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クリスマスイスラム国(IS)

世界各地でクリスマス祝う イラクではISから解放後3年ぶりのミサも

2016年12月27日15時09分
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関連タグ:クリスマスフィリピンイラクベルギーバチカンパレスチナシリアイスラム国(IS)

【CJC】異常気象、地球規模の地殻変動、それらにも影響を受けてか、政治的思惑によるためか、人種・民族間の抗争と避難民の大量発生、移動中の遭難と、相次ぐ悲劇的なニュースに緊迫が増すばかりの世界で、2016年のクリスマスが祝われた。

フィリピン

フィリピン南部ミンダナオ島の北コタバト州にある教会周辺で24日夜、手投げ弾が爆発し、クリスマスイブのミサの参列者ら16人がけがをした。ミンダナオ島は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の地元。9月には、島内のダバオ市でもテロが起きたほか、大統領警備隊の車両に爆発物が仕掛けられ、けが人が出るなど治安が悪化している。

イラク

イラクでは過激派組織「イスラム国」(IS)から北部の都市モスルを奪還する作戦が続く中、既に解放された周辺の町で24日、キリスト教徒の住民たちが一時的にふるさとに戻り、地元の教会でクリスマスを祝った。10月にイラク軍が奪還したモスル東方20キロにある町バルテラでは24日、キリスト教徒住民たちが3年ぶりに地元の教会でクリスマスを祝った。教会の屋根の上にある十字架は抗争で破壊されたが、クリスマスに間に合うよう、ボランティアの手で修繕されたという。

ベルギー

ベルギーの首都ブリュッセルにある聖カトリーヌ教会の外壁には、神社の鳥居や浮世絵の波模様などが浮かび上がった。日本を紹介する映像を投影するプロジェクションマッピングで、「クリスマス市場」でにぎわう教会前では24日、観衆から称賛の声が上がった。今年がベルギーと日本の国交樹立150年に当たるのを祝い、日本大使館などが1年間行ってきた記念事業の一環。映像はベルギーの芸術家集団が制作した。

バチカン

ローマ教皇フランシスコによって24日夜、バチカンのサンピエトロ大聖堂で、クリスマスイブ恒例のミサが行われた。教皇は「爆撃を避けるため地下に隠れ、移民でいっぱいになった船に乗る」子どもたちがいると指摘。各地の紛争や難民問題が平穏な生活を奪っている現実に目を向ける大切さを訴えた。また「生まれることもできず、飢えを満たされず、手におもちゃではなく武器を持つ子どもたち」のために立ち向かう努力が必要と説いた。

パレスチナ

イエス・キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸パレスチナ暫定自治区のベツレヘムには、世界中からキリスト教の巡礼者や観光客が訪れるが、イスラエル側とを隔てる高いコンクリートの壁が建ち、住民の移動の自由が厳しく制限されている。サンタクロースにふんしたパレスチナ人などのグループが23日、イスラエルの検問所に向けてデモ行進を行い、来年で50年となるイスラエルの占領政策に抗議した。参加者らはベルを鳴らしながら「パレスチナに自由を」などと訴えたが、検問所でイスラエルの治安部隊に催涙弾などで追い払われた。

ベツレヘムにある聖カテリナ教会では、24日深夜から25日未明にかけて、恒例のクリスマスミサが行われた。聖カテリナ教会に隣接する聖誕教会の前の広場には、大きなクリスマスツリーが飾られた。2015年以降、パレスチナ人によるイスラエル人襲撃事件などが相次ぎ、観光客も激減したが、ベツレヘムは12月に巡礼・観光客12万人の訪問を見込んでいる。ホテルの客室稼働率も約90パーセントにまで回復したという。

シリア

5年以上にわたり内戦が続くシリアでは、政府軍が22日、同国第2の都市アレッポ全域を反体制派から奪還したと宣言した。現地では銃声がやみ、キリスト降誕の場面を再現する準備などが進められた。

※ この記事は、CJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。
関連タグ:クリスマスフィリピンイラクベルギーバチカンパレスチナシリアイスラム国(IS)
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