Skip to main content
2025年9月14日08時16分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

慰めを分かち合う使命 穂森幸一(59)

2016年10月28日03時44分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

仕事や体力が順調な時は勢いよく前進できますが、思うように仕事の発注が来ないとか、体の調子がどうもよくないという時は、落ち込んでしまうことがあります。そういう時に、町工場で宇宙ロケットを造っている植松努氏の講演を聞く機会が与えられました。植松氏は次のようなことを話しておられました。

「微力だけど無力じゃない。ゼロじゃない。微力だから、学べばいい。経験すればいい。微力だから力を合わせたらいい。微力だけど、無力じゃない。いまの苦しみが、それにあらがう努力。悩み、苦しみ、迷い、何にもならない日々が。
いつか同じ目にあう人を助ける日がくる。必ず、誰かを助けられる日がくる。
だから、人間を嫌いにならないで、人間をあきらめないで」

 

(この文章は植松氏のSNSのページから引用しました)

私は冠婚葬祭による新しいキリスト教の分野を開拓したいと思い、結婚式場でのチャペル結婚式に積極的に参加しました。また、結婚式だけではなく、キリスト教葬儀によって人々にアプローチし、伝道の場にしたいと願い、会社を設立し、法人化しました。多くの賛同が得られると思ったら、逆風に苦しみました。「牧師のくせに商業化に走って、教会を汚している」という厳しい意見もありました。

しかし、「キリスト教の働きに新しい視点が加わりました」とか、「冠婚葬祭は社会貢献のいい機会です」と励ましの言葉を掛け、協力し、支えてくださる方も少なくありません。

最初は専用のチャペルを建てるとか、意気込んでいたのですが、思うように成果が上げられずに、もがいていました。そういうときに、植松氏の講演を聞く機会がありましたので、とても心に響きました。そして、使徒パウロがコリントの教会に送った御言葉を思い出しました。

「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。それは、私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです」(Ⅱコリント1:4、5)

人生には無駄は1つもないと思います。自分の目には成果がなく、何にもならない日々が続いているように見えても、神の側からは、意味のあるとても大切な時なのではないかと思います。

ある経営者の集まりで、最近調子よく店舗拡大を続け、客足も伸びているチェーン店の経営者が2人で話をしていました。「赤字経営というのは、レッドカードだ。社会から退場を迫られている」と笑いながら話していました。大変常識があり、理性的な意見かもしれませんが、私は、諦めないで前進することも1つの選択だと思います。

ある経営カウンセラーは、「経営には必ず山と谷があります。谷ばかり続いて道は閉ざされているようでも、辛抱していると光が見えます。ちょっとしたきっかけで大きくV字回復することがあります。大切なことは途中で投げ出さないことと、最初の理念を忘れないことです」と語っていました。

どんな苦境に陥っても、自分の理念と信念を信じ、スマイルを持ち続けることで状況は好転するといわれます。無理にでも口角を上げて笑顔をつくり出すことが求められています。笑顔にはお客様を惹(ひ)きつける魅力があるそうです。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(Ⅰテサロニケ5:16~18)

「あなたは何をしているんですか。何も成果がないですよ。あなたのやっていることは無駄ですよ。意味がありませんよ。あなたには運がなかったんですよ。失敗を素直に認めて何か行動を起こしなさい」というふうに敵対する人から言われたら、注意しなければなりません。これは神の声ではありません。神は聖書の御言葉を通じて語ってくださいます。どんなに理路整然としていても、聖書に反することは聞いてはならないのです。

全てのことに感謝することで道が開かれると語った人がいます。「今、お金が足りないことを感謝します。思うようにお客様が集まらないことを感謝します。経営がうまくいかないことを感謝します」と、感謝できないと思うことでも感謝することが大切です。

アフリカの奥地を旅行した人から、ライオンの狩りについて聞いたことがあります。若いライオンは走って行って獲物を捕らえることができますが、年老いたライオンは思うように走れなくなります。この年老いたライオンも狩りに参加できるそうです。獲物が隠れている藪(やぶ)に近づき、吠えるのだそうです。

年老いたライオンの叫びを聞いた小動物はびっくりして隠れ家から飛び出すそうです。そうすると、若いライオンが待ち構えていて捕獲してしまうのです。私たちの周りで響く叫び声に惑わされてはいけないのです。おびえて飛び出した瞬間に攻撃を受けてしまいます。忍耐し、信じて待つことも大切なのです。

ある経営者は、「自分の人生に失敗はありません。全ての失敗をデータの蓄積だと思っています」と語っています。うまくいかなかったことも、心が折れそうになったことも、全て他の人を励ますデータとなることを思えば、全てのことを感謝できます。

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 死を待つ人の家 穂森幸一(58)

  • この希望は失望に終わることはありません 穂森幸一(57)

  • 神は人をちりに帰らせます 穂森幸一(56)

  • 時が良くても悪くても宣教しなさい 穂森幸一(55)

  • 人の心から忘れ去られる苦痛 穂森幸一(54)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(243)聖書と考える「世界の果てまでイッテQ!」

  • 新しい発見 佐々木満男

  • ワールドミッションレポート(9月13日):インド リクシャに乗せて、デリーの街角へ福音を

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(11)抗黙示思想と今この時のトーブ 臼田宣弘

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.