書籍
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神学書を読む(44)大貫隆著『終末論の系譜―初期ユダヤ教からグノーシスまで』
本書は、聖書学者の大貫隆氏(東京大学名誉教授)の書き下しである。本書の目的を達成するために、どうしても邪魔になる「アプリオリ(先験的)な限定性」を取っ払う必要がある。それは「正典としての聖書」という枠である。
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あの名作映画の原作を読む ルー・ウォーレス著『ベン・ハー』
この作品は、ウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の映画によって一躍、世界中に知られるようになったが、ルー・ウォーレスの原作小説には映画とまた違った味わいがあり、ここに紹介できるのは喜びである。
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聖書をメガネに 『封印された殉教』への応答・その4 宮村武夫
『封印された殉教』の上巻に続いて、待望の下巻の書評をなす機会が与えられ、感謝しています。上巻から下巻への橋渡しのため、著者の佐々木宏人氏は、私たちにとても有効な贈り物を与えてくださっています。
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神学書を読む(43)『はじめてのアメリカ音楽史』に見る、米国音楽の底流に流れるキリスト教
本書は、米国音楽史を各ジャンル別に章立てし、コンパクトにまとめた新書である。と同時に、米国音楽史にキリスト教がいかに大きな影響を与えたかを語る上で欠かせないエッセンスに満ちている。
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神学書を読む(42)『ふしぎなキリスト教』の著者2人による新著『アメリカ』
新書は玉石混交である。だが本屋の店頭には、必ず平積みにされている。そして、数千円する本に決して引けを取らないものが数多くある。2011年に発刊された『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)もそのようなベストセラーの1冊である。
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心温まる31の絵と言葉の物語 クリスチャン絵本作家・かめおかあきこさん作『木もれびより』
「読む人の心に木漏れ日のように降り注いで、ホッと一息ついてもらえるような本でありたい」。クリスチャン絵本作家のかめおかあきこさんが、そんな願いを込めて作ったのが『木もれびより』だ。絵本についての思いやこだわり、また信仰について話を伺った。
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「正統信仰とは何か?」を問い掛ける渾身の一冊 『消された信仰 「最後のかくれキリシタン」―長崎・生月島の人々』(2)
前回、「信仰の正統性」を問うことが歴史的に見て可能なのかという壮大な問題を、本書は内包していると述べた。そこで今回は、いよいよその中身に迫ってみたい。まず、一般的な見解について見てみよう。
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「正統信仰とは何か?」を問い掛ける渾身の一冊 『消された信仰 「最後のかくれキリシタン」―長崎・生月島の人々』(1)
著者の広野真嗣(しんじ)氏は、幼少期から教会に通い、洗礼は受けていたものの、高校以降は教会から離れてしまった。そんな彼自身の興味関心から本書は成り立っている。長崎県の生月島をめぐって、彼の「宗教に対する問い」が随所に散りばめられている。
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終活本の決定版 ビリー・グラハム氏の遺言的著作『天のふるさとに近づきつつ―人生・信仰・終活―』
20世紀最大の伝道者といわれ、昨年2月に99歳で召天したビリー・グラハム氏の遺言的著作『天のふるさとに近づきつつ』が発売される。185の国と地域で2億1500万人近くにキリストの福音を伝えてきた著者が、聖書を土台に人生の終活について語る。
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神学書を読む(41)「創造論・進化論」論争を科学者側から解説した名著 『聖書と科学のカルチャー・ウォー』
米国は不思議な国だ。世界最先端の科学技術を持ち、世界経済のトップランナーである一方、2千年前の書物(聖書)を今なお後生大事に国家の根幹に据えている。世界の多くから疑問視され、解説され、そして「そういう国がアメリカだ」と啓蒙され続けてきた。
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聖書をメガネに 稲垣久和編『神の国と世界の回復』への応答・その1 宮村武夫
本書『神の国と世界の回復―神の国と世界の回復』には、長い稲垣久和先生との交わりの中で常に意識され続けてきた中心的課題が取り上げられています。各論の論者とその主題を一瞥(いちべつ)しただけでも、おのずから興味が湧いてきます。
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「宗教」と「ビジネス」の新たな接点を提示する 小原克博著『世界を読み解く「宗教」入門』
本書は、私の恩師である小原克博教授(同志社大学神学部)が、東京で開催された「同志社講座」の一つとして担当した「ビジネスパーソンのための宗教講座―世界とビジネスを新しい視点で見るために」が原案となっている。
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神学書を読む(40)聖書の奥深さを体感できる一冊 長谷川修一著『謎解き 聖書物語』
聖書、特に旧約聖書に関する書籍には、さまざまな視点から語られた良書がある。ここに新たな秀作が加えられることになる。それが長谷川修一氏の『謎解き 聖書物語』である。「聖書物語」とうたっているが、中身は旧約聖書の有名な記事に関する解説である。
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現役牧師が心を込めてつづった「子育て本」ならぬ「親育ち本」! 『世界に通用する「個性」の育て方』
キリスト教の牧師をしていると、教会内で聖書だけを語っていればいいと思われがちだが、実はそうではない。教会に来られる方からの相談に乗ったり、教会で過ごしている子どもたちやその親御さんたちと触れ合ったりする。
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“まじめにおふざけ”しながらキリスト教を紹介! 『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』
キリスト教界に長くいると、いつしか自分たちの文化や世界観が「あらゆるものの中で一番素晴らしい」と思いがちである。そう思うこと自体は決して悪いことではない。自分に対してOKを出すことで、今の在り方に肯定的に向き合える。
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聖書をメガネに 『封印された殉教』への応答・その3 宮村武夫
私にとって貴重な宝庫である本書への第3回の応答として、第2章「活発な教区司祭」に焦点を絞りたいのです。この章で3つの項目がそれぞれ対比的な側面から描かれています。この2章の全体構造を私は鮮やかな対比の妙の実例として受け取りました。
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「ロゴセラピー」をイエスの生涯から読み解く名著 『イエスとロゴセラピー』
前回、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』を紹介した際に、ロゴセラピー(聖書を基盤とした精神療法)について触れたが、今回紹介するロバート・C・レスリー著『イエスとロゴセラピー』も同じテーマを扱っているので、ぜひ読んでいただければ幸いである。
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聖書をメガネに 『封印された殉教』への応答・その2 宮村武夫
この著者入魂の著作は、私にとってさまざまな切り口から味わうことが許され、実に心満たされています。第2回の応答として、戸田帯刀神父の母校である旧制開成中学に焦点を合わせたいのです。
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神学書を読む(39)『千年王国を夢見た革命』『ピルグリム・ファーザーズという神話』
本書を読むことで、どうして米国が、最先端の科学技術を持ち、この分野をけん引しつつも、あれほど宗教的であり、時には狂信的とすら思える言動が当たり前のように行われるのか、その根幹にある思想を汲み出すことができるだろう。
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聖書をメガネに 『封印された殉教』への応答・その1 宮村武夫
毎日新聞元記者の佐々木宏人氏による、私の母校・開成高校の先輩、戸田帯刀神父の記事を、隔月誌「福音と社会」で数年にわたり読み続けてきました。その連載記事が、ついに『封印された殉教』としてフリープレス社から刊行されました。
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