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プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ2

2017年5月9日06時52分 執筆者 : 青木保憲
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関連タグ:日本宣教フェスタ青木保憲大川従道李永勲(イ・ヨンフン)

1日目 メインホール

セミナー終了後、程なくして夜の本大会がメインホールで開催された。外はもう薄暗くなってきている。しかし、皆帰る様子はまったくなく、メインホールの入り口へ人々が殺到している。しばらくすると「1階からの入場はできません」というアナウンスが入る。2階席、3階席でないと席がないことが分かる。

プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ2
メインホールの様子

理由は明白だった。夜の大会の講師は、1人目が大和カルバリーチャペルの大川従道牧師、2人目が韓国ヨイド純福音教会のイ・ヨンフン牧師だったからである。本来ならこういうことはよくないのであろうが、やはりどんな方が説教されるか、というのはこういった大集会では大きく動員を左右するようである。

だから主催者側もそれを考慮して、いろいろと趣向を凝らすことになる。そういった意味で、1日目の夜はとても期待が高められたと言えよう。もちろん2日目、3日目も盛況であったため、今回のプログラムがすべて祝されたことは言うまでもない。

大川牧師は、宗教改革から現代までの歴史的背景を踏まえつつ、「本質以外は寛容であれ」と力強く語られた。これは私も歴史神学者としては大いに首肯するところである。この短くもストレートなメッセージを深く体得するために、キリスト教プロテスタントの歴史はあったといっても過言ではない。大川牧師のユーモア、そして笑いのツボ、そこから一気に切り込んでくる御言葉の真理、すべてが「変わらない」貫徹したものであった。私の周りに座っていた方々は、皆うなずきながら聞き入っていた。もちろん私も。

その後に登場したのはイ・ヨンフン牧師。言わずと知れた世界一の教会、ヨイド純福音教会の主管牧師である。先生の持ち味は、正しいことを真正面から正しいとして語られること。「絶対肯定」の信仰から、聖霊のバプテスマを受けることに意味や意義をあらためて私たちに語ってくれた感がある。

実は私がいつも楽しみにしているのは、先生が登場する前に流される活動報告ビデオである。チョー・ヨンギ牧師からの継承、教会の歴史を数分で見せた後、いつも最新の働きの映像が流れるのだが、今回もリニューアルされていた。世界各地を飛び回っておられることがよく分かる。

2日目 セミナー(午前)

2日目のセミナーは朝10時からだが、9時半の段階ですでに満席のセミナーが続出した。私が司会を担当したセミナーは、「ビジネス、政治」というお題が与えられていた。一見するとキリスト教とは相いれない内容のように思う。しかし、私たちがこの社会の中に生きていて、経済活動を通して生計を立てていることを思うと、実はとても身近なトピックスであることが分かる。

最初に語られたのは、21世紀キリスト教会の増山浩史牧師。増山牧師の経歴はある意味異色である。聖書的世界観を持ってビジネスの世界でも成功を収め、その後に牧師になったという経歴をお持ちであった。そして、神の祝福がいかに私たちの具体的な(経済をも含めた)祝福であるか、ということを体現してみせてくれた気がした。しかし、それは従来のキリスト教にある清貧の思想と対立するものではなく、神の前に謙虚に歩むという姿勢においてはどちらも大切なこととして、訴えてくださった。

さらに質疑応答では、会社の中で伝道したい、とか、どうやったら神の祝福を実感できるか、という多岐にわたる質問が出た。中には「ビットコインを買うことは牧師としてどうお考えですか?」というコンテンポラリーな質問まで。それに丁寧に答えておられる姿は、まさに神のしもべのそれであった。

政治に関しては、前衆議院議員の柴橋正直氏、そして茨木市市議会議員の米川勝利氏が語られた。私の至らなさを晒すようで申し訳ないが、最初「政治家かあ」と斜に構える気持ちがあった。しかし、彼らがリレー形式にさまざまな分野における政治の在り方をキリスト教的視点で解説するその雰囲気を見ていて、私は恥じ入るばかりであった。

20代、30代の若い政治家たちは、ど真ん中ストレートに豪速球を投げ込んでくれた。御言葉を読み、その精神に基づいて、「こんなことをしたい」「こういう分野を正したい」と語られるそのさまは、見ていて気持ちがいい。「政治と宗教=政教分離」と私たちは捉えがちだが、こういったまっすぐな情熱は、きっとこの国の何かを動かすに違いない、と期待させるものであった。

2日目 セミナー(午後)

午後は打って変わって、「地方都市の教会成長」。一見地味な内容のように思えるが、もしかしたら一番人が集まったセミナーではなかったか。椅子を足しても足しても、まだ人が入って来られる。ついには満席で入れなくなり、帰ってしまう方も出始めた。

講師は3人の牧師方であった。和歌山県の南紀キリスト教会の寺田文雄牧師、山形県の酒田キリスト教会の高橋富三牧師、そして最後は沖縄の白い家フェローシップチャーチの伊藤嘉子牧師。それぞれがいろんな紆余曲折を経て、現在の教会を形成できたというリアリティー溢れる講演となった。特に高橋牧師は、教会総会で用いられたであろう資料をそのまま印字してお持ちくださり、洗礼者数から信徒数、そして洗礼者名までつまびらかにされたのである!

プロテスタント500年「全世代が1つとなって日本宣教を推進」 連日数千人でにぎわう 日本宣教フェスタ2
2日目午後のセミナーで講演する(左から)寺田文雄牧師、高橋富三牧師、伊藤嘉子牧師

単に「教会成長には何が必要か」という抽象的な、そして大局的な話は一切ない。おのおのが、それぞれの環境と立場から行ってきた実践を、失敗も成功も含めてすべて開示してくれたように思えた。見せてくださった写真や資料は、成長した後のものばかりではなく、そうなる前、まだプレハブであったり、掘っ立て小屋のような初代会堂前で数人しかいない状態のものがちりばめられていた。

だから、リアリティーがあった。だから聞きに来られた多くの方の心に感動が与えられたのである。涙している方から、やる気に満ちた表情で一心不乱にメモを取っておられる方、2時間ではまったく時間が足りない!そう思わされるセミナーであった。

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■ 日本宣教フェスタ:(1)(2)(3)

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士、11年)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)。

関連タグ:日本宣教フェスタ青木保憲大川従道李永勲(イ・ヨンフン)
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