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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(137)新年を迎え、渋沢栄一の生涯から学ぶ 広田信也

2022年1月1日08時58分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

明けましておめでとうございます。新たな年を迎え、今年も日本宣教の扉を開くチャレンジを続けていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

昨年末、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)が最終回の放送を終えました。日本経済界の礎を作ったといわれる渋沢栄一の生涯を、幕末から昭和初期に至る激動の近代史を背景に描く興味深い作品だったと思います。

栄一の幼い頃、ドラマの中で母親が「みんながうれしいのが一番なんだで」と教えてくれた言葉が、栄一の生きざまを通し一貫して伝えられましたが、おそらくドラマ全体の中心的なメッセージだったように思います。

日本独自の資本主義

欧州を起源とする資本主義は、資本家が金で労働者を雇い、その労働力でさらに金を生み出すメカニズムですから、当然の結果として、資本家がもうかる仕組みが先行します。貧富の差が拡大する現代社会の課題の根は、このような資本主義自体にあると言っても過言ではありません。

しかし、渋沢栄一の目指した資本主義は、「合本主義」とも言われ、公益を追求するという使命や目的を達成するため、ふさわしい人材と資本を集め、事業を推進させるという考え方が中心にあります。欧米の資本主義とは一線を画す日本独自の特徴を持ち、現在でも広く日本社会で受け入れられています。

日本の中に、会社は一部の資本家のものではなく、志を共にするみんなのものとする考え方や、大きな権限を持たない「雇われ経営者」の存在、また経済界にも、財界や実業界といった経営者集団が存在するのは、渋沢栄一の目指した「合本主義」の考え方が日本に根付いているからなのでしょう。

共同体の中で生きる日本人

このような独自の資本主義(合本主義)が日本に根付いた理由は、そもそも日本人の生き方が個人主義に基づかず、共同体の中で生きることを大切にしていることにあります。

栄一の母親が語る「みんながうれしいのが一番なんだで」の「みんな」というのは、自分が大切にしている共同体を指していますが、それを経済界全体に発展させようとした彼の功績は、その後の日本経済に多大な恩恵をもたらしました。日本に多くの優れた中小企業が存在するのは、このような経済の仕組みが存在したからだと思います。

世界規模のグローバル化が展開

このように日本に根付いた「合本主義」ですが、いわゆる「みんな」がうれしくなるためには、みんなを構成する企業(共同体)すべてに配慮する必要があり、際立って利益を生む企業だけが突出して成長することが難しくなります。

これに対し、欧米主導の資本主義では、利益を生む企業は、周囲に配慮することなく、ますます資産を獲得して事業を拡大できる利点があり、極めて効率的に競争力のある製品やサービスを提供できることになり、グローバル化の弊害をもたらします。

資産が拡大すると、情報を得ることも容易になり、戦争や昨今のコロナ禍などの世界規模の混乱によっても膨大な利益を得ることができます。またメディアを取り込むことで利益を誘導することも可能です。

昨今のSDGsや脱炭素社会を目指す動きも、資産家のリーダーシップによって拍車がかかり、実態に合わない情報がまん延しているように思います。

経済を立て直す新たな仕組み

欧米の資本主義に対抗するため、「合本主義」のような護送船団方式をやめ、欧米に倣い、利益を生む企業だけを優遇することを求める声もありますが、それは同時に、共同体の中で生きる日本人の伝統や文化を壊すことにつながります。

製品やサービスの価格は下がり、便利にはなりますが、日本の(企業)共同体の絆は弱くなり、一部の資産家の資産が増えるだけで、ほとんどの国民は貧しくなるでしょう。共同体を大切にしてきた日本人の心がすさんでいくように思います。

既にこれらの事態は進みつつありますが、今後、日本経済を立て直すため、渋沢栄一の残した「合本主義」を、現代社会に合わせて進化させる新たな取り組みが求められているように思います。

日本宣教の実態と展望

一方、日本の地域教会の多くは、独自の工夫によって、教会内の連携を強め、絆の強い共同体を維持しているように思います。信仰を堅持し、良い交わりを保っている地域教会の皆様に敬意を表したいと思います。

ただ、絆の強い共同体は、おのずとタテ社会を形成し、新しい人が加わることを避ける体質を生みます。教会内の働きは活性化されますが、教会間の連携や、外部への宣教が進まないのはやむを得ないように思います。

もちろん地域教会の働きをサポートする教団や宣教団体もありますが、規模が小さい上に、それぞれの教会の働きを支える大きな力にはなっていないと思います。

教団は教団に属する教会だけを支え、宣教団体は、団体とつながる教会を主に支えますが、すべての地域教会の宣教が進み、共に神様の祝福にあずかる、新しい仕組みが求められています。

2022年、渋沢栄一が目指した「合本主義」のように、それぞれの地域教会の「みんな」がうれしくなる、新たな宣教の仕組み作りに挑戦したいと願っています。今後とも、皆様からのご支援、ご協力をよろしくお願いします。

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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