Skip to main content
2025年11月1日17時24分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

神を見せる生き方 安食弘幸

2020年9月30日11時53分 コラムニスト : 安食弘幸
  • ツイート
印刷
関連タグ:安食弘幸

互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるようになります。(ヨハネ13:35)

「喜劇の王様」と呼ばれたチャーリー・チャップリンについて、こんなエピソードが残っています。

彼が休養のために、お忍びでモナコのモンテカルロに来ていたとき、町でチャップリンの「そっくりさんコンテスト」が開かれていました。茶目っ気たっぷりの彼は、参加者に紛れ込んでそのコンテストに参加しました。そして見事に第3位に入賞しました。

本物がそこにいるのに、誰も本物と見抜けない、そして偽物で満足している。今日、多くの人が霊的に飢え渇いています。ですから、スピリチュアルなものがあるとすぐに飛びつくのです。そして偽物で満足しているのです。

クリスチャンは「自分は本物の神を知っている、そしてこの神と共に人生を歩んでいる」と主張します。もしそうなら、そのことを誰の目にもハッキリと分かるように証明すべきです。

よくクリスチャンで「私を見ないでね。私を見るとつまずくからね。私を見ないで神様を見てね」と言う人がいます。しかし、神は見えません。神を信じているというあなたを通して、その神を想像するしかないのです。

あなたの周囲の人はあなたを見て、どんな神を想像するのでしょうか。

「あー神様って随分気が短いですね」「意地悪なんですね」「自己中なのね」

イエスは弟子たちに言われました。「あなた方が互いに愛し合う姿を見て、人々はあなた方がわたしの弟子であると認めるでしょう」。神は愛なる方です。だから私たちが愛に生きるとき、その生き方の中に人々は神を見ることができるのです。

2006年10月20日、米国ペンシルベニア州ランカスター郡ニッケルマインズにあるアーミッシュの子どもたちの通う小学校に、男が銃を持って乱入するという事件がありました。

「アーミッシュ」とは、18世紀に欧州での迫害を受け米国へ移住してきたプロテスタントの一派です。現代的な技術をできるだけ使わず、質素で謙虚な信仰生活を送っているグループです。

この事件の犯人チャールズ・カール・ロバーツは、女の子と女性教師5人を射殺した後、自分も銃で自殺しました。この事件の目撃者であるリターさんは事件の概要を次のように証言しています。

「人質にされた女の子の中で最年長の13歳のマリアン・フィッシャーは、年下の女の子たちを救おうと犯人に対して『私を撃って他の子たちは助けてください』と訴え、撃たれて亡くなりました。すると次に妹の12歳のバビーが前に出て『次は私にしてください』と要求し、彼女も撃たれましたが、幸いにも命は取り留めました。子どもたちはパニックになることもなく、平静さと勇敢さに満ちた態度でした。彼女たちは自分が殺されると分かっていても、年上の子は年下の子を救おうとしたのです」

この事件は米国中に大きな衝撃を与えましたが、それ以上に衝撃を与えたのは、事件の数時間後にマリアンとバビーの祖父が仲間に対して「自分たちの仲間がこのような悲劇に会ったけれど、心に恨みを抱いてはいけない。犯人の邪悪さや残酷さに怒りを覚えるかもしれないが、これを考え続けてはいけない。なぜなら、それに執着することは自分をさらに苦しめることになるから」と話し、その後犯人のロバーツの家を訪ね、彼の妻と3人の子どもたちにお悔やみを述べ、犯人に対して何の恨みも抱いていないこと、そして、犯人の家族の人々との和解を望んでいることを告げたのです。

そして11月5日に行われた葬儀に犯人の家族も招かれ、この席で彼らを支援する基金を創設したのです。この葬儀を担当した牧師は「この25年の中で最も感動した場面でした」と述べています。この葬儀に参列した人々の中に「自分もイエス・キリストを信じたい」と教会に通い始めた人々がたくさん起こされたのです。

なぜアーミッシュの人々は、こんな態度が取れたのでしょうか。彼らの日々の生活の中に、神の愛や神の赦(ゆる)しが豊かにあふれ流れていたので、この悲劇の中にあってもその姿勢は変わらなかったのです。人々はアーミッシュの人々のそうした生き方の中に神を見たのです。

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
■ 峰町キリスト教会 YouTube
■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:安食弘幸
  • ツイート

関連記事

  • 老いに向かう喜び 安食弘幸

  • 神との平和のある人生 安食弘幸

  • 子どもを非行化させないために 安食弘幸

  • 死んだ者を生かす神 安食弘幸

  • キリストに生かされる人生の喜び 安食弘幸

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(10月30日):イエメン 苦難はあれど希望は消えず

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(11月1日):コンゴのルワル族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.