Skip to main content
2025年11月15日12時01分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
シリア内戦

戦闘激化のアレッポで毎日7500人に食事配給 キリスト教徒とイスラム教徒に「希望」与える現地教会

2016年8月17日14時49分 翻訳者 : 山本正浩
  • ツイート
印刷
関連タグ:シリアエイド・トゥ・ザ・チャーチ・イン・ニード(ACN)カトリック教会イスラム教
戦闘激化のアレッポで毎日7500人に食事配給 キリスト教徒とイスラム教徒に「希望」与える現地教会+
ジアド・ヒラル司祭(写真:エイド・トゥー・ザ・チャーチ・イン・ニード=ACN)

アレッポのイエズス会司祭が、カトリック教会によるアレッポ残留市民への支援について語った。シリア北部の都市アレッポでは、ここ数週間の内に戦闘が激化し、多くの死者と数千人の避難民が出ている。水道や電力が遮断され、市民約200万人に影響が出ている。

反体制派がアレッポ掌握を目指し政府軍との攻防が続く中、ジアド・ヒラル司祭は、カトリックの慈善団体「エイド・トゥー・ザ・チャーチ・イン・ニード(困窮している教会への支援)」(ACN)に、「昨夜はよく眠れませんでした。一晩中、両陣営の間で砲撃や銃撃戦が続いたからです」と語った。

しかし、ヒラル氏によると、現地のカトリック教会は、アレッポにあるマリアの宣教者フランシスコ修道会の施設で、空腹な人たちに食べ物を配給しているという。配給を受けているのは多くがイスラム教徒。ヒラル氏は、「施設には大きな厨房があります。その厨房はACNやその他の団体が資金提供したもので、施設にやって来る約7500人の人たちに毎日食事を提供しています」「食事は膨大な量で、働いているのはイスラム教徒とキリスト教徒のチームです。この食事によって養われている人の多くは、イスラム教徒です」と言う。

アレッポは依然として包囲状態にあるものの、カトリック教会では結婚式や洗礼式、毎日のミサが行われており、ヒラル氏は「希望」があると言う。「一面では明るい状況とは言えません。悲しい状況です。しかしもう一面としては、現地のカトリック教会が活動しており、キリスト教団体を中心として、人々が救済活動をしています。その人たちは希望のしるしです。現地において、私たちの使命は重要です」

「深夜から朝にかけては街中が真っ暗で、人々の活動は全くありません」。電力供給は極めて限定的で、発電機を使っても、供給できるのは1日2時間以下だという。「電力がないので、熱源がありません。また多くの人は、仕事に行くことができません。街が2つの区域に分断されているからです。反体制側と政府側です。民衆はこの2つ区域間を行き来できません」「両区間を行き来できないため、仕事に行くことができない人が大勢います。そういう人たちは失業したり、住む所を失ったりした」

ヒラル氏は、2万7千〜3万人のキリスト教徒がアレッポを出たとみている。この数字は、戦闘が始まる前にアレッポにいたキリスト教徒の約6割に相当する。残留している人たちは貧しく、仕事に就ける見込みもない。

「私は、あるカトリック教徒の一家に出会いました。一家の子どもたち3人は、レストランで働いています。1人は7歳か8歳、もう1人は10歳、3人目は14歳です」「その子たちの父親は死にました。どのような事情で亡くなったかは分かりません。母親も(レストランで)働いています。レストランのオーナーが、私にこう言いました。『この働いている子たちを見てください。私はこの子たちを断れませんでした。今は夏休みなので、母親の手伝いをしているのです。胸が詰まる思いでした』と」

ヒラル氏はまた、こう付け加えた。「シリアの人々、特にアレッポの人々に必要なのは、生活を続けるための安全と支援です。状況が困難だからです。(中略)数日前、教皇フランシスコが重要なことを語られました。『若者もお年寄りも、情熱を持ってこの「いつくしみの特別聖年」を生活し、無関心に打ち勝ってくださるようお願いします。まず初めに、シリアの平和は実現可能であると宣言してください。シリアの平和は実現可能です』と。シリアの平和が実現可能だという宣言は、私たちの心の叫びです。それが私たちにとっての唯一の希望です」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:シリアエイド・トゥ・ザ・チャーチ・イン・ニード(ACN)カトリック教会イスラム教
  • ツイート

関連記事

  • 「僕を助けに来て」 シリアの子どもたち、ポケモンの絵掲げて世界に懇願

  • 僕がシリアでイスラム戦士になった理由 「イスラム過激派」を経験して

  • 「かろうじて爪の先で引っかかっている」シリア正教会の司祭がキリスト教徒の中東からの脱出を語る

  • シリアのキリスト教徒のうち3分の2が内戦のために去ったとカルデア人カトリック司教が指摘

  • 「神は眠る教会を起こしている」 シリアで空前の数の人々がキリスト教徒になる

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • ワールドミッションレポート(11月14日):ブラジル 世界最大のカトリック国で起きている劇的な地殻変動(5)

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(7)神様のご計画が明確になったとき 加治太郎

  • 花嫁(37)鉄塔と母 星野ひかり

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 神の見えざる御手 佐々木満男

  • 超自然的現象と科学(13)アガペーを持続させる火「ドード」 愛多妥直喜

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.