6月16日と23日は「世界難民日曜日」 世界福音同盟などが呼び掛け

2019年5月28日06時20分 印刷
+6月16日と23日は「世界難民日曜日」 世界福音同盟などが呼び掛け
イランに避難しているアフガニスタン難民の少年たち=2013年(写真:欧州委員会人道援助・市民保護総局〔EU/ECHO〕/ Pierre Prakash)

世界に6850万人いるとされる難民や国内避難民の問題について、クリスチャンが関心を持ち、祈り、具体的な行動を起こしてもらおうと、世界福音同盟(WEA)は、関連団体の「難民ハイウエー・パートナーシップ」(RHP)と共同で、「世界難民日曜日」への参加を呼び掛けている。世界難民日曜日は、国連が定める「世界難民の日」(6月20日)前後の日曜日で、今年は6月16日と23日。WEAとRHPは、難民や国内避難民のための祈りや、世界難民日曜日用の説教のアウトライン、世界で難民が最も発生している3カ国を示した地図などをまとめた小冊子(英語)を用意し、牧師や教会指導者に提供している。

WEAのエフライム・テンデロ総主事は、「状況は手に余るものに感じられるかもしれませんが、地元の諸教会が祈りに時間を費やし、難民や国内避難民を神の視点から見直し、逃亡を余儀なくされた周囲の人々に手を差し伸べるなら、それらの人たちの人生に大きな変化をもたらすことができます。世界難民日曜日は、地元の諸教会が参加するのに理想的な機会です」と述べ、世界難民日曜日への参加を奨励する。

RHPは、「6850万というのは単なる数字にすぎませんが、世界にいる6850万人の尊い人々や子どもたちが、戦争や暴力、迫害によって移動を強いられており、それらの人たちは無数の語られざる物語を語ることができます。その物語は、個人や家族の痛み、苦しみであったり、順応や勇気の物語であったり、もてなしや親切の物語であったりするかもしれません。その一方で、多くの人が想像を絶する非人道的で過酷な境遇を経験しています」と述べ、教会が難民と共に嘆き、喜び、そして祈りと行いによって難民との連帯を表明するために、小冊子を用いてほしいとしている。

今年の復活祭に、複数の教会が爆破されるテロ事件が起きたスリランカでは、国民の間で恐怖心が増大し、イスラム過激派と誤認された難民に敵意が向けられているという。

WEA副総主事で、スリランカ福音同盟(ECEASL)総主事のゴッドフリー・ヨガラジャ氏によると、同国に滞在する難民や難民申請者は15カ国から来ており、その大多数がパキスタンやアフガニスタンの出身。アフマディー教徒やシーア派のイスラム教徒のほか、キリスト教徒もおり、「彼らは皆、母国で多数派のイスラム教徒の集団に迫害されました。既に深く傷ついた人々に、激しいプレッシャーがかかっています」と訴える。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の年間統計報告書(2018年6月発表)によると、17年に紛争や暴力、迫害によって移動を強いられた人は、世界で6850万人に上る。このうち4千万人が国内避難民で、難民が2540万人、難民申請者が310万人。17年には、全体で1620万人が増加した。

難民が最も多く発生しているのは、シリア(630万人)、アフガニスタン(260万人)、南スーダン(240万人)で、この3カ国だけで難民全体の57パーセントを占める。また難民のうち、18歳未満の子どもが52パーセントを占める。

難民を最も多く受け入れているのはトルコ(350万人)で、ウガンダとパキスタンが140万人、レバノンが約100万人、イランが約98万人。人口に占める割合では、レバノンが6人に1人で最も高く、次いでヨルダン(14人に1人)、トルコ(23人に1人)と続く。

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