や家庭などよりも、キリストを愛する決心はありますか? ない方は手を挙げないでください!」。そう語る万代牧師の姿は、20年前とまったく変わっていない。そして、その問い掛けに涙を流して応答する多くの会衆。

感動のフィナーレは、京都グレースバイブルチャーチのイーワイエスのリードによる賛美であった。ここで歌われた曲を、私は半分知らなかった・・・。もう若くない(そう言われることは分かっているのだが・・・)。次世代が確実に動き出し、人々を魅了し、神様の働きをけん引している。そのことをはっきりと示された集会であった。

プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ3
ホール前の混雑の様子

大集会の是非について

ここで最後に、紙面を割いて私が考える大集会の醍醐味を幾つか列挙しておきたい。

①「こんなにもいるのか」という仲間のダイナミズム

昨今は、「大集会をしてもあまり結果がついてこない」という声を聞く。これは一面真理であるが、だからといってこのような大会をすべて否定することはできない。なぜなら、数年に1回でも、皆で集まり、「こんなに仲間がいるのか」と実感することは、私たちの信仰生活に直接的に影響を与えるからである。

特にクリスチャン人口が1パーセント未満と言われて久しいキリスト教界において、数千人(できれば数万人)規模で集まる機会は、これから減っていくだけに貴重な機会と言わなければならない。

②「お久しぶり」という同窓会的喜び

今回の大会は、日本だけに限っても北海道から沖縄まで、多くの方が来場された。そして、私もここ数年間お会いしていなかった友人たちと個人的に交わる機会が与えられた。これはとても貴重な機会である。

こういった集会に足を運ぶことで、「お久しぶり」と言い合える仲間、同窓会的に皆で盛り上がれる機会が与えられるのである。学生の時は、毎年夏や春に行われるキャンプなどでそういった再会の喜びを実感できた。しかし、社会に出て、まして牧師として教会を任されてしまうと、どうしても遠くの方とは疎遠になってしまう。だから、こういった機会を得ることが必要なのである。

③「頑張ってるな」という切磋琢磨(せっさたくま)感

しかし、単にノスタルジックを感じているだけではない。数年会わないということは、お互いにいろんな変化があるということである。そして、その変化を実感するとき、特に相手が新しい働きを形にしたり、以前話していた働きが拡大しているとき、いい意味でライバル意識がもたげてくる。「頑張っているんだな。私も頑張ろう!」という刺激を受けることになる。

今回の大会でも、多くの刺激を私は受けた。特に若い音楽奏者の成長は目を見張るものがあり、かつて私たちの世代がやっていたことの数段上を行っていることは間違いない。しかし、いや、だからこそ、おじさんたちも頑張るのである。「もうそろそろ50代」という殻を打ち破る機会を、今回の大会は与えてくれたと思う。

④「変わってないな」というレジェンドたちの姿

そして、何より実感したのは、かつて会衆席で説教を聞き、憧れを与えてくれたメッセンジャーたちの「変わらない」姿である。甲子園ミッション、ベニー・ヒン集会、2000年フェスタ、エンパワード諸集会等々、この一連の流れの中で、常に壇上で語られている憧れの牧師、伝道者たちは、今なお同じテンション、同じクオリティー、同じ熱さで語り続けておられる。これは大いに学ぶべきところである。

②、③で言ってきたことと多少矛盾するが、このような大会で時々悲しくなるのは、かつて一緒にやっていた仲間、あこがれていた諸先生方が姿を見せなくなってしまっている現実である。いろんな事情があるのだろうから、すべてを一刀両断に是々非々でくくることはできないだろう。しかし、やはり「変節してしまった」ことに対する悲しみややりきれなさはある。

かつて福音をストレートに語っていた方が、いつしかお金もうけに走って教会が迷走してしまったとか、以前は素直な信仰を持ち、共に汗を流して奉仕できていた者が、今ではどこに行ってしまったか、誰も知らない、とか。そんなことをうわさとして聞くとつらくなる。

だからだろう、なおのこと「変わらない」でいてくれるレジェンドたちに対する尊敬の念は、やがて感謝の思いになっていくのだ。

<<前回へ

■ 日本宣教フェスタ:(1)(2)(3)

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院を卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科卒(修士)、同志社大学大学院神学研究科卒(神学博士、2011年)。グレース宣教会研修牧師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(2012年、明石書店)。

関連タグ:日本宣教フェスタ青木保憲
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 「裁き合わなくなったとき、日本宣教の門は開かれる」大川従道氏がメッセージ 第17回国家晩餐祈祷会(2)

  • 日本ペンテコステ親交会カンファレンス2017「福音を中心とした教会」、500人以上が参加

  • 日本宣教フェスタ、大阪で5月開催 “あらゆる世代が集い、主をほめたたえ、宣教の情熱を継承”

  • CfaN創立者のラインハルト・ボンケ氏、11月にアフリカで「最後」のクルセード

  • 「今、日本はリバイバルの第1段階にある」 HROCKチャーチのチェ・アン牧師がリバイバル・スクール

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(147)献身的な信仰者を求める日本社会(3)広田信也

  • アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張

  • 世界福音同盟と国際ユダヤ人委員会がエルサレムで歴史的会合 共通の関心事を模索

  • 燃えない症候群 佐々木満男

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • ニューヨーク便り(4)日常に「ゴールデンルール」があるニューヨーク

  • 永遠のいのちを与えられた私たち 万代栄嗣

  • 小塩節・フェリス女学院元理事長死去 ドイツ文学者、キリスト教功労者

  • 神の子どもとされる特権 さとうまさこの漫画コラム(35)

  • 「入管体制の抜本改革を」 日本キリスト教協議会が岸田首相に要請文

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 米教会で銃乱射事件、1人死亡5人重軽傷 教会員らが容疑者取り押さえ

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • 「祈り」と私たちの距離を教えてくれる良書 『大学の祈り』

  • ニューヨーク便り(4)日常に「ゴールデンルール」があるニューヨーク

  • 「流浪の月」 人の「分かり合えなさ」を映画ならではの手法で描く傑作

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • シンガー・ソングライター、牧師の小坂忠さん死去 73歳

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 16歳の高校生、洗礼受けた数時間後に銃弾受け死亡 米フロリダ州

  • 世界最高齢の田中カ子さん死去、119歳 戦後クリスチャンに 教会で幼稚園開設

  • 「悪」はいかに伝染するか 「心の闇」描くサイコサスペンス映画「死刑にいたる病」

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 米教会で銃乱射事件、1人死亡5人重軽傷 教会員らが容疑者取り押さえ

  • 神学書を読む(79)これぞ誰でも手にできる「組織神学」の本! 橋爪大三郎著『いまさら聞けないキリスト教のおバカ質問』

編集部のお勧め

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • 「妥協しない」テーマに ジーザス・レインズ、終戦記念日の8月15日開催へ

  • 「必ず日本にリバイバルは起こる」 首都圏イースター、高木康俊牧師がメッセージ

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.