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著名人伝道の小さな証し 込堂一博

2018年3月30日19時41分 コラムニスト : 込堂一博
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関連タグ:三浦綾子星野富弘

「著名ということはくだらないことですよ」との一言が

1991年4月、千歳から旭川の教会に転任となりました。その教会(旭川めぐみキリスト教会)と深い関わりのある三浦光世・綾子ご夫妻を家内と2人で表敬訪問しました。私は、著名なご夫妻と初めてお会いするということで非常に緊張していました。

ご夫妻にごあいさつしてから「著名な三浦先生ご夫妻にお会いするということで、とても緊張しています」と正直に打ち明けました。すると、それまで笑顔だった三浦綾子さんは、少し厳しい顔つきとなり、このように強く言われました。「著名ということはくだらないことです。そんなことで恐れないでください!」と。そして、こう笑顔で言われました。「私など人を食って生きていますよ」と。

著名人伝道の小さな証し 込堂一博
三浦綾子記念文学館で

子どもの頃から人見知りをし、内向的な私にとって、三浦綾子さんの一言「著名ということはくだらないことですよ。そんなことで恐れないでください」は、大きな警告でもあり、励ましともなりました。

著名人の死亡・葬儀報道に接して心がうずく

時々、著名人の死亡・葬儀報道に接することがあります。そのような時「この方は生前、キリストの福音を聞かれたことがあるのだろうか。誰か、この方に福音を伝えたのだろうか」と考えて、心がうずくようになりました。多くの場合、豪華な仏教式で葬儀が営まれますから、その著名人がキリスト者でないと推測できます。

正直、聖なる主なる神の前に、著名であるかどうか、何の関係もありません。いったい、どのように著名人に伝道できるのか、思い巡らすようになりました。ある時、創価学会が著名な芸能人に対して布教戦略を持っていることをある雑誌で目にして、驚いたことがありました。そのような中、群馬県在住の著名な詩画作家、星野富弘さんのことが思い浮かびました。

星野富弘さんが信仰に導かれたきっかけ

群馬県の中学教師、星野富弘さんがクラブ活動中、事故で頸椎(けいつい)損傷の大けがをして寝たきり状態になりました。スポーツマンであった星野さんにとって、寝たきり状態は地獄のような日々。毎日「ちくしょう、ちくしょう」と連発していました。

そのような時、大学の先輩で当時神学生だった米谷信雄さん(現在・美唄福音キリスト教会協力牧師・私の神学校の先輩)が星野さんを見舞い「僕にできることはこれだけです」と聖書を贈呈し、お祈りしました。やがて星野さんは、その聖書や三浦綾子さんの『塩狩峠』の小説を読み、キリスト者となりました。口で描いた花の絵と素朴な詩は、国内外での「花の詩画展」開催となり、その著書も多くの人々に大きな励ましとなり、証しになっています。

その後、米谷さんは、田中角栄元首相にも郵送で聖書を贈呈しました。晩年、田中元首相が病床で聖書を読んでいたことが一般月刊誌にも掲載されました。この米谷さんの贈呈伝道に刺激を受けたことが、後に私が贈呈伝道を始めるきっかけになりました。

水の上にパンを投げるような働きでも・・・

2009年、三浦綾子さん没後10周年の年、思いがけず『三浦綾子100の遺言』(フォレストブックス)を出版できました。この本は、予想以上の反響があり、何名かの政治家、俳優、歌手、ジャーナリストに贈呈しました。それに対して当時の総理大臣から(秘書を通じ)お礼のはがきを頂き、びっくりしたことがありました。

昨年末、テレビ「徹子の部屋」にゲスト出演した国民的俳優のKさんを拝見し、早速、Kさんにクリスマスカードと拙著『人生の先にある確かな希望~天のふるさと』を郵送しました。しばらくして12月28日に、そのKさんから直接お電話がありました。

「俳優のKです。お手紙でお礼と思いましたが多忙でお電話しました。ご本で、これからの人生に希望を与えられました。ありがとうございました」というお礼の電話で大変驚きました。

さらに同じ時期、プロ野球のスーパースター・大谷翔平選手には、クリスマスカードと漫画『塩狩峠』を贈りました。大谷選手は、北海道のみならず全国的に大変な人気があります。それは、長身でかっこよく、二刀流で素晴らしいということだけでなく、とてもまじめで、自分の人生目標を設定し、その夢に真摯(しんし)に立ち向かっていることと謙虚な人間性に大きな魅力があるからでしょう。飾らない正直なタイプなので、老若男女から愛される選手です。

今年、大リーグ、エンゼルスでプレーする大谷選手。野球人生のどこかでイエス・キリストに出会って救われてほしいと願っています。

このような信仰書贈呈伝道は、水の上にパンを投げるのと似ているかもしれません。一見無駄のように見える働きです。しかし、伝道者11章1節に慰めの約束があります。「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう」と。

今日、キリスト教出版社などから、とても良き信仰書が多数出版されています。キリスト者各人が、祈りつつ信仰書を選び、勇気をもって贈呈伝道したら、日本における宣教は大きく前進するかも、と夢を描いています。

著名人伝道の小さな証し 込堂一博
大谷翔平選手公開記者会見=2017年12月25日、札幌ドームで

◇

込堂一博

込堂一博

(こみどう・かずひろ)

北海道室蘭市生まれ。聖書神学舎卒業。屯田キリスト教会協力牧師、三浦綾子読書会相談役。著書に『三浦綾子100の遺言』『人生の先にある確かな希望(天のふるさと)』『三浦文学の魅力と底力』『終わりの時代の真の希望とは』他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:三浦綾子星野富弘
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