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慰めを分かち合う使命 穂森幸一(59)

2016年10月28日03時44分 コラムニスト : 穂森幸一
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仕事や体力が順調な時は勢いよく前進できますが、思うように仕事の発注が来ないとか、体の調子がどうもよくないという時は、落ち込んでしまうことがあります。そういう時に、町工場で宇宙ロケットを造っている植松努氏の講演を聞く機会が与えられました。植松氏は次のようなことを話しておられました。

「微力だけど無力じゃない。ゼロじゃない。微力だから、学べばいい。経験すればいい。微力だから力を合わせたらいい。微力だけど、無力じゃない。いまの苦しみが、それにあらがう努力。悩み、苦しみ、迷い、何にもならない日々が。
いつか同じ目にあう人を助ける日がくる。必ず、誰かを助けられる日がくる。
だから、人間を嫌いにならないで、人間をあきらめないで」

 

(この文章は植松氏のSNSのページから引用しました)

私は冠婚葬祭による新しいキリスト教の分野を開拓したいと思い、結婚式場でのチャペル結婚式に積極的に参加しました。また、結婚式だけではなく、キリスト教葬儀によって人々にアプローチし、伝道の場にしたいと願い、会社を設立し、法人化しました。多くの賛同が得られると思ったら、逆風に苦しみました。「牧師のくせに商業化に走って、教会を汚している」という厳しい意見もありました。

しかし、「キリスト教の働きに新しい視点が加わりました」とか、「冠婚葬祭は社会貢献のいい機会です」と励ましの言葉を掛け、協力し、支えてくださる方も少なくありません。

最初は専用のチャペルを建てるとか、意気込んでいたのですが、思うように成果が上げられずに、もがいていました。そういうときに、植松氏の講演を聞く機会がありましたので、とても心に響きました。そして、使徒パウロがコリントの教会に送った御言葉を思い出しました。

「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。それは、私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです」(Ⅱコリント1:4、5)

人生には無駄は1つもないと思います。自分の目には成果がなく、何にもならない日々が続いているように見えても、神の側からは、意味のあるとても大切な時なのではないかと思います。

ある経営者の集まりで、最近調子よく店舗拡大を続け、客足も伸びているチェーン店の経営者が2人で話をしていました。「赤字経営というのは、レッドカードだ。社会から退場を迫られている」と笑いながら話していました。大変常識があり、理性的な意見かもしれませんが、私は、諦めないで前進することも1つの選択だと思います。

ある経営カウンセラーは、「経営には必ず山と谷があります。谷ばかり続いて道は閉ざされているようでも、辛抱していると光が見えます。ちょっとしたきっかけで大きくV字回復することがあります。大切なことは途中で投げ出さないことと、最初の理念を忘れないことです」と語っていました。

どんな苦境に陥っても、自分の理念と信念を信じ、スマイルを持ち続けることで状況は好転するといわれます。無理にでも口角を上げて笑顔をつくり出すことが求められています。笑顔にはお客様を惹(ひ)きつける魅力があるそうです。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(Ⅰテサロニケ5:16~18)

「あなたは何をしているんですか。何も成果がないですよ。あなたのやっていることは無駄ですよ。意味がありませんよ。あなたには運がなかったんですよ。失敗を素直に認めて何か行動を起こしなさい」というふうに敵対する人から言われたら、注意しなければなりません。これは神の声ではありません。神は聖書の御言葉を通じて語ってくださいます。どんなに理路整然としていても、聖書に反することは聞いてはならないのです。

全てのことに感謝することで道が開かれると語った人がいます。「今、お金が足りないことを感謝します。思うようにお客様が集まらないことを感謝します。経営がうまくいかないことを感謝します」と、感謝できないと思うことでも感謝することが大切です。

アフリカの奥地を旅行した人から、ライオンの狩りについて聞いたことがあります。若いライオンは走って行って獲物を捕らえることができますが、年老いたライオンは思うように走れなくなります。この年老いたライオンも狩りに参加できるそうです。獲物が隠れている藪(やぶ)に近づき、吠えるのだそうです。

年老いたライオンの叫びを聞いた小動物はびっくりして隠れ家から飛び出すそうです。そうすると、若いライオンが待ち構えていて捕獲してしまうのです。私たちの周りで響く叫び声に惑わされてはいけないのです。おびえて飛び出した瞬間に攻撃を受けてしまいます。忍耐し、信じて待つことも大切なのです。

ある経営者は、「自分の人生に失敗はありません。全ての失敗をデータの蓄積だと思っています」と語っています。うまくいかなかったことも、心が折れそうになったことも、全て他の人を励ますデータとなることを思えば、全てのことを感謝できます。

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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