東ローマ帝国時代の建物で現存する最後の教会、生き残りのために闘う

2016年2月16日14時14分 翻訳者 : 木下優紀 印刷
関連タグ:トルコ
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聖クレメント正教会と同じく東ローマ帝国時代の建設を起源とするイスタンブールのアヤソフィア(写真:t-mizo)

トルコのアンカラにある、東ローマ帝国時代の建物で現存する最後の教会が、人口過密の都市部が拡大し続ける中でその生存をかけて闘っている。

少なくとも千年以上前に建築された聖クレメント正教会は現在荒廃しており、オフィスが多く建つその地域の中で消し去られようとしている。文化的、歴史的に重要にもかかわらず、この教会を訪れるには所有者の許可が必要で、オフィス棟の非常階段を下りるしか方法がない。

この教会は、1980年4月12日に「不動産遺跡保存運動最高会議(GEEAYK)」に登録されたにもかかわらず、管理がなされていないために、現在は存続の危機にある。

4世紀から9世紀の間に建築されたと考えられているその教会で現存しているのは、壁の内装と大理石のブロックだけだ。オスマン帝国のムラト2世の治世下で、聖クレメント正教会はモスクとイスラム教の宗教学校に改築された。しかし、この二つの建物は1917年に全焼し、その名残しか残っていない。

聖クレメントは、283年にアンカラで生まれた主教だった。彼は現在のトルコに当たる地域でキリスト教を広め、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの治世下の303年、ローマ帝国のキリスト教弾圧のために殉教した。

のちに正教会によって聖人とされた聖クレメントの名をとった教会が、東ローマ帝国時代に建築された。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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