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どうしても必要なものは1つだけです 穂森幸一(60)

2016年11月4日07時33分 コラムニスト : 穂森幸一
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日本の社会は人口減少に向かっているといわれます。人口は減り続け、消滅してしまう地域があるとも報じられています。昔の日本の人口は現在の半分にも満たなかったといわれています。しかし、村のお祭りは昔のほうが盛んでした。小さな村にも活気があったように感じられます。

日本の国は何回か消滅してしまうのではないかと思われるような危機に直面しています。戦国時代がそうですし、第2次世界大戦でも壊滅的な被害を受けています。また、この国は古代から何度も飢饉に遭っています。そういう中で生き残ったことを考えれば、今日のような恵まれた状況で先が見えないというのはとても考えられません。

今日の大きなテーマの1つが「少子高齢化」です。子どもの数が減少しているから、将来の社会を背負うことは難しいといわれます。確かにそれも一理あります。もっと子どもが生まれるような環境づくりをしていくことも大切です。

しかし、現在、生まれている子どもを大切に育てる仕組みづくりが必要だと思います。新聞の紙面に出てくる子どもに関するニュースは、悲しいものが多すぎます。育児放棄、虐待、待機児童、子どもの貧困化などの問題が山積しています。社会全体で子どもを守り、育てていく環境づくりが求められています。

高齢化のニュースを見ていると、高齢者が社会のお荷物みたいに報じられているように感じるのは、高齢者のひがみでしょうか。1人暮らしの高齢者が問題であるといわれます。いざ、容体が悪化したときに通報してくれる人が誰もいないし、世話してくれる人がいないと、いざというときに困るといわれます。

グループホームの拡充を図っていくことも大切ですが、1人暮らしを好む高齢者の気持ちも尊重してあげなければいけないと思います。これだけテクノロジーが進歩していますので、小さな機器を体に装着するだけで、容体が悪化したら自動的に通報するシステムをつくればいいと思います。

高齢者は決してお荷物ではありません。十分に働きたい意思を持っている人もいます。年をとれば、老人力が上がり、若い時には見えなかったものが分かるようになったり、過去の体験やデータを生かしたりすれば、素晴らしい働きができます。

しかし、高齢者になると、筋力の衰え、耳が聞こえにくくなり、目が見えにくくなることもあります。また、とっさの判断もしにくいということもあります。だからこそロボットの活用が出てきます。筋力の弱さをカバーするロボットスーツも実現しています。

米国のカリフォルニア州では、免許を持っていない人も自動運転の車が運転できる法案が近々提案されるともいわれています。高齢者の方がパワースーツを着て、自動運転の車で配送の仕事をする時が来るかもしれません。

また、豊富な人生経験を生かして、カウンセラーもできますし、指導者としても活躍できるのではないかと思います。眼鏡に小さなカメラが付いていて、映像化してレンズに投射するものも実現しています。また、耳が聞こえにくければ、骨の振動で音を伝えるシステムは実用化も近いといわれています。

団塊の世代が75歳を越える2025年問題は、日本にパニックを生むともいわれますけれども、見方を変えればクリアできると思います。老々介護の大変さが訴えられていますが、機械化が導入できれば、解決の方法も見いだせると思います。

私が牧師になりましたときは、まだ20代でしたので、納棺とか棺を運び出すとか何の問題も感じていませんでした。私自身も体力に自信がありました。また、手伝ってくださる近所の方々も体力には自信のある方でした。

しかし、最近、葬儀の依頼が来ても、自分1人では納棺できないし、周りの方々もとてもお願いできる状況ではなく、とても不安を感じることもあります。その時に葬儀のベテランの社長に相談したら、「大丈夫ですよ。介護システムを使えば何とかなりますよ」ということでした。お風呂で使う介護ロボットを使えば、納棺もできるし、棺を動かすこともできます。もうすでに鹿児島の火葬場でも、棺を降ろしてから運んでいく作業が全て自動化されるように決まっています。

幼子も青年も高齢者も全て神の前には大切な宝です。どんな社会構成になってもお互いに尊敬し、支え合うことで生き生きとした社会が実現できるのではないかと思います。日本の社会には解決しなければならないさまざまな問題があります。何かを提案すると、予算が足りないとか人手が足りないということがいわれます。本当に必要なものは、神様が与えられる知恵ではないかと思います。

「さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村に入られると、マルタという女が喜んで家にお迎えした。彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。ところが、マルタは、いろいろともてなしのために気が落ち着かず、みもとに来て言った。『主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、妹におっしゃってください。』主は答えて言われた。『マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません』」(ルカ10:38~42)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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