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イエス受洗の地から地雷撤去を 英国の慈善団体がアピール

2016年5月19日11時47分 翻訳者 : 木下優紀
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関連タグ:英国カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーイスラエルヨルダン
イエス受洗の地から地雷撤去を 英国の慈善団体がアピール+
イエスが洗礼者ヨハネによって洗礼を受けた場所と考えられているヨルダン川のほとりで洗礼式に臨む人々(写真:udi Steinwell)

英国のある慈善団体が、キリスト教の最も聖なる遺跡の一つ、ヨルダン川西岸のエリコに近いカスル・エル・ヤフドにある教会付近に敷設された千個以上の地雷撤去を支援するため、約300万英ポンド(約4億7千万円)を提供するとアピールしている。

地雷撤去専門の慈善団体「ヘイロー・トラスト」の最高責任者ジェームズ・コーワン氏はBBCの取材に、「私たちの目的は、ここのキリスト教徒のコミュニティー、七つの教派、イスラエル人、パレスチナ人を支援し、全ての人のためにこの遺跡を整備することです。私は、この作業がここではすぐに意味を持つものになること、またその意義はさらに広く世界中にあることを信じています」と述べた。

この遺跡はヨルダン川のほとりにあり、マタイによる福音書3章に記述されている、イエスが洗礼者ヨハネによって洗礼を受けた場所であると考えられている。

毎年30万人以上の巡礼者がここを訪れ、多くの洗礼式が持たれる。その付近には古代のキリスト教の教派が千年以上前に建築した教会が複数あるが、教会のある136エーカー(約55万平方メートル)の土地が1967年に起きた第3次中東戦争の際に埋設された爆発物に囲まれているために、使用できない状況が現在でも続いている。

戦争後その遺跡は閉鎖されたが、洗礼が行われた場所は2011年に再開された。遺跡の一部はいまだ使用できない。

イスラエル民政局(Israeli Civil Administration)とイスラエル観光省の監修による修復作業が開始されており、全ての地雷を撤去するには、最長20カ月かかる予定だ。その目的は、国立公園としての認定を受け、訪問を希望する人が皆安全に訪問できるようになることだ。

ヘイロー・トラストは、イスラエルとパレスチナの両政府と、八つ全てのキリスト教の教派からその遺跡の地雷撤去を開始する認可を受けている。イスラエル地雷対策局は、ヨルダン川西岸の他の場所での地雷撤去プロジェクトが成功したのを受け、トラストに連絡をとった。

カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏は、「キリストが洗礼を受けた伝統の地が、戦争の余波によって今も傷を受けていることに非常に痛みを覚えます。この土地を再び安全にするために、ヘイロー・トラストは、深い断絶に苦しむ地域に希望のシンボルをもたらそうとしています」

「イエス・キリストの福音の核心は和解のメッセージであり、地域がこれらの断絶を克服するのを助けるヘイロー・トラストの働きは示唆に富んでいます。この土地が、平和的な祈りと礼拝の場として地元の教会が利用するために返還されるのを、誰もが見たいと願っています。ヘイロー・トラストは、このビジョンを現実のものとするために、断絶の橋渡しをしようと働き掛けています」と語った。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:英国カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーイスラエルヨルダン
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