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主なる神の権威はあまねく 穂森幸一

2024年10月17日18時16分 コラムニスト : 穂森幸一
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しかし、その叫び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。神はそこに、太陽のために、幕屋を設けられた。太陽は、部屋から出て来る花婿のようだ。勇士のように、その走路を喜び走る。その上るのは、天の果てから、行き巡るのは、天の果て果てまで。その熱を、免れるものは何もない。(詩篇19:4〜6)

神はアブラハムを信仰の父として立てられ、アブラハム一族とその子孫から生まれるイスラエルが神の救いの計画を実現に導く選民として、その役割を果たしていきます。救い主キリストの誕生に至るプロセスにおいて選民イスラエルの存在はとても大きなものですが、神の救いは選民だけでなく、地上の全ての人に及ぶことが聖書に示されています。

私たちは、使命感を持ち、懸命に生き抜こうとするときに、燃え尽きてしまい、孤独感に苦しみ、一人この世に取り残されたような寂しい気持ちになってしまうことがあります。預言者エリヤもそのような状態に陥ったことがありました。

私は万軍の神、主に、熱心に仕えました。しかし、イスラエルの人々はあなたの契約を捨て、あなたの祭壇をこわし、あなたの預言者たちを剣で殺しました。ただ私だけが残りましたが、彼らは私のいのちを取ろうとねらっています。(1列王記19:14)

これに対して主なる神は「しかし、わたしはイスラエルの中に七千人を残しておく。これらの者はみな、バアルにひざをかがめず、バアルに口づけしなかった者である」(同18節)と答えています。私たちの気付かないところで主は働き、備えておられるのです。

歴史とは「His story(神の物語)」だと聞いたことがあります。世界にはいろいろな物語がありますが、その一つ一つに主なる神が関わっておられるのです。日本の国はイスラエルからかなり離れた所にあり、神のご計画とは一見無関係なように思えます。しかし、縄文時代に古代ユダヤ人が日本を訪れ、ヤーウェ信仰を伝えていたとすればどうでしょうか。

1965年に、南米アンデス山脈にあるエクアドルの地下遺構から、ファン・モーリスが長さ54センチ、幅14センチ、厚み4センチの黄金版を発見しました。そこには解読不能の56文字が記されていました。

72年にスイスの考古学者デニケンが何とか解読を試みましたが、なかなか解明せずに、宇宙人の残した言葉だという人まで現れました。ところが、日本の古代文字の一つといわれる出雲文字を当てはめたところ、解明できたのです。

アンデスの黄金板には「これなる金の板にイサクとヨセフ記す。ここにわがクルの宝を集めしめ、後の世に伝えて礎(いしずえ)たらしめよ。ヤーウェをわれらの神とあがめよ」とあったのです。縄文人が南米と関わっていたことの物証になりますし、ヤーウェ信仰を持っていたことも明らかになったのです。

また、南米で発見されたバルディビア土器が米国のスミソニアン博物館に保管されていますが、南九州の縄文土器に非常に近いものであることが解明されています。大昔に南米と日本を結ぶような海洋技術があったのかという疑問もあるかもしれません。しかし季節風と海流を利用し、時間をかければ不可能ではないという意見もあります。

マルコ福音書7章に、異邦人の女性が主イエスに癒やしを求めるという話があります。そうするとイエスは、「子どもたちのパンを取り上げて、子犬に投げてやるのはよくないことです」と語っておられます。女性はそれに対して「主よ。そのとおりです。でも、食卓の下の小犬でも、子どもたちのパンくずをいただきます」と答えて、願いを聞いてもらうことができました(マルコ7:25〜30)。世界には、このパンくずを頂くような、こぼれた恵みにあずかるストーリーが隠されているかもしれないと思います。

神は洪水前、ノアにご自分の計画を話され、箱舟を造るように勧められました。ノアは箱舟の建造を進めながら、人々に宣教していました。周囲の人は誰も耳を傾けず、滅びの道を選びました(2ペテロ2:5)。しかし、地の果てに住む一部の人々には届いたのではないかと、私は想像しています。

例えばなぜ、南米の高い山の上にマチュピチュの集落は建設されたのでしょうか。敵ではなく大洪水から逃れるためだったと思えば、納得できます。熊本の山の上にある幣立神宮には、世の終わりの日にそこまで来れば助かるという伝説があります。応神天皇は政敵に命を狙われたとき、この山に逃れて助かったといわれています。また、世界各地に残されている洪水伝説は、何を物語っているのでしょうか。

世界の歴史を見るとき、地球上のどこにいても神の叫び声は届き、神の栄光を見ることができるということが分かります。今、自分が立たされているところで真摯(しんし)に生きることで、神に用いていただくことができます。

誰にも認められていない孤独な存在だと落ち込むことはありません。神の物語の中では、重要な役割を担っているのです。主なる神が一人一人の存在を認め、価値を与えてくださっていることが分かれば、何を恐れる必要があるでしょうか。

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ43:4)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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