Skip to main content
2025年8月18日22時13分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(93)新型コロナウイルスの影響を正しく判断する 広田信也

2020年4月25日10時23分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、危険回避を訴える情報が多くの人々に不安をまん延させています。新しいウイルスですから、ある程度の不安はやむを得ないのかもしれません。

しかし、情報の少なかった時代ではなく、既にこのウイルスの日本への影響を示す情報がそろっているにもかかわらず、今回のような閉塞状態がいまだに継続していることを深く憂慮しています。

不安をあおる人々は、危険を予知し、声高に警告することで評価される傾向にありますが、不安をあおられた人々は大きな被害を受けてしまいます。特に、経済活動が滞り、収入が大幅に減った方々は、身を切るような毎日を過ごしておられることでしょう。

感染拡大の情報と実際の状況

昨年末に中国武漢から始まった新型コロナウイルスによる感染は、中国国内からアジアの諸地域に拡大していきました。当初、多くの中国人が日本に入国していましたので、かなりのスピードで日本国内にも感染を広げていた可能性があります。

日本への被害は、後に生じる欧州や米国の被害に比べ非常に少なかったので、感染拡大に気付かなかったというのが実態なのでしょう。

日本では、ウイルスの感染を調べるPCR検査の導入が遅れていましたので、3月の初めごろまでは、感染者や死亡者をほとんど特定できていませんでした。通常の肺炎と診断され亡くなった方(1日当たり300~500人)の中には、このウイルスによる感染が原因になった方もおられたことでしょう。

日本のPCR検査は、感染の疑いのある方を中心に、徐々に検査件数が増えてきましたが、累計で10万件程度しか実施されていません。海外に比べて非常に少ないのが実態です。

従って、現在の感染者や死亡者の増加を示すデータは、実は感染拡大を示すのではなく、検査件数が徐々に増え、次第に検査精度が上がってきていることを示していると考える方が妥当です。

最近は、それらの感染者数さえ増加しなくなりましたので、既に多くの国民が免疫を獲得し、感染拡大は収束に向かっていると考えられます。

ここに2つのグラフを示します。左側は、東洋経済オンラインより日々更新されている新規感染者数(検査結果)を示すグラフです。そして、その数値よりもかなり多い実際の感染者数(推定値)の傾向を示したグラフが右になります。推定は、これまで公表されてきた資料を基に私自身が行いました。

日本人に寄り添う福音宣教の扉(93)新型コロナウイルスの影響を正しく判断する 広田信也

ただし、上記グラフの2月ごろの感染者数の推定値については、実際にはもっと多かったかもしれません。私は感染症の専門家ではないのでよく分かりませんが、昨年3千人程度の死亡者を生んだインフルエンザの被害が、通常なら2月初旬ごろにピークを迎えるはずですが、今年は1月より激減しています。

それが、新型コロナウイルスの感染拡大に起因していたとすれば、新型コロナウイルスに感染していた人が、2月初旬には国内に数万人いた可能性もあります。異なるウイルス間の干渉については、専門家の知見を得たいところです。

異常に少ない国内の死亡者数

このように、実際の感染者数はかなり多いと考えられますが、驚くべきことは、日本の死亡者数の少なさです。この事実は世界中が注目し、さまざまな要因が推測されていますが、現在の自粛ムードの高まる以前からの傾向ですので、日本固有の生活習慣や歴史に起因しているような気がします。

100万人当たりの特定された死亡者(累計)は、米国132人、イタリア404人、スペイン453人、フランス320人、英国259人、日本2人(4月22日現在)です。

もちろん、欧米で多くの被害を生んでいるウイルスですから、警戒する必要はあります。しかし、ウイルスの被害が国ごとに違うのは通常のことですし、感染が始まってから既に4カ月近く経過していますので、これまでの情報を正しく分析し、早く不安を解消して日常を取り戻したいものです。

政治家や専門家にまん延する恐れ

このような時こそ、政治家や専門家に指導力を発揮してもらいたいところですが、彼らにとって、国民の不安を解消するメッセージを発信することは、大変勇気の要ることかもしれません。

データをよく見ておられる専門家の中には、私のような分析をされている方も多いと思いますが、現在の自粛ムードの中でそのような発言をするのは、ある面恐ろしいことです。

組織に所属している専門家なら、一般の見解との調和を乱すことになり、立場が悪くなる可能性もあります。感染者数の減少が少しでも遅れると、発言の責任を負うことにもなります。私自身、かつては一つの分野の専門家でしたので、そのような状況はよく理解できます。

最も安全で称賛を受ける立場は、精いっぱい不安をあおり、自粛ムードを盛り上げる活動を行い、いずれ被害が収まった頃に自分たちの活動の成果にしてしまうことなのでしょう。身勝手な組織は、そのように振る舞うことを求めてきます。

全き愛は恐れを締め出す

このような中、不安をあおられ、被害を被っておられる弱い立場にある方たちがたくさんおられます。それらの方々に対し、私たちは全き愛をもって寄り添いたいものです。

今こそ、それぞれの立場にある神の器が恐れから解放され、立ち上がるべきときなのでしょう。特に、専門家や政治家の皆さん、指導的立場にある皆さんのリーダーシップに期待し、彼らのために祈りたいと思います。

愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。恐れには罰が伴い、恐れる者は、愛において全きものとなっていないのです。(1ヨハネ4:18)

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也新型コロナウイルス
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(92)この時こそ、恐れを超えて寄り添いたい! 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(91)「傾聴」のスイッチを入れ、ゴールを目指そう! 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(90)「傾聴」の働きは宣教の扉を開く 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(89)心の痛みに寄り添いたい-傾聴の働き「善き隣人バンク」発足! 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(88)心の痛みに寄り添う「傾聴」の働き-善き隣人バンク-発足 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • メディアに取り上げられるキリスト教のイメージを改善する4つの方法

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.