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21世紀の神学

21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

2025年5月12日23時09分 コラムニスト : 山崎純二
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関連タグ:山崎純二レオ14世(教皇)カトリック教会バチカン
21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二+
選出後にサンピエトロ大聖堂のバルコニーから姿を見せ、集まった信者らに手を振る新ローマ教皇レオ14世=8日、バチカン(教皇庁)で(写真:英イングランド・ウェールズ・カトリック司教協議会 / Mazur )

ローマ教皇フランシスコの死去に伴い、ロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が、新教皇レオ14世として選ばれました。彼は、最初のメッセージとして、「壁ではなく橋を築こう」というフランシスコ前教皇のメッセージを引用し、対話の重要性を説きました。また、「平和」というものが、復活したキリストに由来するものであることを思い起こさせてくれました。以下に、彼の言葉を少し引用します。

「この言葉は、復活されたキリストの最初のあいさつです。キリストは善き羊飼いとして、神の羊の群れに命をささげました。私もまた、この平和のあいさつが皆さんの心に入り、皆さんの家庭や、あらゆる人に、あらゆる場所の全ての民、全ての地に届くことを願います。皆さんに平和がありますように。これは復活されたキリストの平和です。それは武装しない平和、静かで、謙遜な、忍耐強い平和です。それは神から来るものです。神は私たち皆を無条件に愛されます」

キリスト教の核心

このメッセージは、非常に力強く信仰の核心部分を宣告しています。これは、私たちが普段聞いているニュース、戦争、トランプ関税、芸能の話題、ゴシップ、知識人たちの論争、政治談義、経済アナリズムとは、明確に一線を画すものであり、キリスト教の本質が凝縮されています。

  • まずは、キリストが善き羊飼いとして平和を願っていること。新教皇はそれを「武装しない平和、静かで、謙遜な、忍耐強い平和」と表現されました。
  • そして、互いに争い、時に憎み合う私たちの罪のため、キリストが十字架の上で命をささげてくださったこと。
  • また、このメッセージが「復活されたキリスト」の最初のあいさつであったこと。
  • これらのことが神から来るもの、すなわち「神の無条件の愛」によるものであること。

これらの核心的(コア)なメッセージを、世界中のメディアの前で大胆に布告されたのです。

このメッセージは、瞬時に世界中に伝播されました。それはローマ教皇が、全世界14億人以上のカトリック教徒のトップであり、圧倒的な敬愛を集めているからです。そして、カトリック教徒以外にも、プロテスタントをはじめ、他宗教、または無宗教の人々からも尊重されていますので、その影響力は世界でも1位2位を争っていると言っても過言ではないでしょう。

その教皇が、キリスト教の本質に関わること、すなわち神の愛、十字架、キリストの復活を宣言し、対話による平和を呼びかけてくださったのですから、これはプロテスタント教会にとっても非常に心強いことだといえます。しかし、それでもなおプロテスタント教会は、ローマ教皇を自分たちの信仰の指導者とは認めていません。今日は、その理由を整理してみたいと思います。

歴史的な経緯:宗教改革(16世紀)

まず歴史的な経緯からおさらいすると、プロテスタント教会は1517年、マルティン・ルターが教皇庁の免罪符販売や教会の腐敗を批判して宗教改革を行ったことにより、始まっています。彼は「95カ条の提題」を掲げ、既存の教会の在り方に「抗議(protest)」しました。この言葉が「プロテスタント(Protestant)」教会という名前の由来ともなっています。

彼は「聖書のみ」を信仰の根幹とし、教会の腐敗を批判し、万人祭司主義を唱えました。この抗議に対して、教皇はルターを破門。それを機にカトリックから独立したのがプロテスタント教会です。

ですからそもそもの歴史的な経緯として、教皇に破門され、独立したのがプロテスタント教会だといえます。しかしそれだけが、聖書主義に立つプロテスタント教会が、教皇の特別な司祭性を否定している理由ではありません。

使徒ペテロの後継者

ここでもう1カ所、新教皇レオ14世の最初のメッセージを引用したいと思います。彼は、「枢機卿の皆さんは、私をペトロの後継者として選んでくださいました」と述べています。

ペトロというのは、12使徒の一人、使徒ペテロのことですが、カトリック教会は初代教皇をペテロであるとし、歴代教皇はこのペテロの教権を引き継いでいると考えています。このことに関しては、マタイの福音書に書かれているキリストとペテロのやりとりが根拠となっています。

この当時、イエスのうわさは地方一帯に広まっていて、多くの人がイエスは特別な存在であると気が付いていました。しかし、大部分の人たちは、イエスがエリヤやバプテスマのヨハネのような預言者であると思っていました。その時に、イエスがご自分の弟子たちに「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」と尋ねたのですが、その後のやりとりを読んでみましょう。

シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」(マタイ16:16〜19)

この内容を基に、カトリック教会は「天の御国のかぎ」が使徒ペテロにのみ与えられたと理解し、その後継者である教皇が代々その「かぎ」を引き継いでいると考えています。それというのも、ペテロという名前自体がアラム語のケファ(Kêpâ)「岩」という言葉であり、そのケファ(Kêpâ)「岩」の上に「わたしの教会を建てます」とイエスが宣言されたからです。

これに対して、プロテスタント教会側のある人たちは、ギリシャ語聖書によるとペテロ(Petros)は「小石」であり、イエスが「わたしの教会を建てる」と言った岩は、(Petra)「大きな岩盤」であるから、これはペテロ個人ではないと主張します。そして、「あなたは、生ける神の御子キリストです」という信仰告白こそが「岩」であると解釈します。

しかし、この点には注意を払う必要があります。当時のイエスが活動していたガリラヤ地方(北部イスラエル)では、アラム語が日常の言語でしたから、前段部分のペテロは小石で、後ろの部分は「大きな岩盤」であるという区別はなく、どちらも同じケファ(Kêpâ)「岩」という単語を用いてイエスは語られたのです。

アラム語をギリシャ語に翻訳する際に、人名として男性形のペトロス(Petros)を使う必要がありました(Petraが女性名詞であるため、男性に女性形の名前をそのまま付けることは不自然だった)。そして、ギリシャ語のペトロス(Petros)には「小石」というニュアンスが付随していたため、翻訳の都合上「小石(Petros)」と「岩盤(Petra)」の違いが強調されてしまった、というのが実状のようです。

そうであれば、やはり使徒ペテロ=ケファ(Kêpâ)「岩」だけが特別にキリストから任命されたのであり、それを引き継いでいるローマ教皇だけが、地上から天をつないだり解いたりできる特別な「かぎ」を持っている存在だということなのでしょうか(ちなみに、この「かぎ」というのは、生殺与奪の権利の上位互換のようなもので、中世の皇帝や王たちは人々の一時的な肉体の命を滅ぼしたり、生かしたりする生殺与奪の権利を持っていましたが、教皇は永遠のいのちに入れるかどうかの「かぎ」を持っていると考えられていました。だからこそ、皇帝でさえも、教皇から破門されることを恐れていたのです)。

ところが聖書をよく読んでみると、この地上で「つないだり」「解いたり」する権能は、使徒ペテロだけではなく、他の使徒たちにも与えられていることが分かります。このように書かれています。

まことに、あなたがたに告げます。何でもあなたがたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたがたが地上で解くなら、それは天においても解かれているのです。(マタイ18:18)

先ほどの箇所では、「あなたに」とペテロを指して語られていましたが、この箇所では「あなたがた」というように複数形で書かれています。ですから、これらを整理すると、イエスは確かにペテロにケファ(Kêpâ)「岩」という象徴的な名前を与え、この岩の上に「わたしの教会を建てます」と宣言されましたが、それはペテロとその信仰告白に連なる全ての使徒たち、もしくは信仰者たちを指していると理解することができるのです。

さらにいえば、使徒も預言者たちも全てはキリストの上に立てられているのですから、私たちは使徒や預言者を尊重しつつも、キリスト・イエスご自身を礎石とし、彼こそが生ける神の御子キリストであるという信仰に立てば、どのような言説の前にも揺らぐ必要はないのです。

あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。(エペソ2:20)

さて、上述してきましたように、プロテスタント教会はローマ教皇を信仰上の特別な権威として認めてはいませんが、プロテスタント教会の信仰者の中にも、教皇に対して敬愛や尊敬の念を抱く人は多いようにも感じます。また、「共に福音のために闘っている」という連帯感を覚えることもあります。

それは、多くの教皇たちが、貧者への共感、平和への働きかけ、真摯(しんし)な信仰姿勢などを通して、全キリスト教会に共通する価値を体現してくださっているからです。また冒頭で触れたように、キリスト教教義の核心部分である、キリストの受難、復活、平和、神の愛を明言してくださっているからです。

最後に、新教皇レオ14世が語った「2つの橋」、神の愛に到達するためのキリスト、相互理解のための対話の重要性についてのメッセージを引用して終わりにしたいと思います。

「神と神の愛に到達するための橋として、キリストを必要としています。皆さんもどうか手を貸してください。対話をもって、出会いを通して、互いに橋を架けましょう。皆が一致して、いつも平和な、ただ一つの民となりましょう」

※以上は私の個人的な聖書理解ですから、さまざまに反論もあろうかと思います。私の理解や知識にも限界がありますし、誤りがあるかもしれません。ですから、それぞれが聖書を読み、神様によって教えられ、自分の心の中で確信を持っていただければと思います。私のコラムは、皆様がご自身の信仰を整理する上で、少しでも参考にしていただければ幸いです。何か、お気付きの点があれば、ぜひご指摘をいただければ幸いです。

新教皇による最初のメッセージの引用元はこちら。

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◇

山崎純二

山崎純二

(やまざき・じゅんじ)

1978年横浜生まれ。東洋大学経済学部卒業、成均館大学語学堂(ソウル)上級修了、JTJ宣教神学校卒業、Nyack collage-ATS M.div(NY)休学中。米国ではクイーンズ栄光教会に伝道師として従事。その他、自身のブログや書籍、各種メディアを通して不動産関連情報、韓国語関連情報、キリスト教関連情報を提供。著作『二十代、派遣社員、マイホーム4件買いました』(パル出版)、『ルツ記 聖書の中のシンデレラストーリー(Kindle版)』(トライリンガル出版)他。本名、山崎順。ツイッターでも情報を発信している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:山崎純二レオ14世(教皇)カトリック教会バチカン
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