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東日本大震災(3・11)原発

あの日を忘れない 汚染を視覚化する「放射線像・写真展」首都圏リレー

2016年3月11日23時30分
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関連タグ:東日本大震災原発
あの日を忘れない 放射能汚染を視覚化する「放射線像・写真展」首都圏リレー+
首都圏の4会場で開催される「放射線像・写真展」

2011年3月11日に日本を襲った未曾有の大災害から5年が過ぎた。被災した地域では、ハード面での復興が着々と進み、巨大な防波堤の建設、崖や山を削った避難路の確保、津波の被害に遭った建物が新しいものへと建て替えられていく様子に、一筋の希望を見いだす人も少なくないだろう。

しかし、震災後に起きた福島原発事故は、今もなお私たちの生活を脅かしている。震災の記憶が徐々に薄れていく中、放射能汚染問題に真剣に取り組む母親たちがいた。5月から6月にかけて予定されている「放射線像・写真展」首都圏リレー。神奈川、埼玉、東京、千葉の各地を巡って開催される写真展だ。これを企画しているのは、各地に住む子を持つ母親たちだった。その中の一人、清野かおりさんに話を聞いた。

清野さんが育ったのは、大阪府岸和田市。両親はクリスチャンではなかったが、幼い頃から漠然と神様に祈っていたという清野さんは、小学生の時に、学校のすぐ近くにあった教会へと足を運んだ。それ以来、日曜日に教会学校へ行くことが日課だったという。

その頃、原発の話をなんとなく教会にいた大人に聞いた。幼い頃の清野さんは「原発があるから、日本の電力供給は安定している。原発は日本にとって必要なものなのだ」と思っていた。

「今から考えれば、原発推進派の方のお話だったのだと思います」と清野さんは話す。高校生の時に、岸和田の教会で受洗。その後も意欲的に教会生活を送り、教会学校の教師などもしていたという。社会人になってからは、教会から遠ざかることもあり、「不良クリスチャンになってしまい、心苦しい」と胸のうちを明かした。

やがて、結婚、出産をし、子育てをする日々が始まった。政治や世の中の動きに興味はあったものの、これといった意思を表すでもなく、選挙は「とりあえず」投票する程度。しかし、2011年3月。清野さんの意識が大きく変わることになる。

あの日を忘れない 放射能汚染を視覚化する「放射線像・写真展」首都圏リレー
前回の写真展の様子。「多くのお母さんに写真展を見てほしい」と清野さんは訴える。

自宅のある横浜市は、揺れはしたものの、大きな被害はなかった。清野さんは当時、PTAの仕事で小学校にいた。その5日後には、長女の卒業式を控えていた。

卒業式も終わり、毎日流れるニュースに不安を抱きながらも、どうすることもできず月日が流れていった。しかし、頭のどこかで「放射能汚染の問題って、いったいどうなったの?」といつも考えていたという。

2年前に知り合った友人たちの中には、放射能汚染について詳しく調べ上げ、食卓にも気を使っている母親がたくさんいた。清野さんも、チェルノブイリ原発事故や今回の原発事故に関する書物を読み、次第に関心を持つようになった。

一番気にしていたのは「子どもたちへの影響」だという。これから大きくなり、結婚をして、子どもを産むであろう2人の娘たちの体への影響を考えていた。

そんな時にインターネットで見つけたのが、都内で行われていた「放射線像・写真展」だった。これは「オートラジオグラフィー」という手法を用い、放射能汚染を可視化するプロジェクトに取り組んでいる東京大学名誉教授の森敏氏と、写真家の加賀谷雅道氏によって撮影された写真を展示するというものだった。

しかし、清野さんは、時間の折り合いがつかず、この写真展を見ることはなかった。代わりに同展を写真集として発売されていることを知り、それを購入。衝撃を受けた。

これを「写真展で見てみたい」と思ったが、待っていても、その展示が東京や横浜へ来ることはなかった。「それならば・・・」と思い立ったのが、仲間を集めて、自主開催することだった。

あの日を忘れない 放射能汚染を視覚化する「放射線像・写真展」首都圏リレー
清野かおりさん(写真左)と実行委員の飯野紀子さん(同右)

「とにかく、多くの人々、特に子育て中のお母さんたちには見てほしい。私たちは、福島や近隣の地域の農家を苦しめようとしているのではない。もちろん、彼らのことは祈っているし、応援もしている。しかし、政府が『大丈夫』と言っている野菜、米、魚は本当に大丈夫なのか。私たちは、自分の目で確かめないと、それを愛する子どもたちに食べさせるわけにはいかない」と清野さんは話す。

展示では、横浜市内の一般家庭の空気清浄機のフィルターをオートジオグラフィーによって撮影した写真も展示される。「しっかりと、放射能が付着している様子をご覧いただけると思う」と話す。

こうした写真、約30点が展示される同展は、入場無料。「入場無料にこだわったのは、多くの人々に見ていただきたいからこそ。あの事故を『なかったこと』にはできない現実が私たちの目の前にある。私たち母親は、今も不安に思いながら野菜や米を買い、毎日食卓の準備をしている。その理由が『これ』だというのを見ていただきたい」とのこと。

同展にかかる場所代などの費用は現在、実行委員となっている母親らが立て替えている。クラウドファンディングで資金の調達を目指している。詳しくはホームページまたはフェイスブックページ。

■ 「放射線像・写真展」首都圏リレー日程

神奈川(横浜)
5月20日(金)~5月22日(日) 会場:かなっくホールギャラリー

埼玉(蕨)
6月3日(金)~6月5日(日) 会場:スギタホール

東京(久我山)
6月10日(金)~12日(日) 会場:ギャラリー「アクロス」

千葉(本八幡)
6月17日(金)~19日(日) 会場:ギャラリー「空」

関連タグ:東日本大震災原発
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