Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(134)神様の器として限界を超える 広田信也

2021年11月20日16時50分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也
日本人に寄り添う福音宣教の扉(134)神様の器として限界を超える 広田信也+

善きサマリヤ人のたとえ

「一般社団法人 善き隣人バンク」 の目指す行動モデルは、ルカの福音書10章に示される「善きサマリヤ人のたとえ」に示されています。この箇所は、傷ついた人を助ける模範として広く知られていますが、2千年前のイスラエルではこのサマリヤ人の取った行動は、人の限界を超えたあり得ないことだったようです。

ある人が、エルサレムからエリコへ下って行ったが、強盗に襲われた。強盗たちはその人の着ている物をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。たまたま祭司が一人、その道を下って来たが、彼を見ると反対側を通り過ぎて行った。同じようにレビ人も、その場所に来て彼を見ると、反対側を通り過ぎて行った。

ところが、旅をしていた一人のサマリア人は、その人のところに来ると、見てかわいそうに思った。そして近寄って、傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで包帯をし、自分の家畜に乗せて宿屋に連れて行って介抱した。

次の日、彼はデナリ二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。「介抱してあげてください。もっと費用がかかったら、私が帰りに払います。」この三人の中でだれが、強盗に襲われた人の隣人になったと思いますか。

(ルカの福音書10章30~36節)

人は律法を守る力がない

当時のエルサレムからエリコに下る道は、大勢の人々が行き交う、治安の悪い場所でした。強盗に襲われ、半殺しにされることも珍しくなく、たとえ、被害に遭った人を見つけても、自らの安全を確保しながら足早に通り過ぎるのが普通でした。

そんな現場に通りかかった祭司やレビ人も、見て見ぬふりをして通り過ぎます。「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」という聖書の言葉(律法)を熟知している人たちでさえ、助けの手を差し伸べることができませんでした。そもそも人は、神様の与える律法を守る力を持っていないことを示しています。

ユダヤ人にさげすまれていたサマリヤ人

ここで、このたとえ話はあり得ない展開に入ります。当時、ユダヤ人はサマリヤ人(ユダヤ人とアッシリヤ人の混血)をさげすんでいましたが、一人のサマリヤ人が強盗に襲われた人を助けることになります。

しかもこのサマリヤ人は、危険を顧みずに寄り添い、応急手当をして自らのロバに載せ、宿屋に運んで介抱した後、宿屋の主人に支払いをし、追加の支払いの約束までして看護を託したのです。

「この三人の中でだれが、強盗に襲われた人の隣人になったと思いますか」というイエスの問いへの答えは、言うまでもなくこのサマリヤ人です。

イエスはこのたとえ話を通し、サマリヤ人をさげすむユダヤ人を責め、真の隣人愛は差別や偏見を乗り越え、危険を顧みず、苦難にある人の善き隣人になる力を与えると示されたのです。

真の隣人愛は限界を超える

人は隣人愛の大切さを知っています。神様の似姿として造られた人ですから、神様の御旨にかなうことを実行したいと思います。しかし、危険を顧みず、自らを犠牲にして寄り添うことのできる真の隣人愛は、人の罪を一身に背負って十字架に死んだイエス・キリストだけが持っているものです。

ですから、私たちが真の隣人愛を示すことができるとしたら、それは私たちの内に住んでおられる聖霊(イエス・キリストの霊)の御業です。

そして、聖霊の御業には、いつも悪霊がさまざまな妨害を加えます。彼らは、この世界に隣人愛が満ちることを嫌い、私たちの無力さを徹底的に指摘します。

・時間がない、力がない、経済力がない・寄り添っただけで何の助けになろうか?・どうせ無駄なこと・最後まで助けられないならやめた方がいい・自業自得、助けは不要!など、妨害の声が心の中で響きます。

「善き隣人バンク」は、そんなあなたが神様の器として御旨に従えるよう、そっと背中を押します。共に祈り、共に時間を割き、あなたの優しさを支え、最後まで寄り添う力を備える隣人愛のネットワークを提供したいと願っています。

やがて、人の限界を超える天来の隣人愛がこの日本社会を覆い、イエス・キリストの香りが、愛する日本の隅々まで、満ちあふれますように…。

「善き隣人バンク」の働きに加わりたい方は、ぜひともご連絡ください。

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(133)日本人の祈りはどこに向かっているのか? 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(132)認知症の父に寄り添う力 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(131)「傾聴」活動への支援をお願いします  広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(130)陰謀論の正体は何か? 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(129)ウルトラマン誕生55周年:光の国からぼくらのために 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.