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映画「きみが還る場所」を見て 込堂一博

2018年4月6日11時54分 コラムニスト : 込堂一博
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映画「きみが還る場所」を見て 込堂一博+
映画「きみが還る場所」(原題:90 minutes in Heaven)

交通事故で即死し、生き返った米国人牧師の体験

私は以前、米国のドン・パイパー牧師の著書『天国での90分』(原題:90 Minutes in Heaven)を読んで大変感動したことがあった。パイパー牧師は1989年1月18日、教会関係の聖会に参加しての帰り、カンファングストン湖に架かる橋を走行していた。その時、大型トレーラーが反対側から走ってきて正面衝突した。パイパー牧師は、4人の救急救命士によって死亡が確認され、車にはシートがかぶせられた。パイパー牧師は即死であった。

この事故の直後、ディック・ワンレッカ―牧師(同じ聖会に参加していた)が現場に到着し、事故に遭った人のために祈ってよいかと尋ねた。警察官は「いいえ、シ―トがかけられている人は死亡しています」と答えた。しかし、ワンレッカ―牧師は、その人のために祈りたいと執拗に願い続け、許可を得たが「遺体はひどく損傷し、押しつぶされている」と警告された。

彼は、主に赤い車の中の人のために祈りなさいという強い促しを受けていた。特に頭と内臓の障害がないように祈りなさいと促されていたという。彼が祈っている間、パイパー牧師は天国の栄光を体験していた。

その後、奇跡的に意識が戻り、生き返った。しかし、事故の損傷はひどく、治療のため100日以上入院し、現在に至るまで34回もの手術を受けて、想像を絶する苦痛に耐えた。パイパー牧師が、事故後かなり時間を経て書いた『天国での90分』は、当初の予想を超え、全世界で数百万部というベストセラーになった。2015年には米国で映画化された。

パイパー牧師本人のコメント

この事故から1年半、私は、天国での体験を誰にも語らなかった。それは、非常に個人的な体験であり、どのように天国を表現してよいか分からず、自分自身の「聖なる秘密」であった。それまで、私は、臨死体験の証言には懐疑的で、空想だと思っていた。

天国で最初に出会ったのは、お祖父さんで「ドン、お帰りなさい」と言われ抱きしめられた。その他に先に天に召された家族や、高校の時に事故死した親しい同級生、大学生の時、交通事故死した友人、多くの人たちが、私が天に来ることを知って、あいさつに来ていた。主の食卓で共に食事をし、共に歌い、聖徒の親しい交わりがあり、天国は本当にエキサイティングな場所であり、活動的な所だった。

若い人はもっと大人に見え、年配の人はもっと若く見え、年齢がなく、完全に成熟した人、完璧な人に見えた。音楽は、何千もの曲に聞こえたが、混沌としたものではなく調和があって、神に向かっての音楽で、神への賛美、栄光にあふれたものだった。

天国の門が幾つもあって、明るく輝き、地上にない色合いだった。門の中には、黄金の通りがあって、ゆるやかな登り坂になっていて、一番高い所には、それまで見た光よりもっと明るい光があった。そこに神が座しておられたのだと思う。皆が自分を先に行かせてくれて、通りを歩き出そうとしたとき「いつくしみ深き友なるイエス」の讃美歌が聞こえてきて、私が地上に戻った時だった。天国は、神のご臨在の中に永遠に神と交わる所で、私たちはそのために造られた。痛みもなく、疲れることもなく、心配することもない場所だった。

私が体験したことは、聖書を読んでいるからそのように想像したという人もいるが、私が天国で体験したことは、私が天国について読んで知っていることを超えた現実であった。自分が予想もしなかったことを体験し、会うとは思ってもいなかった人たちに会った。しかし、これは信仰の問題であって、もしイエスの現実について受け取っていないなら、天国の現実も受け取れない。私が交通事故で即死したとき天国に行ったのは、私が「道」を知っていたからだ。イエスという「道」を。

映画の感想

本映画では、パイパー牧師の天国での体験が短時間だけ映像化されている。大半は、自動車事故で大怪我を負い、想像を絶する苦痛に耐えての治療、それを支える家族、友人、医療関係者、教会の人々との温かい交流である。パイパー牧師は「この映画の主人公は神だ」と語っている。

パイパー牧師は、交通事故で即死して90分後に蘇生したので、その体験はいわゆる臨死体験とは違う。臨死体験者は短時間死んだような体験(本当は死んでいない)だが、パイパー牧師の場合、完全に死んで生き返った人の証言であることが大きな特徴だ。それは新約聖書でラザロという人物が死後、埋葬され4日目にキリストによって墓から出てきた奇跡と似ている出来事だ。

この映画を見ての感想を箇条書きにした。

  1. 本映画に登場している俳優たちの優しい表情や清潔感に強い印象を受けた。
  2. 主人公の天国での驚くべき体験が、実に短時間であることに正直驚いたが、逆に強いインパクトがあるように思える。実際天国の輝かしい栄光の映像化など到底不可能であることを告白しているかのようだ。
  3. 主人公を取り巻く家族や親友、教会の人たちの愛情、友情、祈りが素晴らしい。
  4. 本映画(DVD)に収録されているパイパー牧師家族の談話は実にリアルであり、本映画の真実性を裏づける。また映画化の舞台裏の紹介も興味深い。
  5. 自分の家族や死に怯えている多くの人々に、天国を伝え、希望を与える映画だ。
  6. 本映画を見て天国を慕う人々が多く起こされてほしいと切に願う。

■ 映画「きみが還る場所」(DVD)

◇

込堂一博

込堂一博

(こみどう・かずひろ)

北海道室蘭市生まれ。聖書神学舎卒業。屯田キリスト教会協力牧師、三浦綾子読書会相談役。著書に『三浦綾子100の遺言』『人生の先にある確かな希望(天のふるさと)』『三浦文学の魅力と底力』『終わりの時代の真の希望とは』他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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